始まらないstory -3ページ目

新たな作戦

ちょっとだけ、自分から動こうかな?と思った。

きっと、このままでも幸せだと思うけど、

でも、好きだから。。。不安になる。

好きだから。。。相手の気持ちが知りたくなる。

好きだから。。。相手に好きになって欲しいと思う。



いつものたわいもないメール。
一日一回は送るようにkotoは心がけている。
でも、彼はそこまでメール(koto)には執着がないみたい。
今の状態だとkotoの想いの方がはるかに重そうだ。。

そのメールの中で彼が一番くいついてきたのが『お弁当』だった。
金曜日の前日にメールでkotoが送った内容が、

「明日お弁当作らなきゃいけないから、もう寝るね~。おやすみっ」

これに対して彼が

「お弁当作っているのー?いいなぁー俺も食べたい」

という返信だった。

「休憩の時間に来たら卵焼き分けてあげるね♪」

と返信したら、

「絶対に行く!」

と意気込みが返信されてきた。

話を聞くと、彼は一日50件近くを配送しているらしい。
当然一人で、孤独との戦いって言っていた。
お昼は運転しながら、毎日おにぎりを食べているだけ。
彼は実家に住んでいるので母親が作ってくれるらしい。
だから、きっと「お弁当」が魅力だったのかもしれない。。

でも、次の日の金曜日彼はkotoの休憩中には来れなかった。。

「やっぱしこれなかったね~~」

と後から来た彼に言うと

「がんばったんだけど。。。」

と悔しそう。
それを見て、お弁当作ってあげようかな?ってその時に思った。

kotoは毎日お弁当ではないけど、1週間に1回程度はお弁当を作ってお昼に食べている。
それを、金曜日に意識的に持っていけば、全然作るのは大変ではない。
というのは後からつけた言い訳で。。
本当は、作ってあげたかった。
kotoは決して料理に自身がある訳ではないけど、主婦歴は8年だ。
それなりに、出来る。

しかも、kotoの過去の恋愛にもこんなことがあった。

高校生のときに好きだった違う学校の男の子にお弁当を作っていた事がある。
それで、付き合った。
kotoはきっと好きな人にはお弁当を作りたいんだと思う。

同じ時間。同じものを食べて生きている。
しかも、自分が作った料理を大好きな人が食べてくれる。
ちょっとした贅沢な気がする。。。

翌週の木曜日にメールを出した。

「お弁当作ってあげようか??」

すると彼は

「食べたーい!」

とそれだけ、返信してきた。
ちょっとうれしかった♪
彼が喜んでくれるなら。
なんでもがんばれる。
恋のパワーって不思議ですね。

それから、金曜日にはお弁当を作るようになった。
場所は彼が配送の商品を置く棚の隅っこにちょこんと置いておく。
最初のおかずは、卵焼きとウインナー。。と少なめ。
おにぎりはあるから、おかずだけのお弁当。

