前回、習い事をめいっぱい楽しんだ後にスパートをかけて、筑波大附属中や雙葉中に合格したMさんの受験体験記をご紹介しました。

 

 

もちろん。6年生になるまでの間、勉強を一切やっていなかったわけではありません。

 

 

具体的にどんな学習をしたのか、お母様が手記にまとめてくださいました。

 

 

とても参考になるお話ばかりです。

どうぞお読みください。

 

 

【Mさんのお母様の手記】

 

たくさんの習い事を優先する生活を6年夏休み前まで続けていながら、中学受験にもチャレンジし、結果として模試では60%以上合格判定がほぼ出ることがなかった学校から合格が頂け、さらに、どちらの学校にするか贅沢にも悩むような展開になろうとは、まったく想像していない娘の受験でした。

 

その習い事ですが、好奇心が強く社交的な娘は、ピアノ、絵画、水泳、珠算など、気づけばどんどん増えていました。公文はやったことはなく、教育系雑誌でたまたま見つけた、宮本算数教室(低学年のうちはパズル、小4からは算数)には、習い事感覚で通っていました。5年生のときには、さらに小学校の合唱団にも所属し、毎日の朝練と夏休み午前中もほぼ毎日が合唱の練習という時もありました。

 

高学年になり、受験を意識するようになってからも、習い事継続の本人の希望があり、両立できるよう考えました。算数教室のほかに、小5から国語(南雲国語教室)と理科は単科専門塾に行き始めました。小6の9月からは、サピックスの日曜講座も追加しました。季節講習は、共働きなこともあり、娘の昼間過ごす場所を確保する意味合いも含めて、小4、小6時に大手塾のものに何度か参加しました。小学校生活を満喫し、好きな習い事を複数やりながらも、受験にチャレンジした家庭もあるのだと思って、以下お読みいただけたらと思います。

 

小4

夏休みにお友達の通う早稲田アカデミーの夏期講習に行ってみたい!となり、申し込みました。およそ半年分の復習がメイン、娘には初見のものばかりで相当なパンチがあったようで、夏期講習限りでまた普段の生活に戻りました。が、受験勉強の雰囲気を味わったので、意味はあったなと思っています。その後は、予習シリーズの漢字を購入し、漢字の学習を始めました。社会も地理をクイズ形式にして楽しみながら学びました。この頃は、実のところ始めたばかりの珠算に夢中でした。

 

小5

国語と理科を独学でやるのは難しいと判断し、何か塾はないだろうかと探すことになりました。しばらく探すと南雲先生の教室が見つかり、動画や新聞などの媒体記事を読んでぜひ通わせてみたいと、私が思うようになりました。幸いにして空きがあり、新小5からお世話になりました。国語の勉強をしたことがなかった娘には、南雲先生の授業がすべてでした。家庭では、お勧めしてくだったもので補完しました(予習シリーズ漢字(小5時)、漢字の要(小6時))、予習シリーズの長文)。貸し出しの本で物語の楽しさに触れ、ストレスのまったくない通塾でした。

理科は、森上教育研究所の講演会で聞いた小川理科研究所(小川先生)が実験や体験をもとにした理科を教えてくれる点に惹かれ、講演後に入塾できないかお願いし、新小5から入りました。

社会は、予習シリーズを購入し、月例テストにあわせて取り組みました。

四谷大塚の月例テストを受けて(毎回ではないです)、ペースメーカーにしていました。

 

 

小6

サピックスの春期講習、夏期講習、そして9月からは日曜講座(SS特訓)に参加することになりました。習い事も夏以降は、月1~2回、各ピアノ、絵画に行く程度になり、本格的な受験生活になりました。娘は、一生懸命にきっちりやるよりは、全体にゆるく取り組む姿勢があり、この時期の勉強面でも相変わらずで、そばで見ていて、はらはら、時にはイライラすることもありました。本人に勉強計画を任せると、大好きな算数ばかりをやるので、10月以降は1週間の予定を作り(日曜夜にお互い合意、毎日の予定は本人が選ぶ)、各科目において基礎、過去問、塾復習の3本立て予定をこなしていきました。志望校へもなるべく足を運び、肌で感じるものを重視しました。高校で芸術科目が選択できるかも参考にしました。

 

