中学受験  算数苦手・12月模試20%からの『逆転合格ナビ』 -2ページ目

中学受験  算数苦手・12月模試20%からの『逆転合格ナビ』

中学受験はもはや「子育て」ではなく「プロジェクト」。逆転合格は「起きるもの」ではなく「起こすもの」。 母でもできる、母だからこそできる、今日から取り組める、具体的な提案をしています。


偏差値・塾・志望校・受験ストレスの悩み解決から、

模試・ノート分析・タイプ分析による

我が子にあった勉強法・声かけのコツまで、

受験生母のために、母親目線から

オーダーメイドの受験アシスト術をお伝えする

中学受験110番!

 * * * * * * * * * *

こんにちは。

中学受験 

お母さんのためのパーソナルコーチ

上原うた子です。


前回、

塾の授業についていけていない場合は、

「基礎固め」を優先しましょう、

というお話しをしました。

もったいぶって、

「そのやり方は、次回お話しします」

などと書いたので、

どんなにすごい秘策があるのかと、

心待ちにされていたら申し訳ないのですが、


やるものは、なんのことはない、

どの塾でも たぶんあるはずの、

「基本問題集」です・・・。
(このお話は、算数を例に進めていきます)



「はぁ~?基本問題集なら、

もういつもやっているわ~」という方も

多いかもしれませんね。

いいですね~!

コツコツできている=
「1st ステージ」
クリアですね!




もし、

「え? 計算問題しかやっていないけど?」

という方は、なんとか、

基本問題集をする時間もひねり出してください!

特に、

「模試で、正答率50%レベルでも間違えが多い」

場合は、ぜひ やってくださいね !!

その理由は、この後じっくりお話ししましょう。



さて、話を戻します。

では、

「2nd ステージ」に向けての質問です。



基本問題集を「やっている」という方、

「つねに、

80%以上は正解していますか?」




この、
「つねに」というのが、

『基本問題ができるレベル』といえる、

1の重要ポイントなのですよ~!


なぜなら、

「基本問題ができる」ということは、

それ自体が 『ゴール』 ではないからです。



基本問題は 『道具』 なのです!

『九九』をイメージしてください。

九九は、

それ自体を「スラスラ言えること」が

最終目的ではありませんよね。

九九につまずくレベルでは、

算数の問題を解くのに困るわけです。


受験において、

「基本問題がつねにできる」とは、

「九九がつねにできる」と同じレベルだと

思って下さい。


もちろん、80%で十分なわけではありません。

これを、85%、90%、95%・・・と

あげるにしたがって、

合格率や受験可能な学校が増えていきます。



でも、
たかが基本問題集と侮るなかれ。

限られた時間の中で、

また、それぞれに苦手な単元がある中で、

この「%」をあげていくのは、結構大変です。

ですから、まずは80%をめざしてください。




さらにもったいぶって、次回に続きますが(笑)、

それだけ、

基本問題の重要性を

しっかり理解したうえで取り組むことが
必要なのだと思ってください。


・・・なぜなら、これは、

お母さんの協力なしには、

到底できないこと

だからなのですよ・・・。


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こんにちは。

中学受験
お母さんのためのパーソナルコーチ

上原うた子です。


4月も半ばを過ぎ、

そろそろ新学期のバタバタも

おさまってきている頃でしょうか。



ところで、

受験勉強の方はどうですか?

塾の授業時間も増え、

内容も、応用的・実戦的になって

きていると思いますが、

お子さんの様子はどうでしょう?


ついていけていますか?


ただただ

授業を受けに行っている状態に

なっていませんか?


直接 お子さん本人に

感触を聞いてみるのも

いいかもしれませんね。

(注:ただし、

「ついていけていない」という返事でも、

怒らないでくださいね。)


または、

4月の模試結果をみてみましょう。



もし、

正答率50%の問題を

多く落としているようであれば、

要注意です!

そんな場合は、

塾の授業を深追いするのはやめましょう。



特に、算数に関しては、

基礎が固まっていないで受ける応用授業は、

ハッキリ言って時間の無駄です。

先生にお話しして、

復習は基本的な部分までにし、

宿題も減らしてもらうか、

免除してもらうことをお勧めします。




では、
そのひねりだした時間は

何に充てるのか?


それは、ズバリ、

「基礎固め」です!

塾の先生に理由を説明する時は、

「算数の基礎が かなり危ないので,

その地固めを夏前にしたい」

とお話ししたらいいと思います。




なんだかんだ言って、

夏休み前は まだ余裕があります。

(もしかすると今現在、

「すでにもう、余裕なんてないわよ!」

と思っていらっしゃるかもしれませんが、

これは秋以降、わかります…。)


今のうちに、

算数だけでもしっかり固めておくことが、

とても大切なのです!




…実は、

「算数から固める」というのは、

今の時期に限ったことではなく、

私がご相談を受けたほとんどのケースで、

最初にお勧めすることです。


昨年12月からスタートされた方にも、

算数の基礎固めをお願いしました。

12月からですよ!