夕方仕事終わってから彼からメールがきていた。

「すんごく、おいしかった。卵焼き好きな甘さだった。全部食べちゃった。ありがとう」

もう、涙が出そうだった。
勇気を出して、よかった♪
そして。。。。おいしかったと褒めてもらえるのはとても久々だった。。

なんか、もっと彼の事を好きになってしまったみたい。。
もう頭の中は彼の事で頭がいっぱいだった。。

その後。。

告白をしてからも金曜日はやっぱり楽しみだった。

kotoは彼の事が好き。これは変わらぬ思い。。

問題は彼の態度だ。ちょっと会うのが怖い。

金曜日が来た。

「こんにちわ~」

といつも通りに彼が来た。
ドキッと一瞬胸が痛かった。。。
kotoと目が合った。。
ぷっと吹き出した彼。。。
え???なんで??
その後に

「あっお母さんだ~~」

と言われた。
やっぱし。。。。。。。。。。

やっぱり彼の中で何かが変わったらしいのはすぐに分かった。

「言わなきゃ分からなかったよね~?」

と質問してみた。
そうしたら彼は

「うん。絶対に分からなかったですよー。ずっと学生だって思っていたから。。。」

やっぱし、言わなきゃよかったかな。。
心の中でまた動揺が始まる。。


それからまだメールのやりとりは続いた。
kotoはせっせとメールを送る毎日だった。。

連絡が途切れるのが怖い。。。

その思いで毎日たわいのないメールいっぱい送っている。
彼の返信はまちまちだった。。

返ってくる時もあるけど、返ってこない時も多かった。
そんな時はその次の日必ず

「ごめーん。寝ちゃって。。。」

と言い訳メールは来ているけど、返信を待つのに待ちくたびれたkoto がメールをまた送ってしまう事がほとんどだった。

これって、彼しつこいって思うかな。。。
とか思うのだけれども、やっぱし送ってしまう。。
そんなにもkotoは彼が好きみたい。
ちょっとしたストーカーかも。。。

ちょっと怖くなったので、思わずメールで聞いてしまいました。

「もしかして本当の年齢言ってしまってから、ちょっと引いちゃった?」

そしたら、ちゃんとkotoの気持ちがわかったのか、こんなメールの時はすぐに返信をくれた。

「平気っすよ。本当の年齢知ったからってkotoちゃんの対応まじ変わらないっす。

kotoちゃんは変わらず好印象のままだよ」

うれしかった。
以前、告白をする前にメールで

「kotoの印象ってどう?」

と聞いた事があった。そのとき彼は

「かなりの好印象だよ」

と答えてくれた事があった。
つまり変わってないみたいで本当にうれしかった。。

ちょっと行動に出る事に決めた。




一番つらい告白。。

本当は、メールではなくて直接彼の顔を見ながら言いたかった。。。

メールというのは、簡単だけど相手の気持ちがわかりにくい厄介なものだと思う。

そして。。。相手のメールを心待ちにしてしまう分、落胆が大きいもの。。。

kotoは最近、メールのありかたに疑問を抱いております。。

とある水曜日の夜だった。。。
こんな出だしのメールから告白を再会した。

「そういえば、kotoの年齢ってまだ気になっている?教えるっていって教えてないよね?」

ウソ。本当は教えたくないから、教えてなかった。。。
彼も家にいたせいか10分くらいで返信がきた。

「知りたいっすよ。教えて下さい」

やっぱし、教えないといけないらしい。
ちょっと胸が苦しくなった。。
もしかしたら、これでメールの返信が来ないかもしれない。
これで、終わるのは本当に嫌だ。。。

「昭和51年生まれだよ。自分の年から逆算してみよう」

ちょっと遠回しに伝えた。さすがにダイレクトには教える事が出来なかった。
そして、ここからは胸が張り裂けそうな思いで携帯を握りしめていた。

ハヤクコイ。。。。メールヨ。。。

5分すぎて、もう返事は来ないかも。。とちょっとあきらめかけた。
そのとき。。。
着信音が鳴った。。

「えー??ってことは28歳か29歳ですよねー??全然みえないっすよ。kotoちゃん全然若く見えるね」

よかった。返事が来た。
それだけで、少し気持ちが楽になった。。。
でも、もう一つの告白が待っていた。

本当の事を言わないと。。。
人妻だってことを。。。

「ありがとう。でも実は見かけによらず、人妻だったり、子持ちだったりする」

勇気を持ってメールした。
もう、これは確実に返信がこないと確信があった。
普通は引くだろう。
でも、彼は返事をくれた。

「すごい。それは本当にビックリした。お母さんなんだね。。。」

このメールが悲しくて大泣きしてしまった。
これで、彼とも終わりだろうな。。
彼の目にはもう母親としてのkotoだから。。。。
そう、思ったら悲しくなった。
同じフィールドにいることが、どんだけうれしかったことか。
そして、同じフィールドにたてなくなったことが、どんだけ悲しかったことか。

お願い。もう一度チャンスが欲しい。。

メールでのやりとり

メールをやるようになりました。
kotoは幸せだった。この時間が。。

彼から、最初のメールがきて、すぐ返信したkoto.
実はメールはkotoは結構返信が遅いので有名なんですが、彼の場合は違かった。
その分、彼からのメールを待ち望んでいた自分の気持ちに気づく。。

「こちらこそ、突然ごめんね。でも、仲良く出来たらうれしいです」

と、挨拶代わりに返信した。

kotoは返信が早いが、彼は仕事の合間中だったりで、返信は遅め。。
でも、最初だったので30分くらいですぐ、返事が来た。

たわいのない会話。。
まだ、お互いの性格も理解してないので、質問攻め。。
どこに住んでいるか?血液型は?誕生日は?
それに対して、彼も聞いてくる。。
彼はo型の5月生まれだった。
kotoはB型の6月生まれ。。