模試は、未完領域もあるだろうと思い、得点や判定は参考に留め、50%以上の正答率の問題ができているか気にしました。特に理科は細かいところまで問われるので、得点が悪く心配になりましたが、受験予定の学校では、そこまで出ないだろうと割り切り、小川先生の塾のプリントをこなし、理科コアプラスで知識を整理すれば大丈夫そうでしたので、とにかく基本で覚えていない事項を徹底しました。

社会は、独習でしたので、詰め切れておらず、最後に頑張ることとなってしまいました。『四科のまとめ』がよいと南雲先生にアドバイス頂き、9月から始めました。特に歴史は、鎌倉戦国時代が好きでないとの理由で、今まで素通りでしたが、やっとやる気になりました。四科のまとめは、解答用紙があるので、いい加減な漢字も直すことができましたし、本人も達成感があり進んでこなしていました。記述は書く時間を節約のため、口頭のクイズにし、楽しみ要素もいれながら進めました。

過去問が大事と伺っていたので、全科目を進めました。12月末に終わらないものも、1月の直前までやり、時間配分などイメージするようにしました。最後の最後まで学力が伸びます、と南雲先生から聞いていましたが、入試が始まって、1つ1つの学校が終わるごとに、本人に学びがあったようです。時間が足りなければ、次の学校では時間配分に気を付けたりし、本人も2月3日が一番満足度の高い回答がかけたとのことでした。

 

最後に、娘は、南雲先生の教室に行くのが本当に楽しみでした。あやふやな漢字が最終的にはできるようになり、語彙や和語も学び、白紙の多かった記述も見違えるレベルになり、小6夏からの過去問の丁寧な添削には毎回頭が下がる思いでした。のんびりして、入試はまだまだ先と思い、ゆるくなりがちな娘も、志望する学校ならばと本気で問題に立ち向かいました。丁寧に添削して頂くことで、明らかに実力がついているのが感じられました。模試でも安定して点数が出るようになり、本番もひょっとしたらうまくいくかな、と私も確信が持てました。

私も志望校選択の相談で教室に伺い、その的確なアドバイス、優しさのにじみでるお話の仕方に魅了されました。娘が毎回通うのを楽しみにしているのに納得した次第でした。南雲先生に出会えたことで、しっかりと実力をつけることができました。国語以外のアドバイスもありがたかったです。志望校選択にも自信を持ち、最大限の対策ができたと思っています。すべてが力になる濃い時間を過ごすことができ、心より感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

中学受験をするなら1年生から塾に入れなければ……!

 

一時期、そんな風潮が高まりましたね。

今は少し落ち着いているでしょうか。

 

それでも、遅くとも4年生(実際には3年生の2月)には通塾をスタートさせようと考える方がほとんどでしょう。

 

私も次女は4年生から通塾させました。

 

大手塾のカリキュラムは入試の出題範囲を網羅しています。

 

その流れに従って学ぶのは合理的で適切な受験対策であることにまちがいはありません。

 

 

ただ、それがすべてのお子さんにとって唯一の最適解ともいえないことは、いろいろな方が指摘なさっているとおりです。

 

 

できることなら、小学生らしい生活をエンジョイしながら、親子ともに、もう少しゆとりをもって受験対策ができればいいけれど……。

 

 

今回ご紹介するMさんはそんな夢のような受験を実現してしまったお子さんです。

 

 

6年生になっても習い事を楽しみ、大手塾は季節講習と6年後期の特訓授業のみ。

 

 

雙葉中、筑波大附属中の合格を果たし、どちらに進学するか悩みに悩んだ末、筑附に決めました。

 

 

読書経験が豊かで語彙力もあり、算数にも強いMさん。

 

 

受験勉強以前にこうした素地をしっかり築いていたことが快挙につながったといえるでしょう。

 

 

おっとりタイプでふんわりとした雰囲気のお子さんですが、集中力にはすさまじいものがありました。

 

 

それでは、受験体験記をお読みください。

(お母様からも頂戴しています。次回をお楽しみに!)

 

 

受験体験記 M.M.

