福井県の地酒と地ビールと梅酒と・・・など。 -4ページ目

枝桶


酒仕込みの助走段階である酒母から、

本番の段階である、モロミの仕込みに入った。


今日から

添(そえ)・踊り・仲(なか)・留(とめ)

と進んでゆく。


踊りは、何もしない日なので、

実質的な作業があるのは、

3日間という事になるが。



今日は「添」。


うちの場合、添えは枝桶に仕込むので、

最終的に仕込が完了する仕込みタンクではない

別の容器に現在入っている。


写真も撮ったのだが、

見た目上は、酒母の仕込みはじめの頃と

なんら変わらない写真になってしまって。

つまらないのでUPするのをやめました。


携帯のカメラでは無理があるね、やっぱり。

まだ、修理もしてないし、

新しいのも買ってない。


まあ、

興味ある方は、

去年のがあるので、

こちら へどうぞう。


あたりまえだけど、

毎年同じことやっておりますね。


今日もお疲れモードなので、

細かい説明をする気力がありません。


いづれまた。




酒母仕込みは続く



このあいだから書いている

あの酒母以外にも、平行して

酒造りの作業は着々と進んでます。




今日も1本、あらたに酒母を立てました。






検尺





写真は、出来上がった酒母の量を

測定しているところです。




タンク縁に、棒を渡して、

タンクの中央から真っ直ぐに

尺棒を吊り下げます。




この棒には、定規のように2ミリ単位で

目盛りが刻まれていて、

タンクの縁から、液面までの高さがわかる仕組みです。




酒の製造や貯蔵に使用する容器は

それぞれの容器ごとにmm単位での容量を測定してあって、

これを元に、出来た酒母の量を確定します。






容器検定と言いますが、

新しい貯蔵タンクなどを購入した場合には

検定して、税務署に届け出なくてはなりません。






いまだに、何をするにも、税務署への申請が必要なんですよ。






新しいデザインのラベルなども、

事前に届け出が必要です。






最近はパソコンで適当にラベルを作ってしまう


酒蔵さんもあるのですが、


あれって、多分申請してないんじゃないかな?。

吉野家の「大感謝祭」

すっかり書き忘れていましたが、


吉野家の「大感謝祭」のクーポンを
期日までに2枚ゲット完了していたのでした。



吉野家クーポン


一枚は東京のJR有楽町のすぐそば。
ガード下の店だったけど、店内は大きくて。

中国の留学生だと思われる人たちが
カウンターの中で忙しそうにしてました。



二枚目は大阪の天満橋のそばだと思う。
偶然通りかかったので場所がよく判りませんが。


こちらも、多分、日本人じゃなかったような。
オーダーの取り方が、ぎこちなかった。



で、



かんじんの、100円で牛丼を食べたのは・・・・




福岡出張のタクシーの中で、その日が利用期限だって
気づいたのですが、



せっかく福岡まで来てるのに吉牛は無いだろうって事で、

タクシーの運転手さんにあげてしまいました。しょぼん



無料券では無いのに、

なんだかものすごぉーく、損した気分なのは何故?




ひやおろしについて 補足


昨日の自分の記事の補足ですが。


「ひやおろし」 = 「生酒」


とは、必ずしもなりません。


冬に仕込んだ
しぼりたての生のお酒を、
熱による殺菌行程などと行わずに
しぼりたて「生」で販売する場合もありますが、



通常は


しぼりたての生酒を、

火入れ殺菌して、
大きなタンクで貯蔵して、
十分に熟成させてから、
瓶詰めして出荷されます。


この瓶詰めの際にもう一度、熱で殺菌します。



つまり、普通の御酒は、2回の殺菌行程があるのです。



「ひやおろし」は、この2回目の殺菌を行わずに、
そのまま瓶詰めしたって事です。


2回目の殺菌をしたかどうかって事なので、


1回目の殺菌をしてある場合もありますし、

全く殺菌していない、生の可能性もあります。



ややこしい。



自分で書いてても難しいんだから、
一般の人にはもっと難しいよねきっと。



ひやおろしとは


酒母ばっかり、書いてても、つまらないので。
久しぶりに業界ネタでも。



先月から、
どこの日本酒売場も
「ひやおろし」を売りにしている。


何十年も前から「ひやおろし」ってのはあるのだが、
なかなかブレイクしないので、
知らない人も多いだろう。


今年から、
9月9日が「ひやおろし」の解禁日

なんてキャンペーンもやっていた。


知らないよね、こんなキャンペーン。
そもそも、何だよそれ?って感じでしょう。



要は、


冬仕込んだ日本酒が、
春・夏と酒蔵で貯蔵されて、
十分熟成されて
秋になって、飲み頃になりましたよ!


って事なのだが。


正確には
酒蔵で夏を越して熟成していた酒を
酒樽から、冷のまま卸す(瓶詰めする)
って事で「ひやおろし」と言う。


普通は65度ぐらいで酒を低温殺菌してから
瓶詰めするのだが、(火入れと言います)


それをしないで、冷のまま瓶詰めする。


つまり「ひやおろし」は
業界用語で言うところの「生詰め」なのだ。


気温が下がって、

常温でも酒の味が悪くなりにくい状況になって

はじめて出荷できる酒。


ってのが僕の理解する「ひやおろし」。


僕の理解する?



そう、実は
そのあたりの解釈が、酒蔵によってバラバラなのだ。
「生生」、「生貯」、「生詰」、「火入れ」と、


酒業界外の人には良く判らないかもしれないが、
要するに規格がひじょうにあいまいなのだ。


明確に決まっていないので、

商品規格も、各蔵の都合で変わってしまう。



だから酒売場も、
あまり良く判らずに販売していて
まだ暑い店頭に並べてあったりする。


「うちの「ひやおろし」は火入れしてありますから
常温で大丈夫ですよ」


なんて説明している酒蔵の営業マンもいるらしい。



こんな状況じゃ、来年もブレイクしないね、きっと。