「二人とも誕生日すぎちゃったね~」

「来年はお祝いしようね」

とか、先の約束とかまでしてしまって、メールの中ではすっかりと恋人同士だった。。

ただ、その分。
どこまで、彼に話したらいいのかが分からなかった。。
まだ彼はkotoの素性を知らない。
メールのやりとりのなかで

「kotoちゃんは一人暮らし?」

とか返ってきた事があった。
この時、彼はkotoのことを独身だと思っている事が分かった。

ウソはやっぱりいけない。。
けど、言ったらこの恋は終わりを告げる。。
素性を隠す事は簡単だった。。
毎日メールのやりとりが続いても、顔を会わすのは週に一回の配送だけ。

kotoの頭の中でずるい悪魔が叫びだす。。


『いいじゃん。話さないで、その気にさせちゃってそれから話せば。。』



きっと、何も話さなければ、このまま恋に落ちるんだろうと確信があった。
彼は彼女がいないと言っていたし、毎日のメールのやりとりでなんとなく分かった。
でも、それはあまりにも彼を侮辱している行動だと思った。

kotoは彼が好き。

でも、好きだからってだまして、彼に好きになってもらってもうれしくない。
好きになってくれるなら、ありのままのkotoがいい。。。

そう思いながらも、毎日のメールのやりとりは続いた。。
彼の性格がだんだんと分かってきた。
のんびりやのマイペース。。
kotoにはぴったりの性格だった。
6つ下なのに、話もよく合う。。

どんどん、彼の事を好きになってしまってきた。。。

彼も「ただいま~」メールもくれるようになる。。

だめだ。。。もうそろそろ白状しないと。。。
本当の年齢をやっという決心が出来た。。

金曜日の喜び。そして行動。

彼を好きになってから2ヶ月を経過した。
毎週、毎週、何も変化がないまま、学生の頃のような恋心をいだいているkoto。

思い切って友人に相談しました。
もちろん、同じ主婦仲間。でも子供はまだいないお隣の女性。
その方は旦那様一筋だけど、元彼にしつこくされて困っているそうです。
そんな、悩みを打ち明けられたから、kotoも自然に相談してしまった。

もちろん「好きな人が居るんだけど。。。」とは言えなかった。
けど、「気になっている人が出来て。。」と言ってみた。
友人に、「それじゃー進展しないよ」とはっきり言われた。
そんなことは、当然kotoだって分かっている。
「私だったら、メアド書いた紙を渡してそこから、恋に発展させるかな」
と、友人がつぶやいた。。。

kotoが旦那様と結婚したのは3年前。。
その頃には携帯はもちろんあったけど、
でも、一度目の結婚のときには携帯はまだそこまで便利ではなかった。
もちろん。電話だけの機能の時代。
メル友なんてkotoにはつい最近の出来事だ。
だから、いつどんなタイミングで人にメアドを聞いていいのかがよくわからない。。
もちろん。仲良くなれば話は別だけど。。。
だから、友人の発言にちょっとビックリした。。。

でも、彼と何も進展しないのも嫌だった。。。
kotoは何を望んでいる?
彼との不倫?それともただの友達?
kotoにはよく分からなかった。
でも、一つだけ、確信があるのは「彼をとてつもなく好き」ということだけだった。
好き=不倫
ではないと思った。
主婦だって、恋愛したっていいと思う。
ただ、それが相手を傷つけるか傷つけないか。。。
思うだけなら、相手を傷つけない。
そう思ってkotoは勇気を出した。

翌週の金曜日。
kotoの右側のポケットにはメールアドレスと携帯の番号を書いた紙が入っている。
これで、何も無かったらあきらめよう。。
そう思ってかけに出た。。

彼がきた。。。
先週の続きみたいに年の話になった。。
本当に彼はよく話を覚えてくれている。
「そんなに知りたい??でもここじゃー言えないよ」
話をメアドの方へ自分で持っていっているkotoだった。
そのときに。。
「そうだ。今ちょうどこんなのを持っていて。。。」
と右のポケットから、メアドの紙を出した。。
「ここに連絡してくれたら、年教えるよ」
ちょっと強引に彼に渡した。
彼は「あっ。。はい。。わかりました。。」
といいながら、店を出た。。

時間にすると1分くらいの出来事。
でもきっと、kotoの人生の中で一番緊張した1分だったかもしれない。。

仕事終わり、
携帯を見ると、返信はなし。。
やっぱりだめかな。。。
と思った夕方18時過ぎにメールの着信音が鳴った。。
『遅くなってすみません。ちょっとびっくりしたけど、かなりうれしかったりしています』
と返事が来た。。。
これで、彼と急接近出来そうな予感がした。