 

私が南雲国語教室に入室したのは、5年生の春です。それまでは、算数の塾に行っていましたが本格的には勉強しておらず、むしろ習い事にたくさん行っていました。模試を受けたこともありましたが、結果はあまり気にしていませんでした。国語について、南雲先生のところに通い、最終的に得点源になるまでになりました。それには3つの理由があります。

 

1つ目は、読解の仕方を教えてもらったことです。それまで、なんとなく読んでいたけれど、注目するべきポイントの見つけ方を教わり、早く深く読めるようになりました。

 

2つ目は、毎週2題以上の長文読解を解くことを宿題にしてもらったことです。私は他に国語の勉強をしていなかったので、問題を解く回数を増やすために、宿題にしてもらったので頑張ることができました。

記述問題に慣れる要因になり、成績UPにつながりました。

 

3つ目は、南雲先生の丁寧な過去問の添削です。6年生になってからは、水泳、そろばんなどの習い事、学校の合唱団も辞めて、勉強するようになりました。7月に学校見学に行った雙葉がとてもよかったので、第一志望校にし、過去問に取り組むことになりました。南雲先生に、毎週過去問を提出し、さらに前週添削して頂いたものの直しを提出するようになりました。また個別の過去問講座では、解説も入り、その場で解き直しもするので、本当に役立ちました。

 

9月からは、サピックスのSS特訓に行き始めました。同時に、何とかなるかと思い後回しにしていた理社をひたすら勉強しました。秋の3回の判定テスト、2回の学校別テストでは、雙葉の合格可能性が60%まで上がりました。

 

ただ最後の模試では、今までで一番悪い結果を出してしまいました。本当に悔しくてサピックスの冬期講習のときに、たくさん勉強するようになり、最上位クラスに安定的にいられるようになりました。

 

最初の入試の前に南雲先生からお守りを頂き、うれしくてリュックにつけて、栄東中に臨みました。結果は東大クラス合格でほっとしました。次に受けた渋幕は不合格でしたが、気持ちを切り替えて最後の1週間は理社を中心に猛勉強しました。国語の過去問で終わっていないものも解いて、南雲先生にギリギリまで添削をお願いしました。

 

すべてやり切って自信を持って雙葉に臨みました。しかし本番では、国語でうまく時間配分ができず、作文が最後まで書けなかったうえに、その後の算理社も時間が足りず、社会では受験番号を書き忘れたか不安になりました。休み時間には受験票を机から落とし、面接では誰もいない方向におじぎをして、落ちたと思って泣きながら帰りました。

 

でも結果は合格でした。そのときは夢だと思いました。振り返ると、国語は、作文は書けなかったけれど、他の部分はたぶん過去問の対策通りにできたのだと思います。

 

2日目の学校は不合格でしたが、3日目の筑附は時間配分も内容も、今までで一番満足する出来でした。南雲先生の教室に来ていなければ、私はここまで国語の力をつけることができなかったと思います。本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

だいぶご無沙汰してしまいました。

 

 

この春、第1志望の聖光学院に進学したSくんから手記を寄せていただきましたのでご紹介します。

 

 

語彙力が豊かでコミュニケーション力も高く、朗らかなお子さんです。

 

(Sくんと接する中で得た気づきを、朝日新聞EduA「中学入試で出題される語彙が難化 語彙力が高い子がしている3つのこと」という記事にしました。こちらもぜひご覧ください。)

 

 

先週、入学式の後にわざわざ遠回りをして制服姿を見せに来てくれました。

 

 

晴れやかな笑顔を拝見しながら、Sくんの乗り越えてきた試練を思い、胸がいっぱいになりました。

 

 

以下、Sくん本人が書いてくれた手記です。

 

 

受験体験記

 

K.S.

 

聖光学院中   進学

駒場東邦中・東京都市⼤学付属中・函館ラサール中・

栄東中(東大クラス特待)   合格

 

僕は新 4 年⽣から SAPIX に通っていましたが、⼊塾したばかりの頃はまだ受験を真⾯⽬に考えておらず、好きな野球やゲームも家庭学習と同時並⾏で頑張っていました。

 

でも国語が好調の時と不調の時の差が激しくコース昇降も激しくなってしまい、国語を安定させる為に南雲国語教室に通い始めました。

 

南雲先⽣の授業はとにかく楽しく、問題が解けなくても解説をしっかり(授業を楽しみながら)聞き、「次は絶対に⾼得点を取ってやる」と勉強(国語以外も)のモチベーションを⾼めてくれる最⾼の授業でした。

 

6 年⽣になると SAPIX のスケジュールが 5 年⽣の時とは⽐べものにならないほど、忙しくなりました。

 

志望校別特訓では国語は安定していても、他の教科があまりうまくいかなかったせいでなかなかいい順位を取れず、国語を⼀部切り捨ててその分他の教科の苦⼿単元(理科の⽣物や地学など)に充てようとしていました。

 

