『Simply』 Life.

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さりげなく光。そんな人生が送れたら…。

●お引越し?

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・Fuji Barracuda (Color:Frosty White)

  kushi






  sseh




ここ数年で弛みきった身体に喝をいれるため

近所の林道をホームコースとしてトレーニング中。


Amebaでブログを始めよう!
ほぼジャケ買い(笑)

NIKE好きは
過去にも触れた通り。

手術前に本屋に立ち寄り
ビジネス書売り場で
目を奪われ即買い。

読み切った。


『NIKE』創業者
フィル・ナイト氏の伝記。
話はNIKEの前身でもある
『ブルーリボンスポーツ』から
『NIKE』を立ち上げる話。

日本の企業が
大きく絡んでいたのは
知らなかった。

また、NIKEが好きになった。


やる気が下がった時に
また読もう。

いじょ。

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あれからひと月。

結局、専門医に見てもらうと
『心室頻拍』との診断だった。

正常な心電に対し、
何らか発生してしまっている異常心電が、
最悪の場合、『心房細動』を引き起こし
死に至る…。

マラソン大会で良く聞く話だ。

病院へ出向く前のライドの
心拍のグラフを見ても200bpmを超え、
明らかに心拍数が飛んでいる部分がある。

負荷を掛けて運動をし続けていたが
良くぞこの状況を引き起こさずに
動いてくれていたと心の底から思う。


診察。

診察とホルター心電図の内容を聞いた後
 ①一生薬を飲みながら頻拍を抑えてしまう(根治なし)
 ②カテーテル・アブレーション(根治の可能性あり)
この2択を考えて欲しいと言われたが
心は決まっていた。

カテーテル・アブレーションは
2泊3日の入院で済む。
ただ、人生初の手術…
男だけど…心の準備が必要だった。


普段からめまいと立ち眩みがあり
合わせて細動にも気付くようになったため
安静第一との事で、12月初旬から会社を休み
家でじっとしていた。

ついつい、いつものペースで動こうとする僕を
制止してくれる妻。

妻も本当に気をつかってくれた。

動かすことの出来ない身体がもどかしい。

それ以来、大好きだった自転車も
入団したばかりの自転車競技チームも
自転車関連のSNS/通知も
全て見ないようにしている自分がいた。

くやしい気持ち…。

何だか自転車が遠い存在に感じる。


両親が、はるばる九州から心配で飛んできた。

新築のお披露目がこんな形で実現するとは
夢にも思っていなかったが…。


そんな悶々とした日々を入院までは過ごした。



12月12日、入院日当日。

10時には入院手続きを済ませる事となっていた。

相部屋に入り荷物を出す。

ベット上の天井を仰ぎ見ながら…
今日はこの天井を見ながら眠れない夜を
過ごすんだろうなと。

人生2回目の入院。
人生初の手術。
そして、人生初の剃毛(笑)


担当医から今回手術内容について説明を受ける。
首の付け根から1か所と足の付け根から3か所に
カテーテルを入れ心臓へアプローチする、というもの。

全く想像が出来ない…。

主治医は合併症についても淡々と続ける…
 心タンポナーデ
 心房ブロック(正常な心電まで焼き切る可能性があること)
 血栓塞栓症
 血管損傷
 ペースメーカーが…
不安と恐怖しか生まれない。

部屋に戻り、家族が帰った後は
好きなNike創設者の自伝小説を読みながら
消灯までの時間を過ごした。


やってきた夜は…
想像していた以上に長かった。





翌日。

この日の2件目とのことで昼前後から
準備するというもの。

朝食の味も良く分からない。

時間が過ぎるのが遅く感じる。
こうなれば早い方が諦めも付くというのに。
不安だけが頭を右左する。




11時半。呼ばれた。

方針上、尿管を入れるとの事だったが
上手く入らなかったため
尿管なしで挑むとのことだった。
(これが一番痛かったか??)