金曜日の喜び3

あの、年齢事件から翌週。。。
いつものようにkotoは彼を待っていた。。
本当に彼が来る前はドキドキ。。
正直、お客さんの注文そっちのけになってしまっていることもたたあります。。
これはいけないよな。。とおもいつつ金曜日はちょっとそわそわしているkotoです。
いつもの時間よりもちょっと遅めに彼がきた。。。
「いつもより遅かったね~」と自然に声をかけれた。
ちょっとびっくりする彼。。
でも「そうですね~。ちょっと道が混んでいて。。。」
と笑顔で返してくれた。
こんな会話をする時はkoto は周りを気にしてしまいます。
この忙しい時間3人で一緒に仕事をしています。二人だけの会話をしたいので、なるべく誰もいないときに話しかけようと心がけています。
ちょっと人の目をきにします。
それはkotoが主婦だから。。。
ランチの時間は主婦が働いています。
主婦は噂話が大好きです。もちろんkotoもそうだけど。。
それしか楽しみがないですからね。。
だけど、自分の噂話をされるのは誰でも嫌ですよね。。
だから、ちょこっとだけ人の目を気にしています。彼との幸せの時間が長く続くように。。。
すると、彼から話しかけてきた。
「先週の続きの話をしていいですか??」と。。
覚えてくれた。彼がkotoとの会話を。。。。
それだけで胸がいっぱいになるほどうれしかった。
けど、その反面『なんで覚えているの。。。』と思った事も事実。
年の話はもうしたくないのに。。。。
「え~そんなに知りたい??」
と思わず聞いてしまった。
すると彼は「知りたいっすよ。っていうかまさか結婚とかしてないですよね??」
と。。。。。
結婚??ちょっとその思わぬ発言に動きが止まってしまった。。
年の他にそれもいわないといけないのー??既婚者ってことがもうばれてしまうの?
一番教えたくない事柄だった。
これを教えた瞬間にkotoの恋がおわってしまうから。
さすがに、主婦に手を出す若者はいない。
だから、言葉が出なかった。。
「え??」としばらくたってからやっと声が出せた。
けど、それが精一杯の言葉だった。
自分の耳を疑う事くらいしかkotoには出来なかった。。
だから、そのあとには、
「それもひみつー」と答えてしまった。
絶対に言いたくない。言ったらいけない。。。
でも、そこで「まさかー独身です」と胸はって言えないところでちょっと気になっていた。
胸を張ってウソを言えなかった自分と。その発言にまた自爆が含まれている事を。。
さすがに、嘘はつけなかった。。
旦那様にも悪いし、きっとどこかでまだ旦那さまを裏切ってはいけないと思っていたから。。
けど、普通の独身ならすぐ「違いますよー」と言える項目の質問。
即答出来ないのは既婚者の特権。。
この時点でちょっと落ち込みました。
彼が返った後、違う意味で仕事になりませんでした。。
来週が本当に怖い。。。。。

