1 | 2 次ページ >> ▼ /
March 31, 2015

母と子のマレーシア通信

テーマ:ブログ
母と子のマレーシア通信 娘のホームステイ体験から (中公新書)/中央公論新社

¥価格不明
Amazon.co.jp

10年ほど前に読んで、とても強い印象を受けた本です。先日、再読しました。

本書は、マレーシア・クアラルンプールに1年間留学し、華人の家にホームステイした、高校生(文さん)と母親の手紙のやりとりをまとめた本です。読み進めるうちに手紙の通信を続けることで、文さんが自分の思いを文章で表現できるようになり、また文筆家の母と「会話」することで、どんどん気持ちが理論化されて成長していく過程が手に取るように見えてくるのも本書の特徴です。

読んでる最中も今も、自分の高校時代がこんな風だったらよかったな、と思ってしまうくらい、本書の主役である文さんはマレーシアでの生活で、とても羨ましい経験をしています。

マレーシアは多民族国家なので、それぞれの文化や食事を楽しむことができ、マレー系はマレー語、華人は北京語、インド系はタミル語を話し、さらに公用語として英語がつかわれている。マレーシア人同士でも、英語で会話するという場面に出遭うこともあったし、駅の案内などは4ヶ国語で表記されていて、日本人の感覚からするととても「ユニーク」な国だ。
ステイ先の華人の家では、基本的に北京語が共通の言葉ですが、両親は福建語で話する。さらにKLの華人の共通語は広東語で、またややこしい。また、文さんの通う学校はマレー系なので、マレー語で授業が行われる。こんな雑多な言葉が飛び交う世界は日本人はなかなか体験できないだろう。

異国の地で1年間生活するというのはどういうことか、ぼくは想像も出来ない。本書の中では、文さんはもちろん辛く悔しい経験もあったが、寛容な陳さん一家に家族の一員として、大切に扱われてとても幸せな留学生活を送ったと言える。それが最も羨ましい経験だ。

最後に、この本をぜひ現役の中高生に手に取ってもらいたい、とぼくの気持ちを書いておきます。海外に出るのは早ければ早いほど良いと思います。それは吸収力が抜群によく感受性も豊か、好奇心も旺盛だからです。異国の地に身を置くことは、その長短にかかわらず刺激的な経験になるでしょう。
それでは、よい留学を!
AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
最近の画像つき記事
 もっと見る >>
1 | 2 次ページ >> ▼ /

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。