本番のわずか2か月前からでも、です。



なぜなら、実は

算数が一番、

成果が上がりやすく、

その成果が、

はっきり結果に現われやすい

からなのです。


その効果は、本当に抜群です。

12月からスタートしたお子さんは、

1か月後の1月上旬には、

志望校別クラスで、

2ランクもクラスアップしたほどです。



…でも、そんなに効果抜群なら、

やるのが大変なんじゃないの?

と思われそうですが、

他の方法に比べれば、

全然大変ではありません。


次回はそのやり方について、

お話ししましょう。


【息子の受験体験から考えること(4)】

こんにちは。

中学受験

お母さんのためのパーソナルコーチ

上原うた子です。

 * * * * * * * * * 

前回まで、

息子の受験の時に

「母のための受験」をするかわりに、

こころがけたことが「3つ」あると
お話ししました。


3つめは、

「子どもの 『現状』 を
『スタート地点』 として
始める」


ということです。



・・・たとえば、

子どもの「やる気がない」場合、
どうしていますか?

*「もう1年切ったのよ!

  いい加減、
  受験生の自覚を持ちなさい!」と喝を入れる
  

*「志望校の写真を貼って、

  モチベーションをアップしよう!」と励ます

*「うちの子は物欲強いから『ごほうび』」で釣る
  というのもあるかもしれませんね。

 


いずれにしても、

「やる気がない」のは 『仮の姿』

「やる気がある」のが 『あるべき姿』

と考えていませんか?


「受験生なら、やる気があって当然」

「もう1年切ったのだから、やる気が生まれるはず」

というような感覚です。


・・・実は、「受験」そのものも、
子どもが自ら望んで欲しがったものでは、

ないことが多いんですよね・・・。




本当は、
「やる気」も
「受験すること」も


「選べること」「(親が)選んだこと」であって、

『あるべき姿』では決してないのに、

いつの間にか、親も子も、

「宿命」(!?)として
受け入れるべきもの のごとく、

囚われてしまっている

気がします。





一方で、

「子どもの 『現状』 を
『スタート地点』 として
始める」
という考え方の場合は、



『今 現在、やる気がない』
という状態を、

『今ある姿』として、

否定することなく「認める」

ことから始めます。


「そうか、今はやる気がないんだね」

「理解を示す」ということです。



もちろん!
親としては、そのまま、

はい そうですか、とはいけませんよね。

早くやる気を出して、

ドンドン勉強してほしいわけです()




●でも、まずは

この状態を『事実』として受けとめます。

●そして、

その事実を『スタート地点』として、

●「あるべき姿」ではなく、

(親が)あってほしいと思う姿』

になってもらうには、どうするか?

という「視点」から、考えていくのです。


●この 考えていくプロセスで、

前回お話しした、

「横にすわる(=対等な)関係)」で、

「質問する」

「聴く」

「相談する」

「話し合う」

ことが必要になるのです。





子どもの「現状」「事実」とは、

目に見えるものだけではなく、

子どもの「気持ち」「考え」
も含んでいるのです。


含む、というよりは、

「気持ち」「考え」がメインで、

それが目に見える形になったものが、

「やる気がない状態」だったり
するわけですね。



・・・もしかすると、

(親が)あってほしいと思う姿』

になってもらうために、

結局、

「志望校の写真を貼って、

モチベーションをアップしよう と励ます」

という方法を、とることになるかもしれません。



この場合、

やっている「行動」は、
「見た目」には同じです。



でも、

その行動の「元となる考え方」は
違います。

そして、

この「違い」が、

ボディーブローのように、

じわじわと効いてくるのです!






・・・なんて言っていますが、

息子の時は、
こんなことまで ちゃんとわかって

やっていたわけではありません。

とにかく、
合格GETのための、最短・最善の策を、

必死に探していただけです。


ただ、彼が、

「私にとって、『扱いにくい子ども』」

であったがことが、

逆に、

息子にとっての

「最短・最善の方法」を探し当てる

幸運につながったのでした。


そして、後になって、
これも、

「親子コミュニケーションの基本」
の1つであると 
知ったのです。





・・・今、たとえ、

お子さんが どんな状況であっても、

全然 勉強をしなかろうが!

隠れて答えを丸写しにしていようが!!

お母さんに暴言を吐こうが!!!