金曜日の楽しみ2

彼がkotoの名前を覚えてくれてから、近くに感じてきた、存在。
もっと、彼のことが好きになってきているのが毎日感じました。
その翌週もkotoは積極的に話すことを決めてました。
「Aくんこんにちはぁ~。」から始まり、検品作業でまた一言を。。。
毎週色んな事を聞こうと考えていたので、最初に何から聞けばいいのかな?と考えた結果。。
「ねぇ、年はいくつなの??」から聞いてしまったkoto。
今考えればそれが命取りだったと思いました。
「いくつに見えます~?」なんて逆質問されてしまって、
「え~??いくつだろう。。28歳くらい??」と答えたら、
「23です」と笑顔で返ってきた。。。
げ。。。年下かよ。。。とちょっと心の中で動揺。ちょっと若く見えてビックリでした。
でも、その動揺は思わず口にも出てしまっていて。。。
「若いな~」なんてとっさに口にしてしまったkoto。。。
その言葉。当然自分より年下ってことを象徴している一言だなって。。。
口に出てしまった瞬間にkotoの頭の中がパニックになりました。
できれば同年代に思っていて欲しかった。彼には。。。
彼とどうこうなろうとか考えてはいないものの、彼からみてkotoを射程圏内に入れといて欲しかった。
けど、その夢も自分の発言によって、叶わなくなってしまったみたい。。。
その発言に彼も言葉を返してきた。
「え??kotoちゃんはいくつなの??」
当然返ってくる答え。。自然な彼の発言にまたkotoの心は動揺する。。
『教えたくない。。。。。』
心の中でそうつぶやいてしまった。。。
「え??おしえない~。さぁ~いくつでしょ~?」
と濁してしまった。
「20歳くらいですよね??学生ですよね?」
と彼が言った。
え???
学生??kotoが??20歳??
kotoは今年で29歳です。来年三十路です。。
それを、今学生と言われてしまったみたいです。しかも20歳ですって。。
確かに、kotoは童顔です。早くに結婚したのでお化粧の仕方もあまり分からなくて、自然なノーメイクに近いお化粧。
でも、20歳って。。。この時点でまだ彼はkotoの事を年下って思ってくれていたのがうれしかった。
でも、彼がそう思ってくれている事で、余計に年が言えなくなってしまった。。。
ここから本当は来年三十路です。なんて勇気を持って言える人はすごいなって思ってしまった。
しかも、自分に不利になる言葉。。
言いたくない。。。。。
「ひみつ~~。おしえな~い」
と言ってしまったkoto。
そして、「つづきはまた来週ね~」と言ってその場を離れてしまいました。。
どうしよう。。。来週がちょっと怖いです。
でも、彼がkotoを射程圏内に入れていてくれる事がすごくうれしかった。。
この幸せがずっとつづけばいいのに。。。。。

金曜日の喜び1

金曜日。。。
それは、kotoが唯一彼に会える日です。
彼を好きになってからkotoはどんな時でも絶対に金曜日は休まない事を決めました。
もちろん、旦那様が休みでも。。。。。
旦那様は不規則な生活なので休みがいつあるか分かりません。だから旦那様の予定を聞く前に自分から最近は予定を(仕事)入れちゃってます。仕事なら文句を言わない旦那さまなので。。
金曜日は朝からドキドキ。。
いつもより念入りにお化粧して、いつもより顔をかわいく見せる仕草を鏡の前でしてみたり。。
こんなのは独身。。しかも10代の学生の頃の恋以来かな?
会えるだけでも。。。顔を見れるだけで十分幸せになれる。
ちょっとした純愛みたいな話だけど、でもkotoはそれで十分だった。。
でも、いつからかな~。気持ちが変化してきて。。。
話がしたいな。。。って思うようになってきた。
いままでだって、別に話してなかった訳ではない。
けど、欲が出てきますね。。
幸い、うちのお店では彼が納品が終わると伝票にサインをする仕事が有ります。
いつもは適当にその場で空いている人がサインをしたり、忙しかったら彼が自分でやっていたり。。
けど、それからはkotoが意識してやるようにしました。
彼が来たらわざと近くにいて、「伝票やりますね~」と声をかけるようにした。
その時に20秒程二人の時間がある。。
それがkotoには一番の幸せの時間だった。。
震える手。。。いつもこの時間kotoは緊張している。
でも彼は笑顔。。。kotoも笑顔を作らなきゃ。。でも緊張してて無理みたい。
そんなことが毎週何週間か続くと、また欲が出てくるようになる。
この20秒の間に話しかけないと損かな??
その次の金曜日からkotoは話しかける事を決めた。
まず、最初は名前から。。。。。。
そう。名前も知らなかった。最初は歳も知らなかった。住んでいる場所も。。
「お兄さんって名前なんて言うんですか?」
と聞いたら
「Aです」
とすぐ答えてくれた。
ちょっと安心した♪引かれたらどうしようかと思っていたから。。。
「じゃー覚えておくね♪」と笑顔で返す事が出来た♪
翌週、彼が来た時に「ちゃんと覚えているよ~。Aくんだよね~?」
とわざとらしく、声をかけてみた。。。
本当は絶対に消えない記憶だったのに。。忘れる訳ないじゃんってね。。
そうしたら、彼がなんと。。。
「僕も覚えましたよ。kotoちゃん」
と。。。。。。。
一瞬。動きが止まった。
もしかして、kotoの名前言ってくれた?
仕事なのでネームバッチは付けている。けど自己紹介はしていなかった。
すんごくうれしかった。。もうそこから仕事がニヤけまくったのは言うまでもないくらい。
彼の脳裏の中にkotoの名前が入った瞬間だった。。

