「共同体感覚」の話、さらに続きです(^^)
ここ数日、
「自己愛か、他者貢献か…どっちに偏ってもしっくりこないから、
わたしは『共同体感覚』を大切にしたい感じだな~」
という話と、
「でもそれは『いまのわたし』にしっくりきているだけで、
『この方法や考え方が絶対』なんてものがあるわけじゃないよね~」
という話をしてきました。
一つ前の記事に書いたように、
「その人の持って生まれた資質」×「その人のその時点の状態」
の交点に、
「その時点のその人により合った方法や考え方」
が見出せると思っているのですが、
それとはまた別の話として、
「成長の過程で変化していく順番」
があるんじゃないかなと思っています。
ステップとしては、
わたしのため ⇒ あなたのため ⇒ わたしたちのため ⇒ 自由選択
という順番が、
「人間が育っていく自然な流れ」
なんじゃないなぁ~、って。
子供のうちは「わたしのため」全開で思いっきりわがまま言って、
それが承認される経験をたくさん味わって欲しいんですよね。
本人が充分な受容を得られていないまま他人のことを考えさせようとしても、
どこかに無理が生じて、
「自分を犠牲にして他人に尽くす」
状態になるか、
「不足感があるので他人を素直に思いやれない」
というような心理状態になりがちです。
また、どのタイミングで次のステップに移るのかは、
年齢とか学年とかに関係なく、
その方によって違う方が自然なことだなぁと思います。
それぞれを経験しながら、
自分の資質がどこにあるかを知り、
いまの自分にはどこが心地よいのかを、
自分で選択できるようになっていく。
このステップのポイントは、最後に
自由選択
が来ることなんじゃないかと思います。
子供の頃に充分な承認を味わっていない方が多いから、
「自分を愛しましょう」
って話になる。
それもとても自然なこと。
大切な視点の一つだと思います。
そして、「自分」という範囲がどんどん広がっていった先に見えるのが、
自己を超越し、他者を包含した、
「共同体感覚」
なのかな。
いずれにしてもそれらの感覚は、自分で選べることだよね。
そんなお話でした(^^)