しかし、実際にやってみると苦⼿教科の成績はあまり安定しないどころか切り捨ててしまった国語の成績も下がってしまいました。

 

しかもなんと直前期の 11 ⽉や 12 ⽉にそんなことが起こってしまい、とても不安でした。そこで南雲先⽣に相談し,教えて頂いたとおりに実際にやってみるとどの教科も以前より成績が安定するようになりました。改めて南雲先⽣の偉⼤さを実感しました。

 

1 ⽉は学校を休み友達に会えずに寂しかったのですが、「ライバルも皆同じように頑張っているのだから⾃分も頑張ろう」「あと1ヶ⽉我慢すれば⾃分の⾏きたい学校に進学でき、しばらく勉強から解放され友達とも遊べる」などと⾃分を奮い⽴たせました。そして、塾の先⽣⽅や南雲先⽣,両親や兄弟、そして⾃分の⼒を信じて頑張りました。

 

これは中学受験⽣活の中で学んだ教訓ですが,受験本番の最終科⽬の終了 1 秒前まで絶対に志望校合格を諦めずに頑張って努⼒をし続ければ、絶対に志望校に合格できます。

南雲先⽣,本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

お久しぶりです。

 

7月に、以下の2冊のドリルが出ましたのでお知らせします!

 

『名探偵コナンと楽しく学ぶ小学国語ドリル 読む力』

(原作/青山剛昌 監修/南雲ゆりか 小学館)

名探偵コナンと楽しく学ぶ小学国語ドリル 読む力

 

読書をしているのに読解のテストがいまひとつ……というお悩みをときどき耳にします。

 

なんとなくふわっと読んでいるのかもしれませんね。

 

そして、そういう漫然とした読み方でも内容がつかめるレベルの本しか読んでいない……

 

これでは、文章が難しくなると歯が立たなくなってきます。

 

「自分から理解しにいく攻めの読み」ができるようになるためには知識や技術が必要です。

 

それらをドリルで身につけられるように構成しました。

 

読解問題の例文は、コナンのノベライズ本から取り上げています。

 

中学年から高学年のお子さん向きです。

 

 

『名探偵コナンと楽しく学ぶ小学国語ドリル 書く力』

(原作/青山剛昌 監修/南雲ゆりか 小学館)

名探偵コナンと楽しく学ぶ小学国語ドリル 書く力

 

残念な文、おかしな文を正しく、読みやすく書き直すドリルなどを載せました。

 

また、コナンのマンガを数コマ掲載し、それを文章で説明する演習なども盛り込んでいます。

 

作文は、「書く」→「添削してもらう」→「書き直す」というプロセスで上達していきます。

 

親子でチャレンジしていただければと思います。

 

この作文ドリルを使った講座をやってみようかな、などとも考えています。

 

こちらも中学年・高学年向きです。

 

どちらも、塾に通っていない小学生にも中学受験塾で教えていることがらを知ってもらいたいという思いをこめて作成しました。

 

 

執筆に当たり、大量のコナンマンガとノベライズ本を読みましたが………やっぱり『名探偵コナン』は傑作ですね飛び出すハート

 

 

 

 

 

 

今回は、男子受験生のお母様からいただいた体験記をご紹介します。

 

渋幕に合格された後、開成にも合格。

 

どちらに進学するか、ご家族で話し合われた結果、

 

・共学の方がよい

・学校主催の海外研修(ホームステイ)のプログラムに参加したい

・第二外国語講座で中国語をやってみたい

 

という子さん自身の希望を優先して、渋幕にお決めになりました。

 

 

Yくんは、物静かながら芯が強く、自らコツコツと学ぶお子さんです。

 

 

集中力、理解力の高さも抜群だし、スピードもあります。

 

 

このようなお子さんなら、どちらの学校に進学しても、希望する大学に進学できるものです。

 

 

開成を辞退するというのはある意味勇気のいることかもしれませんが、Yくん自身にはそうした類いの迷いはなかったようでした。

 

 

それでは、以下に、お母様から寄せていただいた体験記をご紹介します。

 

 

 

                                  受験体験記
                                                              
渋谷教育学園幕張中進学
開成中学合格
栄東東大特待 6年間特待合格
市川中学 特別奨学生合格


息子が南雲国語教室に入室したのは、5年生の春でした。毎回の授業を楽しみに通塾を続け、受験した全ての学校に合格をいただくことができました。

息子は小規模塾に通っており、算数と社会が得意科目でした。積極的に家庭学習をしていましたが、国語は苦手意識が強く成績も安定しませんでした。このままではいけないと思い、南雲国語教室にメールをお送りさせていただきました。体験授業のお誘いがあり、息子を連れて行きました。授業が楽しくすごくわかりやすく、すぐに馴染める環境であったため、入室させていただきました。

