もう2ヵ月半も前の事になってしまった・・・
さて。覚えてるのか?私。
これ以上忘れない為にも、書いてみよう。そうしよう。
11月19日、出産予定日の前日。
やはり卵白に血が混じったようなおしるしが続き、
その血の量がどんどん増えて、なんだか不安に。
たまたま遊びにきた義姉に、
「大丈夫なのかなぁ~」なんて言ってみたら、
「病院に電話しなさい!」と強制的に受話器を握らされ、
見張られる中、電話を・・・(私は電話とか苦手)
念の為、病院に来るように言われ、
こじに連れられて病院へ。
内診の結果、子宮口は5cmとの事で、
とりあえず帰宅して様子を見て下さいと。
んで、内診の後、トイレへ行くと、
なんだか結構な痛みが下腹部に・・・
あれ?これ陣痛っぽくね?
内診でグリグリした後の余韻かしら?
ってな感じで、一旦帰宅。
の、帰り道・・
あれ。結構痛いぞこれ。
あれ。感覚は5分だったり7分だったり3分だったり。
うーむ・・・
んで、帰宅した頃には5分おき位でした。
これ、間違いないっぽ!!
というわけでとりあえず、腹ごしらえ。
痛みが引いた時に頑張って食べました。
仕事中の母に連絡しました。
で、また病院に電話して、
こじと母と3人で病院にとんぼ返り。
そのままLDRへ案内されました。
13時頃だったでしょうか。
5分おき位でしたが、痛みはまだ弱く、
まだまだ余裕ぶっこいてふざけていました。
くぅ~っと痛むけど、引けばなんてこたぁない。
そんな時間を過ごしているうちに、
その痛みがどんどん強くなっていきました。
んで、夕方頃には笑えないほどに。
さっきまでこじが腰をさすってくれると嬉しかったけど、
触らないでー><な状況に。
出された夕食も、一切食べられませんでした。
それでも痛みが引いてる間はまだ楽でした。
ベッドの上で立ち膝をつき、
こじに抱きついて、こじの服(背中んトコ)を握り締めて、
痛みに耐えるようになりました。
兄一家が応援に来ました。
甥っ子と姪っ子が、頑張ってねって握手してくれました。
それから、どんどん痛みは増して、
陣痛も3分おきになって、痛む時間も長くなって、
とにかく辛い。腰が割れそう。
「泣き叫んだって痛いもんは痛いんだからさぁ~」
なんつって、静かに出産に臨もうとしていた私。
声でました。
泣きも入りました。
生き地獄だと思いました。
(二人目?もう産みたくないわ・・)と思いました。
終わりの見えない闘いに、気が遠くなりそうでした。
子宮口は7cmからなかなか開かず、
とりあえず痛みに耐えつつ、放置されてました。
というのも、隣のLDRでも出産している方が。
そして夜間、助産師さんは一人きり。
隣がいきみに入ってしまった今、
言葉は悪いけど、私は後回しなのです。
生き地獄の中、隣の部屋から産声が聞こえました。
率直な気持ちは「いいなぁぁぁー!」でした。
んで、間もなく助産師さんが私の元へ。
人工的に破水させてくれました。
と同時に、「子宮口全開、いきんで良いですよー」と。
「あと少しで終わるんですね?」って聞いたら、
「初産だから、1時間から2時間!隣は1時間だったよ!」
・・・。
ふぇぇ・・あと1時間もかよぉぉぉ・・・と思ったけど、
やっと終わりが見えてきたのだ。
そらもう必死で、踏ん張った!!
全身の力を集中させて、力任せに踏ん張った!!
助産師さん、戸惑った!!
「えっ・・?」って言った。
上手な人でも1時間よなんて言われていた中、
「早く我が子に会いたい」なんて素敵な理由ではなく、
「早くこの痛みから解放されたい」っていう一心で、
私は、13分後には産声を聞いていたのだ。
母とこじに見守られる中、
ジュニさん、誕生です。
気付けば日が変わり、予定日当日になっていました。
予定になかったけど、
助産師さんに促され、こじがへその緒を切りました。
カンガルーケアもしました。
やっと対面した我が子は、子猿のようでした。
なんだこのお猿さんは。
ちくしょう、可愛いじゃないか。
数分前まで生き地獄だと思っていたのに、
すっかり痛みは忘れてしまいました。
痛かった。確かにすっごく痛かった。
あり得ないぐらい痛くて辛かった。
けど、忘れてしまうんだから、赤ちゃんってすごい。
鼻からスイカを出すって言うけど、
私は陣痛に耐えている時間が辛すぎて、
「出す」っていう痛みはほぼ感じませんでした。
確かに、お腹を痛めて産みました。
とにかくアレだ。
人生で一番辛い時間であり、
人生で一番幸せな瞬間がありました。
自分の両親が、嬉しそうに孫を抱く姿を見て、
なんだか涙がこみ上げてきました。
私は、こうやって抱かれて育ててもらったんだなぁって。
そして、何より一番の親孝行になったんじゃないかなぁって。
そう思うとウルウルしました。
出産後は、ホルモンの影響で涙もろいんだ。多分。
んで、基本的に個室で、ホテルのような病院ですが、
その中でも、シャワーとトイレがついた特別室で、
退院までの時間を過ごさせてもらいました。
自慢かよ。
自慢だよ。滅多にない贅沢だよ。
こじへの感謝の意を込めて書いておくんだよ。
こじが勧めてくれたんだよ。
陣痛の始まりから、ずーっとこじが一緒にいました。
人生で一番頑張った時間を、ずっと見ててもらえて、
私は良かったなぁと思っています。
こじを父親にしてあげられました。
戸惑う事も多いようですが、結構なイクメンっぷりです。
お風呂は勿論、うんちのオムツだって替えられます。
そんなこんなで、3人家族な生活をしています。
さて。
数ヶ月ぶりにPCに向かって書いてみたわけだけど、
こじと色々相談してから、育児日記の始まりです。多分ね。