日本国家に対して、本当の危険は海外からやってくるものではない。実は、日本国内に、第二次世界大戦争後から存在しているのです。それは、「戦後レジーム」で日本人が日本精神を失ったことです。大和魂を失ったことです。それを強化したのが日教組教育です。戦後に生まれた日本人は、日本人としてのアイデンティチーを失い、日本国家への愛国心まで失った状況こそ、日本の危機です。 

 

あの戦争から生き残った日本人達は、先ず、自分たちの生き残りを確実にするために、日々の苦労に苦労を重ね、日本国家の事を考える暇さへなかった。 国家は政治たちに任せ、自分たちは、なんとしても日常生活を保たなければならなかった。その苦労が要約実り始めたのは約30年後でした。その爆発的喜びがバブル時代です。日本は国際社会に復帰したのは、軍事力でも、政治力でもない、経済力のみでした。日本人は、その経済面だけを誇りに、世界へ飛び立ちました。

 

其の喜びも間も無く、経済バブル弾けに伴い、崩れて行った。再び、日本は経済立て直しに集中し、戦後二代世日本人達が立ち上がり、何とか経済面では国際社会への存在を保ってきた。同時に、国際社会も大きな動きが発生した。それが、ベルリンの壁破壊でした。共産主義シンボルのソ連も同時に破壊した。これが、政治世界の大きな変化です。果たして、日本人達は、この変化をどのように認識したのだろうか。 恐らく、大半の国民は他人事として、あまり興味を持たなかったでしょう。 実は、この事件で、共産主義(左派)と民主主義(右派)の差別の意味も同時に破壊されたのです。 しかし、日本では、今でも「左翼」、「右翼」として差別している。 これが、政治世界への興味をある程度持った日本人達の政治意識の遅れと言っても過言ではない。

 

その一方、大半の国民は、今でも、政治世界に興味を持つことはしない。政治問題は政治家に任せ、他人事のような意識を保ち続けている。全選挙での投票率の低さがそれを確実に表している。この多くの日本人達の政治意識低下こそ、日本国家の一番の危機だと、私自身は解釈している。何故なら、日本国家自体を破壊する唯一な原因の一つだからです。国家は経済面だけ、軍事面だけ、又は政治面だけでは国際社会に安定的に、安全的に生きていけないからです。

 

次回につづく。。。。