南雲先生の授業を受けるうちに、国語という教科の苦手意識がなくなりました。それから積極的に読書をするようにもなりました。授業で取り扱った文章に興味をもつようになり、出典の本を買って読み、面白いからその作者の他の本も買って読み、というように次から次へと読みたい本が常にある状態でした。少し難しい文章であっても、とりあえず読んでみようかな、もしかしたら知らない価値観や考え方に出会えるかもしれないし、というような感じです。好奇心の芽を育てて伸ばしていただいたことは、一生の財産になるだろうと思っております。

新6年生になると、過去問個別対策演習に申し込みました。過去問だとより一層やる気になるようで、気合を入れて取り組んでいたように思います。
また、この時期に小規模塾を辞め、国語は引き続き南雲先生に、また理科と算数についても南雲先生のアドバイスやご支援のもと、心機一転、個別指導中心に切り替えました。

その後理科については、力学を基礎から徹底的に教えていただきました。模試のたびに見つかる弱点を補強していただき、最終的には得意科目として穴が見つからない状態になるほどに仕上げていただきました。

算数については、苦手単元であった立体図形と場合の数をどのように考えていけばいいのかという視点も含めて丁寧にご指導いただきました。家庭学習で進めていた開成の過去問の添削もお願い致しました。夏休み前には、算数だけであれば明日試験を受けても合格できるでしょうというお言葉を頂くことができました。

夏休みからは、南雲先生の夏期講習に参加するとともに、サピックス の夏期講習にも参加しました。いずれの講習も南雲先生からいただいたご指導を中心に取り組んでおりました。

9月以降は、引き続き南雲先生のご指導を受けつつ、サピックス のSS特訓に参加しました。
SS特訓は、良い意味で競争をしていたようです。席次は真ん中辺りでした。平日はSS特訓の指示された課題と過去問に取り組みました。


安易な逃げ道を求めるなど横道に逸れることもありましたが、最終的には意味がないということを悟り、再び積極的に取り組んでくれるようになりました。この頃からサピックス の模試に限らず幅広く他の模試等も受験するようになり、より自信が深まった他、試験慣れにも繋がったと思います。

いよいよ受験の季節を迎え、我が家としては、4校、計5回の受験を決心しました。息子はやはり、初回および結果の見えない中での2回目受験に対して緊張や不安と闘っておりましたが、幸いな事にこれまでの努力と先生方からのご指導が実を結び、期待される最高の結果を得ることができました。このことがきっかけとなり、家庭内の雰囲気や緊張も格段に改善され、その後の良い結果につながったと考えています。

試験期間中においても、南雲先生からは優しいアドバイスを継続的に頂き、安心感につながっておりました。更には、最終的な進学校の決定に際しても、様々な方から情報を集めてくださり、進学に伴う不安要素を尽く取り除いてくださりました。

我が家として、南雲先生からの温かいご配慮無くして、この様な素晴らしい受験生活はなかったと確信しています。また一切の懸念なく、晴れて春より進学が叶うという望外の結果を得られたことに対しても、ご支援に対する最大の感謝を申し上げ、体験記の結びとさせていただきます。本当にありがとうございました!

 

  

 

 

前回、Nさんのお母様からいただいた体験記をご紹介しました。

 

 

今回は、お子さん自身が寄せてくれた体験記です。

 

 

お読みいただくとわかると思いますが、彼女の文章にはねじれがありません。

(私の方で少しレイアウトを変えましたが、文章は原文のままです)

 

 

桜蔭の過去問の記述答案を読んでいても、文法的な誤りや表現のわかりにくいところが全くありませんでした。

 

 

しかも書くスピードの速いこと!

 

 

難関校入試に必要な力を十分に身につけたお子さんでした。

 

 

それでは、Nさんの受験体験記をお読みください。

 

 

受験体験記

N.N.

