オレオレ詐欺事件は本当に許しがたい犯罪です。特に一生懸命に働き、自分の老生活のために、苦労して貯めた預金を狙い、悪意を働かせ、盗み取るのは、人間として、最低な行為です。政府も、高齢化社会が進む中、高齢者達を間も売る正義の行動で徹底して戦って欲しい。

 

その一方、私が今回触れて見たいのは、誰にでも関係する「詐欺事件」です。この事件では、対外の人は被害者でもあると同時に加害者でもあるのです。それは「オレ」が「オレ」に詐欺行為を働いていることです。つまり、自分が自分を騙していると言うことです。

 

多くの人は自分でない自分を演じて他人に見せびらかして、誤魔化そうとする。しかし、本当は自分を自分が騙しているのです。相手は、それを見抜いているが、自分だけが相手を誤魔化していると思っい込んでいるだけです。

 

大宇宙大自然法に照らし合わせましたら、「オレオレ詐欺事件」での犯罪者も同じことです。確かに犠牲者を騙し、お金を盗み取ったことで、成功したと思っているだろう。しかし、その犯罪を起こした時点から、彼らの心が己自身を裁き、絶対、本当の安らぎを得ることは出来なくなる。彼ら自身も、犯罪を起こしたことは十分意識しているが故、普通の人間として生きることが出来なくなる。結局、相手から騙し取った金で、何倍と価値ある心を失うことになり、最後には、永遠と地獄で苦しみを味わうことになるだろう。