川島なお美さんが亡くなられました。
2週間前に記者会見してた人が、もう死んでしまうなんて。びっくりしました。
相変わらず、マスコミ報道は「腹膜播種」の名前が出ませんね。
日本医師会に止められているのでしょうか。
正式な病名を公表するのがマスコミの勤めだと思うのですが。
腹膜播種の余命は2年です。死んだ日から、2年逆算すれば播種が始まった時がだいたいわかります。
播種が始まったのは13年の9月からでしょうか。
(2013年7月に余命1年を宣告されていたとか、ニュースで見ましたが2014年の間違いですよね?)
14年の2月に胆管がんの手術の時には、術前のPET-CT検査で、腹膜播種の可能性も分かっていたはずです。
手術を受けたあと、末期がん宣告されたことだと予想できます。
家族は絶望のどん底に突き落とされたでしょう。
きっと何日も泣き明かしたことでしょう。
これは、私の妻の末期がんの発覚と同じ流れです。
見つかったのは、播種が始まって、約5ヶ月目の初期の腹膜播種と思われます。
これも、妻と同程度の播種だったと思われます。
川島なお美さんは、この時点で腹膜播種センターに駆け込んでいれば。
助かっていたかもしれません。
初期の腹膜播種の治療は難しいことではありません。
摘出する臓器も少なく。腹膜も部分切除ですむはずです。
直腸が播種に食われて、人工肛門になるかもしれませんが、大腸を材料にして肛門を再生するので。
3ヶ月ほどガマンすれば、オリジナルより使い勝手が悪いかもしれませんが、
再生肛門も使えるようになります。(人工肛門から再生肛門の切り替え手術が必要です)
川島なお美さんの周りの方は、腹膜播種センターのことは分からなかったようです。
分からないのは仕方ないことです。
一番悪いのは腹膜播種センターのことを教えない医者です。
腹膜播種患者を症状にかかわらず、見捨てるのは日本だけです。