この三次元現象世界での人間は常に時間空間を意識しているが故、思い浮かぶ過去世と創造する来世に振り回されて生きている。もう既に固定化している過去世を振り帰り、不満を抱いているものは来世に対して不安を描く。一方、過去世に満足感を持つものは、実現の保証は無くても、来世での夢を描く。何れにしても、過去世を中心に意識して、来世を想像し、苦難に明け暮れる。 そして、其の多くの人々は、重要である現世を疎かに生き流していく。唯物質論を否定しながらも、何故か、時間空間を基準に習慣付けていて、中々、そこから解脱する事が出来なくなっている。それが、「現世」と言う世界を無視しているとも言える。

 

この三次元物質世界での使命は、どうしても限られた時間空間に基づき、果たさなければならない。しかし、もっと重要なのはこの限られた三次元世界での魂の修行を果たす事です。そのためには、時間空間意識に支配されるで無く、逆に時間空間を支配する事です。

 

誰でもが経験している「未だこんな時間!」、「もうこんな時間!」を思い出してください。時間空間は自分の意識で変えることが出来る何よりの実体験です。物質的には時計の針の動きは何も変わっていない。しかし、意識的感覚は異なっています。 従って、要は、時計の針に支配されるか、自分の意識で自分の世界を支配するかが重要な課題です。

 

次回に続く。。。