カフェでロッタとのんびり仕事をしていた時


テーブルの下で寛いでいるいるロッタに
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「まあ、なんてかわいいのドキドキ」と無邪気に声をかけてくる女性


見ると、梅宮ママ(クラウディアさん)ではないですか

「かわいいわね~、うちも3匹飼ってるのよ。男の子?女の子?」

などと、ちょっとお話をしつつ、ロッタは沢山撫でてもらいました。



本物のクラウディアさん、めっちゃ宝石赤かわいかった!


あの年齢にして、あの雰囲気の甘さラブラブ

普通じゃない。

「いやいや、あなたこそかわいいです」と喉元まで出かかったよ。


目が見たことないほど大きくて、

若いころはバービーちゃんそのものでしょう、と思える小さな顔。


体つきはテレビで見るよりもぽっちゃりしてたけど、

それを補って余りある、甘いかわいい顔立ち。


服も普通な感じで(ゴージャスさで周囲を威圧するようなファッションの

中年女性が多い中)、すごく好感が持てました。

というか、あんな風に年をとりたい!(って元が違うか)


アンナちゃんも、大学の頃から好きで、

あの、テレビから滲み出るおっとりした雰囲気は、

母親ゆずりだったのね。

今、同時進行で5冊の本を読んでいます。

(全部読みかけ)

明治快女伝―わたしはわたしよ (文春文庫)/森 まゆみ
¥670
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明治時代に生まれた52人の女たちの人生を

5ページ前後の短い文章で紹介した本。


明治の女たちの、この生命力!!


「業」丸出しな彼女たちの生き方をみると、

これぞ女の姿よね、と、なぜか元気になる本。

(現代人の生き方と比べると、今ってなんだか生命力が薄い感じ?

そういえば、本を読む間、前の記事で書いた「尖った手口」が

流れてくると、相乗効果で雰囲気盛り上がります)


どの女も、みんな辛い別れを経験してるのも印象的。

名前も知らなかった人が、こんなに激しく命を燃やしていたのか。

簡潔な文章で人生を総括されると、

逆に、一生のリアルさが感じられたりもして。

歴史に埋もれてしまった色んな人生に出会えます。


林芙美子、岡本かの子、有島武郎など、どんどん

これから読んでみたい作家が増えました。


梅原猛の『歎異抄』入門 (PHP新書)/梅原 猛
¥777
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NHKで偶然、歎異抄の解説をしている番組を見て

何となく気になってた親鸞の書。(正確には親鸞の弟子が書いた本。)

大仏ブームとか言われてるけど、

仏教に今まで縁がなかった私には、哲学として、とても新鮮。


著者は仏教の専門家ではなく、哲学・文学・歴史などを

研究してる先生なので、入門書としても読みやすい。


いつの世も、生きることは難儀だし、

普遍的なものについて思いながら読んでます。


カーマ・スートラ―完訳 (東洋文庫 (628))/ヴァーツヤーヤナ
¥2,940
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アーユルヴェーダやヨガの本を探しているときに、

アマゾンの評価が高かったので図書館で借りてみたのですが

・・・「インドの『性』典」でした。
まだパラパラめくっただけだけど、固く難しい文章で

性について真剣に学問しているところが、おもしろい!

でも単なる『性』活だけではなくて、インド人の当時の生活に

触れられるような感じが、やっぱり面白いです。


今回読んでる本のラインナップを見ると、今自分が歴史や過去に

興味があるのが改めて自覚されます。


ハルカ・エイティ (文春文庫)/姫野 カオルコ
¥940
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明治生まれの女の一生(フィクション)

まだまだ少女時代を読んでいるので、これからですね。

戦争を経験した人生ってどんなだろう。

石川くん (集英社文庫)/枡野 浩一
¥460
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ほぼ日刊1101新聞で毎回楽しみにしていたコーナーの文庫版。
改めて読んでみたくなりました。

ちなみに、ほぼ日は仕事中の癒しでした。

(あの頃は会社でネットを見ててもほとんどOKな

のんびりした時代だった・・・)


連載されてたのは2001年、との記載を見てびっくり。

あれって10年も前だったの~?!

・・・ショック・・・


よく知らなかった石川啄木のイメージが

完全に覆される短歌集です。

「尖った手口」(椎名林檎+Mummy-D)の歌詞 を検索してたら、


歌詞の意味が分からないとか、意味を検索している人が多いみたいで、


解釈も、みんなの深読みの仕方が面白かった。


私はいつも林檎ちゃんの歌を単純に聞いているので、

そんな難しいメッセージソングじゃないように思うんだけど。


字面だけ見てると分かりにくいけど、音楽で聞くと

歌詞がすんなり腑に落ちます。

といっても、人それぞれ、自分の物語にあてはめて感じるだけですよね、

音楽って。


なので、私も自分の解釈を書いてみようと思いました。


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(林檎)

必ず死ぬことが決まっている私たち、

生まれた瞬間に死刑判決が言い渡された

その事実を知った時のこと忘れて生きていないか?

与えられた時間なんてあっという間


日課に追われ

予定調和な人生を送る憂鬱な君

あなたも私と同じ、極刑の執行を待つ身なのに


今日が執行の日なら

出会った人に向けた顔、別れ際の笑顔が遺影になる

かけた言葉、書いた詞が、遺言になる

そこでは言い訳は通用しない
誰かの胸に真実を遺したいなら


だからもっと研ぎ澄ませ

もっと遠くへ、最果てへ行かなきゃならない


牙をむくのは幼稚な証拠

誰かの心に突き刺したかったら

尖ったままではだめだ


(MUMMY-D)

ナイフのようなお前の個性

さあ、刺してみな

絡めとり、受け入れるのが俺のやり方

欲しいなら、俺から奪えばいい


綺羅星のような音楽は全て幻

でもそれを産むのが、人生という終身刑に課された俺たちの罪滅ぼし

だから死ぬまで神経を磨け

消える定めの現(ウツツ)の世界で


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私はこんな風な単純な解釈です。

北風と太陽じゃないけど、

尖った真実をそのまま表現しても、人の心には刺さらない
というのを実感する今日この頃


人生に対する虚無感と、

表現への焦りのようなのが

同居してる不思議な歌という印象です。


Mummy-Dは世界一セクシーボイスだと思う。
ラップの内容もぐっとくるんだけど、

(「さあ刺してみな、棘も花も受け入れよう

欲しけりゃそこから何だって奪っていけよ」って、あー

・・・言われたいっ鼻血

ただ韻を踏んでるだけで意味はない、とか、

ラップいらない、とかの感想をときどき見かける・・・なぜ。

私が聞く時のテンションでは、ここのラップがメインなんだけどなぁ。