人間はこの世に活きる為に、神が最高の創意工夫をされた動物です。普段の動物以上に優れた機能を与えられています。特に知性、理性、意思です。又、動物同様に物質的制限されていますが、動物同様、自由に動ける体も頂いています。普通の動物は自然環境の変化に伴い、進化しているのも事実です。しかし、人間は、その環境自体を自由自在に増築し、自分のご都合に担わせる能力を持っています。

 

残念ながら、人類は、神から頂いたその特集の機能を、自我我欲、自己保存的に採用し、神が与えた大自然界まで我欲で変動させてしまい、結局、自分自身の環境まで破壊しつつあるのです。その動機が「苦楽」です。 人間は苦難を意識し、楽を求める。其の為に、神から特集機能として頂いた知識を我欲的に働かせ、自分自身が築いた極端な世界を行き来し、結局、不満な状態を継続させているのです。

 

確かに、文明発展は間違ったことではありません。問題は、その発展に執着を持ち、感謝心を忘れることです。人間の楽を求めて開発された機械や変化された環境を、多くの使用者は当たり前とした意識が芽生え、更に楽を求め続けているのです。その流れに先導され、洗脳され、結局、永遠の不満に陥り、苦楽の世界から解脱することさえ出来なくなっているのです。 過去に拘らず、未来に左右されず、今を精一杯生きるのが一番の幸せではないでしょうか。 皆さん、一度止まって、自分自身を真剣に見つめてください。