唯物論的考えでは、過去世は完全固定化し、絶対変える事は出来ない。しかし、神理論では、過去世、現世は同じ世界であり、変える事も出来ます。例えば、過去で自分は大失敗を起こしたとしましょう。物質的にはそれは変える事は出来ません。要は、時間空間意識では、その失敗を単なる失敗と決め付ける事で、固定化してしまう。しかし、その失敗を再度見直し、自分の経験として活かしたら、失敗ではなく、自分の修行のために重要な出来事に変化するのです。又、その過去を振り返り、見直す事が出来ることは、過去世と現世が一つたと言う意味があるのです。 

 

これが唯物論と神理論の大きな違いを表している。 又、この世の人間の大半の苦難の原因も、この三次元世界、即ち、物質世界に執着を持ち、唯物論意識に振り回される事にあるのです。 前回も繰り返し語って来たように、本当の自分を意識し、この世での肉体をはじめ、全ての物質世界は単なる三次元世界で修行するために、現象的に作られた修行場に過ぎないことを意識しなければならないのです。それを神理論で説明するとしたら、この三次元物質世界は我生命流転の中で与えられた材料であり、それで創作する我生命が道具である事です。 しかし、多くの人々は、三次元物質世界を道具として、自分を創作しようとしているが為、迷いや苦しみに陥るのです。

 

次回に続く。。。