 

私が受験を意識しはじめたのは、小学4年生のころでした。大手塾にも通わずに難関校を目指すのは大変だと分かっていましたが、あきらめずに頑張りました。

 

塾は南雲先生や小川先生、算数の個人塾で勉強し、6年生の7月までは、家では算数は「中学への算数」や過去問、国語は南雲先生の教材や過去問の直し、理科は小川先生の教材の見直しや問題集、社会は塾に行かずに問題集やいろいろな資料を見て勉強していました。

 

そして、6年生の7月に、普通よりも遅くサピックスに入りました。SSでは桜蔭クラスに入り、平常クラス、土特にも参加しました。

このことで、競争心が芽生え、だいぶ成長できたと思います。

 

そして、1月前半に栄東中の東大クラスを受けて6年特待の合格をいただき、後半には渋谷幕張を受験して合格をいただきました。そして、波にのって2月1日、桜蔭中を受験して合格をいただけました。

 

栄東中では国語と算数、渋谷幕張中では国語と理科、桜蔭中では国語と算数と社会でいい点をとることができ、合格につながったと思っています。

 

国語は、南雲先生の過去問講座で桜蔭中の過去問を16年分やり、添削のおかげで文章の精度も上がったと思います。はじめのころは白い部分が多くなってしまい苦労しましたが、回数を重ねるごとにどんどん書けるようになってきました。

 

また、南雲先生のていねいな説明を聞くと深く文章やそのテーマを理解できました。そのような桜蔭中の国語の技術は渋谷幕張中にも通じたと思います。

 

やはり過去問をやりこみ、やりっぱなしではなく添削してもらい、直して文章をより濃くするという経験はとても大事だと思いました。

 

今まで支えてくださった先生方のおかげで志望校に合格できたので、とても感謝しています。

 

 

 

 

この春、渋谷教育学園幕張中に進学することになったNさんから、体験記をいただきました。

 

 

桜蔭にも合格し、少し迷われていましたが、

多様性の中で学びたいというお子さんの意思を尊重して、桜蔭は辞退なさいました。

 

 

お母様は、

「自宅からは桜蔭の方がずっと近いのですけれどね」

と笑っていらっしゃいましたが、お子さんが渋幕ライフを楽しめるよう、全力でサポートされるようです。

 

 

さて、Nさんとの出会いは4年前。

 

飛び級で4年生クラスの受講を開始しましたが、学力は実学年の受講生を凌駕するほどでした。

 

 

読書家で教材の文章を難なく読みこなす力がありましたし、漢字も得意でした。(ちなみに、漢検2級を取得済みだそうです……!)

 

 

このようなお子さんには飛び級が向いています。

 

 

少し難しめのことに取り組みながら、力を伸ばしていき、

5年の後期には、過去問演習を始めることができました。

 

 

……このように書くと、何かものすごく迫力のある「お勉強少女」をイメージされるかもしれませんね。

 

 

真逆です。

 

 

お子さんもお母様も、ふんわりとした優しい雰囲気の方です。

お子さんの興味・関心を優先し、「我が家のペース」を大切にされていました。

 

 

それでは、今回はお母様からいただいた手記をご紹介します。

 

過分なお言葉を頂戴して恐縮している次第ですが、そのままご紹介します。

 

 

受験体験記

2/11/2022 母

 

栄東中東大特待コース(6年特待合格)

渋谷幕張中(合格→進学)

桜蔭中(合格)

 

長かった中学受験生活が終わり、ずっと憧れていた渋谷教育学園幕張中に通えることになりました。合格は、渋幕の他に、桜蔭中、栄東中東大特待コース(6年特待)からいただき、努力が最高の結果につながりましたが、一番嬉しかったのは、桜蔭の合格発表の日に南雲先生に報告に伺った時に、涙を流して喜んでくださったことでした。先生は常に励ましの言葉をかけてくださり、教室に行くたびに親子とも元気づけられていました。

 

娘は習い事を続けたいこともあり、日数が拘束される大手塾には通わずマイペースで勉強を進めていました。そんな中、3年生の時に家の近くに四谷大塚での桜蔭クラスで教えていらした有名な国語の先生がいらっしゃるということをきき、著書も拝読して、ぜひ教えていただきたいと門をたたきました。

 

当時から大人気の塾でしたが、漢検や公文が割合と進んでいて難しい文章が読めていたこともあり、飛び級ではありますが、4年生コースに空きがあるということで、入塾することができました。体験授業の時には私も同席しましたが、南雲先生の素敵な声と丁寧な日本語、言葉遣いにさすが一流の先生は教え方も違うなあと感銘を受けたことを今でも覚えています。

 

