私は、「神は人類に絶対必要な物全てを既に与えている」と言いました。この大自然そのものが、その全てであることは言うまでもない。その中で、多くの人が忘れている、若しくは無視していることが、この大自然こそ、私たち人類の大師匠であることです。この大自然が神の存在を確実に証明するだけでなく、人類の生き方そのものを教えているのです。それが大自然法です。例えば、「一つの木では、それらを構成する数万個の葉っぱ一つとて同じ形をしたものはないように、この世に置ける人間も、一人とて同じ人は居ない。しかし、葉っぱ一つ一つが、各役割を果たして、立派な木が育つ。葉っぱ一つ一つの色合いがその木全体の個性的素晴らしさを表す。人類も同じである」。 「川の流れも同じです。川の水は流れてこそ新鮮な状態を保つ。流れなかったら、やがて腐り果てる」。 このように、多くの高級霊達も大自然を参考にして法を説いてきているのです。

 

長い転生輪廻の中で、全ての人類の心には、今までの経験で得た意識全てが既に記録されているのです。コンピューターのメモリと同じく、全てが記録されているのです。只、何処のファイル、そしてホールダーに入っているか探しきれないだけです。そして、そのホールダーを開けるキーワードも忘れているだけのことです。この世に生まれてくる人間は、そのファイルさえ見つけ出せば、現在直面している人生の問題全ての答えは、誰にも問い求めなくても、己自身の心が出してくれるのです。これが事実である一つの証拠として語るならば、人は全て、心の中では善悪の区別が出来ることです。悪人程その悪を認識している証が、嘘をつき、悪質を隠す姿勢です。 多くの高級霊達が参考にするのは、生まれたばかりの赤ちゃんが、誰に教わるでなく、母乳を求める姿勢です。

 

こうして、神は大自然を通して、この世に存在する人類を含む万象万物全てに、絶対必要な物全てを、既に与えている。物質的肉体の保護だけでなく、この人生行路を渡るための意識全てを与えているのです。その90%は潜在意識として保存されているのも、神の愛そのものであり、残りの10%でこの世での修行として活かす目的を計画されている。しかし、仮に迷ったら、90%の潜在意識の扉を開けるキーワードとして、大自然法を与えているのです。人生で困ったことがあるとしたら、大自然を冷静的に眺めてください。そこに、必ず、求める答えに出会います。