まずは、

●『今 現在の状態』 を、
『今 ある姿』 として、

否定することなく 「認めて」ください。


●そして、
なぜそうしたくなるのか、

話を聴いてみましょう。

話しができる状態でなかったら、

想像してみましょう。



●それから、

「一歩だけ」前に進む

には どうしたらいいかを、

話し合いましょう。

見つけましょう。



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【息子の受験体験から考えること(3)】


こんにちは。

中学受験
お母さんのためのパーソナルコーチ

上原うた子です。

 * * * * * * * * * *

前回、

息子の受験の時に

「母のための受験」をするかわりに、

心がけたことが「3つ」あるとお話ししました。


2つめは、

親の都合で「つき合ってもらっている」

と意識することでした。


この考え方には、

「え~、そこまで下手に出ることは

ないんじゃないの?」

という意見もあるかと思います。

「いくら、親主導といっても、

それは『子どものため』になるのだし・・・」

確かに、それもそうだと思います。




実は、

私の場合は、すぐ

「子どもに指示を出し、支配的になる」

という傾向があったので、

暴走しないよう、自戒の意味も込めて、

この程度に意識するくらいが、

ちょうど良かったのです。



もちろん、親として、

子どもの幸せを願って、接していました。


けれど、当時の私は、それまで、

自分があまりちゃんとしてこなかったのと、

「子どものタイプ・自分のタイプ」が

良くわかっていなかったこともあって、

本当に
「その方法がいいのかどうか」について、

しっかりした根拠が
あったわけではなかったのです。




にもかかわらず、熱くなってくると、

いつの間にか 息子に、

私自身の経験や価値観からの、

「『幸せ』の在り方」

「『必要だと思われる教育』の定義」

『理想的な子ども像』

を 押しつけてしまっていたのでした。



とりあえず、
これを意識してやってみようとしましたが、
最初のうちは、気がつくと相変わらず、

上から目線に戻っていました。





・・・ところが、
ある頃から、少しずつ、
そういうことが減ってきました。




実は、これは、

「あること」
やるようになったからなのでした。






・・・それは、

「相談」です。



息子には、

「つき合ってもらっている」のですから、

こちらが一方的に決めてしまうことは

できません。

彼にもOKしてもらう必要があります。


そのために、

「質問する」

「聴く」

「相談する」

「話し合う」

これらのことを、いつも、

「横にすわる(=対等な)関係」

行うようにし始めたのです。




これには、
大きな収穫がありました。


上から指示を出していた頃には

気づかなかった、

★ 彼の「頑張っていたこと」

★ 彼の「いいところ」

★ 彼の「すごいところ」

★ 彼の「ユニークな発想」

★ 彼の「本音」


そんな、いろんなものが、

どんどん見えてきたのです!

それによって、ますます、
彼としっかり話し合おう という気持ちに、
自然になれるようになりました。



さらに、

そうやって二人で決めたことは、

一人では思いつかなかったこと、

それでいて、

どちらにとっても、無理の少ないこと、

だったのです。




「急がば回れ。」

確かに、

結論を出すのに、

苦労したり、時間がかかることも、

あります。


それでも、

お互いに無理が少ないぶん、

また息子にも、

自分で決めたという自覚が生まれたぶん、


着実に成果があがっていきました。



もし、

「付き合ってもらっている」という表現が

少し言い過ぎだとしたら、

「パートナー」
「相棒」

と思って話す、

というイメージでしょうか。




実は、これは、

コーチングというコミュニケーション手法の、
「相手を尊重する」という
根っこの部分だったのです。



その頃の私は、
そんなことは知りませんでしたが、

とにかく、私にとっては、
「ひょうたんから駒」、

大きな「発見」、そして
大きな「成果」だったのです。


(つづく)


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【息子の受験体験から考えること(2)】

こんにちは。

中学受験

お母さんのためのパーソナルコーチ

上原うた子です。

 * * * * * * * * * *

前回、

息子の受験の時は、

「母主導による」「母のための」受験

として、スタートしたことをお話ししました。


そのかわり、この時、

これだけは、忘れないようにしよう

と心がけたことが 「3つ」 ありました。



1つめは、そのままズバリ、

「私自身()のための受験だと自覚する」

ということです。



そして、

この意識のお蔭(?)で、

「やっぱり受験なんて

させなければ良かったかも」

「やっぱり受験向きじゃなかったかも」

と、心が揺れることは、

一度もありませんでした。



なぜなら、

受験をさせて中高一貫に入れることは、

私にとっては、

自由な時間の確保という「私」の『死活問題』

と直結するのですから!

「受験をさせない」などという選択肢は

絶対にないわけです。



また、

「受験向きじゃない」のも、織り込み済み。

だからこそ、

今、私の目が黒いうちに()

すませてしまおうとしたわけです。

(そのかわり、

その後の6年間の成長に望みを託し、

大学受験はさせようと決めていました。)



さらには、

「そんなに勉強しないなら、

もう受験しなくていい!」

なんてことも、

一度も言いませんでした。

なぜって、

そんなことを言った時、

「渡りに舟」とばかりに、「じゃあ、やめる~♪」

と言われて困るのは、私だからです。


よく、

「おどし」として使うケースもあると聞きますが、

息子の場合は、恐くて使えませんでしたね。




それにしても、
人間は、本心から渇望することには、

ものすごいエネルギーを集中できるのだなぁ!

と、生まれて初めて感じた瞬間でした・・・。




お母さんが、

自分にとっての「メリット」を

ハッキリ自覚すると、

まず、

自分(お母さん)自身の「課題」としての、

中学受験への集中度がしっかり上がります。


その結果、

* 不必要な「心のブレ」がなくなります。

* 子どもに「恩着せがましく」
  言うこともなくなります。


* やる気がない子どもに対しても、
  腹が立たなくなります。





・・・ただし、

一歩間違えると、

子どもの現実を置き去りにして、

突っ走ってしまうという危険があります。


そこで、

2つめの心構えが必要になってくるのです。


(つづく)


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