5年生の時には6年生クラスまで終了していましたので、6年生の1年間は少人数の過去問講座を受講させていただきました。

過去問講座以前の集団授業では、時間に余裕があることもあり、入試に出る漢字、ことわざや慣用句など授業の教材を繰り返して完全にするよう心掛けていました。また、読解は、先生がチョイスした良問をたくさん解くことができていたので、6年生からの過去問講座を開始した時にはだいぶ記述ができるようになっていましたが、桜蔭の答案にはまだまだの状態でした。

 

過去問講座は、本当に素晴らしく、南雲国語教室の真骨頂だと思います。

数多くの生徒を桜蔭に送り出したプロフェッショナルの先生と何回もやりとりすることにより、文章の理解が深まるだけでなく、書き直すことにより解答が洗練されていき、学校が求めるテーマを適格に理解し、自分のものにすることができます。

 

12月には、桜蔭の過去問は、合格点を大きく超えるレベルの答案を仕上げるレベルにまで成長していました。

桜蔭入試の前日には、南雲先生に添削していただいた答案を全部見直し(なんと16年分!)、これ以上国語をやっている受験生はいないと自信をもって1時間目の国語に臨むことができました。

 

受験は量をこなすことやテスト慣れも必要なので、6年生の7月からサピックスに通いましたが、ここでも国語は大きな武器になり、入塾当初からトップ層として成績を崩すことなく受験に臨むことができ、改めて南雲国語教室の威力を実感しました。

 

また、桜蔭の国語対策をやりこむとで、渋幕の入試でも、国語はもちろん、難解な長文で知られる理科や社会も対応できるようになっていて(本番でも時間が余りました)、男子と勝負しなければならない渋幕入試で大きな武器になりました。

 

最後になりますが、4年間にもわたって、いつもあたたかく丁寧にご指導くださり子供の成長を見守ってくださったこと、ご縁をいただいたことを南雲先生に心より感謝申し上げます。本当にどうもありがとうございました。

 

 

 

 

ときどき、大手塾のテストの答案を見る機会があります。

 

 

そして、「この漢字はどうして×なのでしょうか?」というご質問をいただくことも。

 

 

お手本のような字が書けるに越したことはないのですが、行き過ぎでは? と思うこともしばしばです。

 

 

一画一画を丁寧に、バランスのとれた字を書くべきだという考えには賛成です。

 

 

でも、正しいかどうかの客観的な基準が曖昧なまま、

採点者の主観、好みによる謎ルールでジャッジが行われることも少なからずあるのです。

 

 

 

このあたりのもやもやを抱えていらっしゃる方、

いや、どんどん×にすべきだとお考えの方も、

意見を伝えてみませんか?

 

 

朝日新聞でアンケートを行っています。
 

 

何よりも大切なお子さんのために、

 

より明確な指導方針を示してもらえるよう、

 

教育界に声を届けることができればいいなと思います。

 

 

 

 

 

 

本日、徒歩で帰宅中に、小学生の女の子が乗っていた自転車が脚に当たり、怪我をしてしまいました。

 

 

19時20分くらい、白山通りの「あおい書店」を通り過ぎたあたりの歩道を歩いていたときのこと。

 

 

「くすりの福太郎」の脇の道を目がけ、女の子の自転車が結構なスピードで目の前を横切りました。

 

 

その直後、その子の後ろを追いかける形で走っていたもうひとりの女の子の自転車が転倒。

 

 

その拍子に転倒した自転車が私の向こう脛を直撃しました。

 

 

幸い転んでしまった子に怪我はなかったようで、自転車を起こしながら「すみません」と謝ってくれました。

 

 

「気をつけてね」と声をかけて立ち去りましたが、だんだん脚の痛みが増してきます。

 

 

歩けるので骨は大丈夫だなと思いつつ、少ししんどかったので、娘を呼び、荷物を持ってもらうことに。

 

 

家に帰って見てみると、ぶつかったところが、広範囲で赤黒くなっており、擦り傷もできていました。

 

 

自然に治るのを待つしかないのでしょうけれども、念のため、明日、整形外科を受診しようと思います。

(この時間のロスが、一番痛い……ショボーン

 

 

自転車で連なって走る自転車自転車のは、すごく危ないですよね。

 

 

後ろを走る子はついていくのに必死ですから、前の子の背中しか見ていません。

 


 

 

車を運転する大人なら危険なポイントに目を配れますが、「無免許」の子どもには無理です。

 

 

