過去世、現世と来世、この三つに世界は分離されているが、実際に実在するのはどちらでしょう。唯物論、つまり、時間空間的観点から考えたら、過ぎ去った過去世が現世に現象的に存在している。しかし、過去世には戻れない、過去世で起きた物事を変えることも出来ない。要するに、過去世は完全に固定化している。一方、来世は過去世で現象化した物事が現世によって変化を加えられた現象界と論理的には解釈できる。しかし、未だ存在していない世界であり、想像の世界でる。では、現世とは、実際に存在するのか。一秒過ぎたら過去世であり、既に固定化される。一秒先は来世であり、未だ存在しない。結局、唯物論、即ち、時間空間的では現世は存在しないことになる。

 

一方、神理論では、時間空間的な解釈ではなく、永久に不変なる生命流転の過程として説かれている。要するに、私たちが意識する時間空間尺度から外して、この三世を解釈している。過去世は今まで修行して来な前世、つまり、過ぎ去りた実在界と現象界の世界である。現象界は生命物質が一つになった現象世界、つまり、神から与えられた私たち生命意識の修行所。そして、来世は現象界の肉体をさりし次元の異なる諸霊の世界である。

 

過去世、現世、来世を唯物論と神理論で解釈しましたら、その違いが明らかです。 その違いは、時間空間意識への執着、つまり、物質的物事に執着することが、私たち人間の苦悩を生み出す根本原因であることが解る。

 

j次回に続く。。。