車いすに乗せられて。

処置室まで進む道のりが冷たく暗く感じた。

家族と別れ中へ入ると…
想像していた水色の手術室ではなかった。

最新設備が備わり壁も白い。
音楽?…ミスチルが流れている。
先生たちの雰囲気も明るい。

内心ほっとしながらも、手術台に乗る。

まな板の鯉とはまさにこの事か。
身体が動かないように固定し
首、足の付け根に麻酔を打たれる。

気分的に全身麻酔の方が楽だが
心臓の動きも一緒に穏やかになるため
部分麻酔により意識ある状態で行う。

足の付け根の麻酔が甘く、
強い痛みを感じたため
麻酔を追加してもらう。

管とワイヤーが入ってくる感覚が
振動を通じて伝わる。

血管が破れないか不安が襲う。

忘れるためにミスチルに耳を傾ける…
Hero…いい歌だなぁ…思わず涙が出るも
動けない。

20分くらい経っただろうか。

カテーテルが心臓へ達したとのことで
いよいよ頻脈を起こしている部分の特定に入る。

医師が指示するように電圧により心臓が操作される。

ドンっという胸元への圧迫感を感じる。
頻脈を促進する点滴や造影剤の投与。
色々なものが身体に入ってくる感覚は妙だった。

主治医から声が掛かる。
部位を特定したため焼灼するという。

数十秒・数回に分け、
電圧を掛け焼灼が始まる。

胸元がじわじわ熱くなり
ぱんぱんに腫れて痛んでいる感覚が襲う。

我慢出来ないレベルではないが
明らかに痛みを感じる。

何度繰り返しただろうか…。

頻脈促進剤を入れ20分ほど様子を見る。

心臓の動きを感じる。
でも明らかに正しい心音。
治っている感覚に安堵しながら
その時間を待った。



終わった…。

カテーテルを抜く。
ワイヤーの網目を感じる振動が続く…。
その長さを感じずにはいられなかった。
管を抜く際に痛みが走る。

身体を拘束していたものが外れると
更なる安堵を感じた。

よくやった…俺。


ストレッチャーに乗せられ
妻の顔、両親の顔を見た瞬間
安堵感から思わず涙が溢れた。

それを妻に拭ってもらった。

術後6時間は安静が必要。

その夜の天井は
前の日とは異なるものだった。


無事手術も終わり退院。

短い様で長い日々が続いたが
術後3日でようやく落ち着きを
取り戻しつつある。

いじょ。

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運動禁止のドクターストップ。


ここ数日、2週間後に控えた

ヒルクライムレースを目標に

体重を5kg程絞っていた。


席を立つ際『貧血???』と思う

軽いめまいがあった。


気になったのでかかりつけの医者へ行って

採血検査をお願いした。


ところが数値には何の異常も見られない。


心電図を取ってもらうと

少し不整脈が出ていた。

せっかくの機会だからホルター心電図で

改めて丸一日の心臓の動きを

追いかけてもらうことに。



数日後。

一本の留守電が携帯に残っていた。

特に気にもかけず、

いつものように走って家に帰り

改めて留守電を聞いてみる。


『とにかく激しい運動を中止すること』

との言葉が残っていた。



次の日。

電話の内容の詳細が気掛かりで

とにかく医者に向かう。


仕事後という事もあり、

自分がその日最後の患者だった。

なんとなく不安がよぎる…。


診察室に呼ばれ診断を聞く。

『ほんと死ななくて良かった!』

思わずそんなに悪いのかと問う。


昼休憩上がりと、ランニング中に

激しい心電図の揺れ。


通常の心拍と異常な揺れが重なると

心臓が止まるらしい。

どうやら、これが良くないとのこと。


とにかく、

大きな病院で精密検査が必要なよう。



診察も終わり、

誰もいない病院の外で自転車と向き合う。

何とも言えない。

胸がぽっかり空いたような感覚。


普段から、ランとローラーで

毎日体を動かしてきた。

急にその一切を取り上げられてしまった。


そう思うと

一生運動は出来ないのか
という不安が

急に心を支配してくる。


とにかく安静。

体が第一な事くらい百も承知。

でもあまりにも急だ。

心の準備も出来ていない。


その後。

急に暴発寸前の爆弾を持たされたような

不安が襲う。


死と隣り合わせとは

こういうことを言うのだろうか。

何かに押しつぶされそうな不安。

ここ数日。夜が怖い。


いじょ。


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あっという間に1週間が経った。
備忘録として残しておく。



2017.9.10(日)快晴。
我ながらあっぱれの晴れ男っぷり(?)

初の単独本気レースでもあり
とりあえず今年は
ここを目標としてやってきた。
人生初のヒルクライムレースに
高まる気持ちと程良い緊張感が
心拍を押し上げる。
…ふと前週のチャリ仲間との
試走を思い出した。
平均ケイデンスは90。
初めて走った割には
思いのほか良いイメージで登れた。


高ぶる気持ちがケイデンスを
押し上げることで、どこまで
自分の脚がもってくれるか。。
マイペースを維持出来るか。。


今年は例年と異なり1分差毎の
タイムトライアル形式でスタート
との事。

2人前の選手2名が不参加だったため
1人抜けば、ある意味クリアラップを
確保でき自分のペースに持って行きやすい。

スタートラインに立つ。
カウントダウンが始まる。
「…3…2…1…スタート!」
クリートをはめて
いつものペースで回す。
…平常心…平常心…。

目論見通り1人追い抜き
自分のペースを作る。

気持ち的に余裕が出てきたので
ケイデンス100維持で回してみる。
コースにも合っていたらしく
ちゃんと脚もついてくる。。

半分を超えたあたりで1人、
また1人とトータル4人をパス。

沿道で声援をくれる方々に挨拶も出来る。
景色に目をやる余裕もある。
この日は比較的調子が良いらしい。


後半。
斜度が上がり始める。
ダンシングを織り交ぜながら
疲労を分散。

目線は前。

顔をつたってくる汗が目にしみる。

イメージしていた下り区間が
少し…遠く感じ始めた。

疲労して来たのだろう。
いつもの手のしびれも出て来た。
血液供給が間に合ってないのだろうか。
ハンドルから手を離し、振る。

再びハンドルを握り
ダンシングを始める。

繰り返すブラインドコーナー。

心を折らない様「次で終わりかも…」
と思わない様にする。


ようやく下り区間が見えて来た。

ルール上、下り区間は追い抜き不可。
ペダリングをやめ、スピードを落とす。
本当は体が冷えない様回したかったが
そこは我慢。

ゴールはもう一山登ったところ…。

再び登坂区間が来た。
斜度表記は10%を超えている。
ここでこの斜度か…分かってはいたが
自然と笑みが出た。

ゴール前にはカメラマンが数名いる。
意識したかどうかは定かではないが
結局もがく事なくゴール。

自己記録を更新した。
タイムは…。


自分の立ち位置を知るために参加したが
やはり上には上がいる。

悔しい。

バネにして乗り越える…
そう心に決めた
初のヒルクライムレースだった。
何も勝ち続けることが出来なかった
最後のジャンケン大会含めて…(笑)

いじょ。

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