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末期がんの先

妻の闘病記です
2013年8月貧血の精密検査の結果大腸がんに侵されていることが発覚。
手術で大腸ガンは切除したが、腹膜播種が判明、末期がんの宣告を受ける。
生き残るため悪戦苦闘する闘病記です。

先日CT検査の結果が出た。

がんの再発見られず。

腸間膜にある播種もどきも、1年半のあいだ全く成長せず、問題にならなかった。

これで、HIPEC手術から1年6ヶ月、がんの再発なし。

末期がん宣告から1年9ヶ月、無事生存。

HIPEC手術がいかに、末期がん・腹膜播種に極めて有効な治療であることの証明になった。


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最近のドラマについて。

NHKのBSドラマ「ボクの妻と結婚してください」

すい臓がんで余命6ヶ月の宣告された男が、自分の生きることは諦め。

妻の幸せを願って、悲劇な喜劇を繰り広げる。


ひどいコンセプトのドラマだ。

妻を助けるために必死で治療法を探した私にとっては。

腸煮えくり返る内容だ。


感想は一言。

「生きるのを諦めるんじゃないよ。」


主人公はすい臓がんの末期で、で余命6ヶ月を宣告された。

きっちり期限を限定された余命を宣告される場合は、腹膜播種しかない。

腹膜播種以外は、治療法がそれなりにあり、余命をきっちり宣告されるわけはない。


すい臓がんが恐れられるのは、スキルス胃がんと同じように、すぐ腹膜播種を起こすからだ。

内蔵がんの末期は、ほとんどが腹膜播種を起こす、(例外はほんの僅か)

HIPEC手術は全ての内臓がん・腹膜播種の治療ができる。

すい臓がん・腹膜播種は不治の病ではない。

余命6ヶ月なら余裕で治療できるはずである。



いい加減、HIPEC手術ネタをNHKでもやっていいのではないか。

厚生労働省のホームページにもHIPEC手術の情報も解禁されている。

もうタブーではないだろう。