私はものすごく骨が丈夫なので、大事には至りませんでしたが、

 

ぶつかったのが小さな子だったり、お年寄りだったりしたら……

 

 

自転車のお子さん自身も、もしかしたらもっと危ない事故に遭ってしまっていたかもしれません。

 

 

口幅ったくて恐縮ですが、保護者の方にも責任がありそうです。

 

 

夜、人通りも車も多い道を、小学生だけで自転車を連ねて走るのは危ない、ということを認識しておかれた方がよいのではないでしょうか。

 

 

かけがえのないお子さんの命を守るためにも、です。

 

 

そして、万が一何かを壊したり、人にぶつかったりしたときには、後で親が対応できるように、相手の連絡先を聞いておくよう教育しておくとよいと思います。

 

 

それから、自分が被害にあったときの心構えも。

 

 

自転車に限らずですが、

 

ぶつけられたりしたときには、そのときはたいしたことないと思っても後で症状が出るかもしれません。

 

 

「大丈夫です」と言って立ち去らずに、

 

 

110番するとか、相手の連絡先を聞くとか、周りの大人に助けてもらうとかの対応策を教えておくといいと思います。

 

 

わかっていても、咄嗟にはなかなかできないのですけれども……
 

 

なんだか暗い記事になってしまいすみませんお願い

 

 

私もちょっとショックだったショボーンのでおゆるしください

 

 

 

 

前々回の記事で、字は易しいのに受験生が苦戦する意外な漢字をご紹介しました。

 

 

今の時期の6年生がまちがえやすい漢字テストの問題をもう少し挙げてみたいと思います。

 

 

すべて中学入試に出題されたものです。

 

 

中学受験をするお子さんがいらっしゃる方は、ぜひやらせてみてください。

 

 

 

◇次の傍線部のカタカナを漢字に直しなさい。

 

1 去年はダントウで、雪が少なかった。
 
2 国会での大臣によるトウベンを聞く。 

3 敵はトトウを組んで向かってきた。

 

4 大きな船がセツガンする。

 

5 カンセン道路を走る

 

 

 

ひとつずつみていきましょう。

 

 

1「暖冬」

 

なぜこれをまちがえるのかなと思ってしまいますが、気象情報に触れる機会があまりないのかもしれませんね。

 

「断冬」という誤答がけっこうありました。

 

大まじめに「断頭」と書く子も……ガーン

 

理科の学習にもつながりますから、気象情報はときどきチェックしてみるとよさそうですね。

 

 

2「答弁」

 

これも簡単な字なのですが、「弁当」をひっくり返した「当弁」という答えが多いのです。

 

「ニュースで大臣が答弁する映像を見たことがない? 」とたずねても首をかしげる子がほとんど。

 

公民の学習をしていても、やはり政治はあまり身近ではないのでしょうね。

 

 

3「徒党」

 

空欄が目立ちます。

 

「徒党を組む」という言い回しを覚えてしまいましょう。

 

「 あることをなすために仲間が団結する」という意味です。

 

 

4「接岸」

 

簡単な字ですが、おそらく初めて見た言葉なのでしょう。

 

空欄率が高いです。

 

「船が港に入ってきて、横向きに岸につくじゃない?」

というヒントを出したら、

 

「あっ そういうこと!」と、すらすらと書いていました。

 

 

5「幹線」

 

これもなじみのない言葉なのでしょう。

 

正答率は低かったです。

 

みんな新幹線は普通に漢字で書けるのに、です!

 

「新幹線」は「固有名詞」になっていますよね。

 

私も、「新しい幹線鉄道」……と思いながら乗ることはないです。

 

「幹線」は少しイメージしにくいので、「幹線道路」という言葉で覚えておくといいかもしれません。

 

では「幹線道路」とは?

 

国土交通庁関東地方整備局首都国道事務所用語辞典によると

 

 

「全国的、地域的あるいは都市内において、骨格的な道路網を形成する道路。通常、広幅員・高規格の道路であることが多い。」

 

ということです。

 

 

いやいや勉強になります。

 

 

私の国語教室の近くでいえば、「白山通り」などは幅も広くて「幹線道路」の風格ありです。

 

 

目の前の「言問通り」もきっと該当するのでしょうけれど、

 

終端近くのせいか、片側一車線の細めの道。

 

例としてはわかりにくいかな……

 

 

家の近くの「幹線道路」をお子さんと確かめてみてくださいニコニコ