雨の降る日は

まるで、冬眠

なにも 出来ない

こころがすり減って

身体が 置いてけぼり

雨の降る日

困難も 流れていけば

そんなこと あるわけないけど

曇り空

瞳を閉じたら 夜にちかづいてくる

確かなこと

もう、

あの人に 偶然会えることもない

毎日

あの車両で会える

だから

声をかけることもなく

甘えてた

偶然なんて 

手を伸ばさなければなにも

なにも 掴めない

あなたの後ろ姿すら もう

遠くで見つめることすら

あなたに 寂しいと思ってもらうことすら

日常は 当たり前なんかじゃない

わかってるつもりだった

また

あなたにいつか 会えるかな

桜には まだはやい

桜の雨

見慣れた道すら 愛おしく

ただ手を振る  その姿に泣きたくなる

まだ 春と呼ぶには寒いけれど

旅立ちの日

道の先は まだかすんでいて

笑顔で歩き出すには 勇気がいるね

じゃあね

さよなら、なんて言わない

毎日会えなくなっても 私たちは友達

大人になるにはまだ早い

大人のふりが 精一杯