ブログの存在を忘れてもう数年も経っていた。

気づいたら悪性リンパ腫の寛解期間も8年を越えた。

社会人になって海外での駐在生活も3カ国6年になった。

現在は日本への直行便もない国なので、日本に帰る前に国外へも出られない。

なんともまた大変な状況になっている。

2011年6月1日に入院したので、もう入院から1年。
ちょうど骨髄生検して、動脈血採取とかして、ついに抗がん剤の投与が始まるくらいだったな。

1年後には、同期みんなとフットサルやったり、飲み会で騒いだりなんて想像できなかった。
ベッドにただ寝てるしかできなかったことを考えるともの凄い進歩。

これから一生こうやって振り返っては時間の力を感じるんだろうな。
シャカイジンやってます。

4月最初の2週間は訓練所で全同期と共同生活しながら、社会人の基本を学びました。
何故働くのか等をよくよく考えさせてくれたので良かったです。

その後は業界の研修に。今度は色んな会社の同期と話すんでこれも面白いです。

なんだかんだで一ヶ月が過ぎ。忙しさも落ち着いてきました。

これからは自分の時間を如何に上手く使うか。
会社の同期に薦められた本この連休中に2冊は読みたい。
読み終えるかな。

昨日は初めて朝から会社に出社。
6時から2時半まで会社の人たちと飲みました。
色々と僕の話を聞いてくれるので、何を目指すのか等まだまだ考えの浅い部分がわかってすごく楽しかった。
先輩や上司にも何か影響を与えられるようにしていきたいと思ったGW中日でした。
今日で学生も終わり、明日から社会人。

そんな今日。非常に身体が怠い。
このダルさは病気にかかったであろう日の怠さに似てる。

あの時は立てないほど怠くなって、関節も痛くて、でも熱は無くて咳も鼻水も出なくて、寝たら治った。
そして一週間後くらいに小さなデキモノが喉にできて、それが大きくなって腫瘍になった。

すごく嫌な気分。ただの風邪の怠さであってほしい。
今日は仙台の家を引き払った。
仙台では色々なことが起きたなぁ。

まずは札幌から仙台にやって来るときから波乱万丈だった。
ツーリングがてら札幌→函館→青森→三陸→仙台という風に計画してたけど、朝5時半に八戸でバイクのチェーンが切れて笑ったなぁ。
バイク乗りの下衆(褒め言葉)なおっちゃんに助けてもらってなんとかバイク屋まで行って直して、残りは高速で夜9時に仙台に着いた。
札幌→仙台で33時間もかかってしまった。

慣れない土地、人に苦労しながらも大学では友人もできて楽しかった。

就活して将来について、自分についてよく考えた。

地震では無常感を感じ、それでも人の力というものも感じた。

地震がある程度収まったら今度は悪性リンパ腫になった。

もう死ぬ思いは無いだろうと思ったけど、それからは死ぬ思いをすることだらけの抗がん剤治療を行った半年だった。

抗がん剤治療と並行して、1人暮らしをしながら修論をやった。
データが揃ったのが11月初旬、修論提出は12/22。やれるもんだ。
12/22は寛解のお墨付きをもらった。

5月6月には迎えられないと思っていた新年を迎え、修論を本提出して、仙台や離れる準備に追われはじめた。
そして今日仙台を離れた。

仙台は生きてることが当たり前ではないってことを、一度で良いのに何度も教えてくれた場所。
そして、滞在期間に似合わない、色々な思い出のできた場所だ。

忘れられん。

仙台に来て居酒屋で1人呑みすることの楽しさも知った。
新しい場所での新しい出会いが楽しみだ。
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