今回初めて富士総合火力演習を視察させて頂きました。
本演習は陸上自衛隊の最大規模の演習で、日本で一般公開されている唯一の実弾射撃訓練です。
隊員の教育と訓練が最大の目的ですが、同時に国民にも観て頂くことによって、自衛隊への理解と協賛を促す趣旨もあります。



プログラムは2部構成で、前半は実弾発射を通しての陸上自衛隊主要装備の紹介、後半は島嶼部に対する武力攻撃への対応となっていました。












幸いにも隣の席が自民党の石破幹事長、その後ろの席が参議院議員佐藤正久さん(元イラク先遣隊長)だった為、お二人の解説を聞きながら演習を見ることができて、大変勉強になりました。





「陸幕長のご挨拶。中央が小野寺防衛大臣」






「これからも宜しくお願い致します!」




演習の後は岩田陸幕長の主催で、富士駐屯地にて懇親会が開催されました。
私は多くの自衛官とお話をして、各装備の説明から、国を守るにあたっての心意気まで色々とお話を伺う事が出来ました。



議員会館を6:50に出発して、戻ったのが20:15(途中、事故渋滞)と長丁場の一日でしたが、自衛隊の力を再認識する上で、そして現場で頑張って頂いている自衛官の方々とのコミュニケーションを取る上でも、とても有意義な時間を過ごすことができました。



一つだけ厳しい事を言わせて頂くとすれば、来年は実弾発射で100発100中を達成してもらいたいと思います。前述した「訓練」「理解」以外に、本演習にもう一つ目的があるとしたら、日本にとって脅威となりうる国々へ自衛隊の精度の高さを「見せつける」事だと思います。視界が悪いなか、もしくはスラロームを展開する中で的を正確に射るのは至難の業だと理解しています(演習の総責任者、山中団長から発射システムについて色々と伺いました)。しかし、それを乗り越えて、的にすべて当ててこその90式戦車や10式戦車ではないでしょうか。それが正しく抑止力に繋がるのです。



東アジアの安全環境が厳しさを増す中、実戦に近い演習やシミュレーションを行う事は本当に大切だと思います。これからも厳しい訓練を乗り越えて、ぜひ日本のために頑張って頂きたいと思います!