何故、国民の政治意識を高めなければならないのか。確かに、多くの人たちは疑問に思うだろう。人間は平和で暮せるのが一番望ましいだろう。 只、人間は誰しも、一人で生きて行くことは出来ないのも事実です。そこで、社会と言う組織が存在するのです。家族と言う社会、民族と言う社会、そして、町、国、世界等々が、好む好まぬとも、築き上げられていくのです。 それを受け入れまいとして、無人島で暮すとしても、そこは、それなりの組織が待っているのです。野生動物の組織、昆虫の組織、そして、自然森の組織を意識しなければ生き残れないのです。この三次元世界の物質的肉体を保つには、単独では出来ないのです。

 

現代では、社会環境での生活を否定し、ニート生活に逃げ込む若者たちも居ます。日本でも、30代台未満の若者達の約170万人がその状態だそうです。しかし、彼らの内心は不安ばかりに違いない。社会から孤立化しても、生き続けるに、最低の食物を確保しなければならない。自分で作るとしても、材料がなくては出来ない。 この事例から見ても、他人に頼らざるを得ない。しかし、一方的頼るのみでは、本人の内心でも不満に陥るばかりだろう。

 

従って、人間のみならず、万象万物全てが共同的社会でしか生き残れないのです。そして、その社会を調和するには、どうしても、参加者たちの役割分担が必要になってきます。そんな中で、例え王様でも家来無くではその役さえ無意味です。大統領でも、支持者が居なくては務まらない。逆でも同じです。国民だけでは、社会全体の方向性が纏まらないが故、不調和な社会が生存する。この事実は、私が語らなくとも、事実上、全ての人が意識していることです。

 

次回につづく。。。