家族の事

kotoには家族がいます。
kotoよりも2つ年下の旦那様。
7歳の長女と6歳の長男。そして、2歳の次男の5人家族。
毎日、仕事と子育てに追われています。。。
旦那様の仕事はマスコミ関係(あまり大きな声ではいえないけど。。。) 主にテレビの編集しています。
なので、実は不規則な勤務&徹夜が多いので、夜一人ってことが週に2回くらい有ります。
子供たちも早寝が定着しているので21時には就寝。。。 ってことで、kotoはわりかし自由な時間があります。
そんな時はいつも彼の事を考えている毎日。
毎日苦しくて食欲もない。。。でも この気持ち、絶対に旦那様には知られたくないです。
旦那様を裏切る事だけは絶対にしたくない。。
というのも、実はkotoは過去に離婚経験があります。
前の夫とは3年前に離婚。今の旦那様とは結婚3年を迎えたばっかりです。
長女と長男は前夫の子供。次男は今の旦那様との子供。。
ぼろぼろだったkotoを助けてくれて、子供まで迎え入れてくれた旦那様には今でも感謝しています。 でも、自分勝手な話。kotoは結婚する気はなかったのです。。。
でも次男を妊娠している事が分かって、旦那様が泣いてkotoに「結婚して下さい」とプロポーズされた時に心が揺らいでしまって。。。
すごく、好きで。。。とかではなかった。でも思われる結婚生活もいいかな?と思った安易な結婚。でもこれは、自分は絶対に守らないといけない結婚生活じゃないのかな?と思った。
もう、後には戻れない。。。kotoには次が無い。。
それは、結婚当時に旦那さまとかわした誓約書のこともあった。。。
「離婚したら親権は全て夫にゆだねる」こんな誓約書を交わした。
旦那様曰く、2回も離婚するような女は母親としての資格がないとのこと。
だからkotoは子供と離れたくないがために必死で旦那さまとの結婚生活を続けているのかもしれない。。。。
だから、この生活壊してしまうと、kotoの全てがなくなる。。。
でも、彼の事好きになってしまった今、必死に気持ちを抑えるのが苦しいです。
どうして好きになってしまったんだろう。。。
昔から恋愛体質なkoto。好きなものにはとことんハマってしまうB型。。
そして今の結婚生活。。
全てが重なってこのような気持ちになってしまったみたいです。。
早く彼に会いたい。。。。。。

彼の事

今日は彼の事について書きたいと思います。
kotoが好きになった彼はkotoがパートで勤めているファミレスに週に一回来る業者さんです。
年齢はkotoよりも実は6つも下。。。
実は旦那様自体もkotoより年下なので、別に年下だからって。。っていうことは全くありませんでした。
すごくさわやか系でいつも「こんにちわ~」と元気に挨拶する彼。
kotoはいつも「この人元気だな~」としか最初は思ってませんでした。
そして、とってもまじめそうな印象♪
髪も短髪だし、真っ黒に日焼けしている。
でも、だからって、サーファーとかではなくって。。。なんだろう。スポーツしていそうな感じ。
性格は当時はとってもマメな印象を受けました。
kotoに話しかけてきたのも、「久しぶりですね~」とかだったし、いつもいない時は翌週「先週はいなかったですよね?」とかこまめに覚えている所から「この人マメなんだろうな~」って。
彼に毎週会うようになって意識しはじめて。。。。
そして、好きになってからkotoは彼が来る金曜日が大好きになってました。
「今日は彼になんて話しかけよう。。。」とか 「話す時間があるかな~」とか。。。
実は、彼いつもランチの忙しい時間帯に来るんです。
そうしても、その時間になっちゃうみたいで。。。
向こうも仕事ですしこればっかりはね~。
だから、混まないように。。。とか毎週思ってしまっている自分がいたりしてます。
彼が来る日は朝からドキドキ。。。 でもね。。。その時はまだ自分の気持ちに自信がなかったの。 だって。。kotoは旦那さまも子供もいる。 当然好きになってはいけない。。。。
目の保養程度なもんだ!!と今考えれば思い込ませていたのかもしれない。。
だから、顔を毎週見れるだけで本当に元気が貰えた♪
最初はそれだけでいいと思っていたのにね。。。
今では彼が大好きです。。。
でも、決して始まらない恋です。。。
今一つ願いが叶うなら。。。
kotoを20歳にしてください。。。