「己を巻き込む全ての問題の原因は己自身にある」。この事は、以前、このブログにも書いた事があります。又、多くの心理学者も同じことを説いていますので、私が言う必要もありませんでしょう。 しかしながら、これを知識的に理解していても、中々素直に自分の心に受け入れるには抵抗性があります。何故なら、多くの人たちは自分自身は被害者であり、加害者は相手側だとして正当化する習慣があるからです。要するに、誰も自分自身に損害を与えようとするもは居ないと思い込んでいるからでもある。

 

しかし、心から反省をすることで、その考えも間違っている事に気づかされます。そして、問題の原因が自分自身にあることで、デメリットよりメリットである事に気が付くのです。先ず、仮に原因が相手側にあるとしたら、相手側を変えなければ、その問題解決は出来ない。しかし、相手を変えることは、彼自身が変わる意思決定が無ければ、決して出来ない事です。即ち、自分勝手に相手側を変えることは出来ないのです。その一方、自分自身を変えることは、自分自身の意思決定と努力で出来るのです。次に、相手側が変わったとしたら、それは相手の上達であり、自分自身の上達には何もならないのです。即ち、せっかく自分の成長のために現れた問題を無駄にしたことになるのです。又、相手側を変えようとしても出来ない無駄な行為で、結局、自分自身が感情的になり、自分自身が新たな大きな問題を背負う事になるのです。一方、自分自身の一番手元に原因があることで、その解決方法も自分自身で出来る範囲内にあり、自分自身の努力次第で出来ることで、自分自身がどれだけ得した立場に置かれて居るかに気づく事が出来るのです。

 

一方、人間がこの地上界に生まれた目的は、己の魂の修行だと、以前語った事もあり、多くの高級霊たちも繰り返し説いておられる。 その観点からも、全ての問題の原因は自分自身であるとする論説が如何に正しいか分かります。先ず、物事は何も偶然に起きることは無く、何らかの原因り、それを追求する事で、一つの修行の宿題が成り立っている。自分自身の中にある原因を追究し、それを修正する事で、その宿題を達成し、次の課題に取り組む事が出来る。こうして、ワンステップごとに成長し続ける事が出来る。 しかし、仮に問題の原因が相手側にあるとし、それを相手側が解決したとしたら、その課題は相手側のものであり、成長するのは相手側のみである。結局、問題の原因を相手側に押し付ける、又、相手側に解決を求める事は、何も自分に対してメリットは無いのです。

 

次回に続く。。。