筋トレ後の健康診断で気をつけるべきポイント:肝機能の数値に要注意!


パーソナルトレーニングや筋トレ後に健康診断や人間ドックを受ける予定の方は、少し注意が必要です。筋肉痛や激しい運動の後には、肝機能の指標であるAST(GOT)やALT(GPT)の数値が一時的に上昇することがあるからです。

これは「肝臓に異常があるのでは?」と心配になるかもしれませんが、実際には筋肉の損傷が原因である場合がほとんどです。ASTやALTは肝臓だけでなく、筋肉にも存在しており、トレーニングによる筋肉の炎症がこれらの数値に影響を与えます。

筋肉痛と肝機能数値の関係

1. 運動による一時的な数値上昇
筋トレや激しい運動をした後、特に筋肉痛が残っている状態では、筋肉の損傷によりASTやALTの数値が一時的に上昇します。このため、健康診断や人間ドックで「肝機能の数値が高い」と診断される可能性があるのです。

2. 誤解を防ぐためのポイント
この数値の上昇は、必ずしも肝臓の異常を意味するものではありません。筋肉の炎症が落ち着けば、通常これらの数値も正常値に戻るため、再検査を受けると改善が確認されることが多いです。しかし、検査時に筋肉痛や運動の影響を医師に伝えることも重要です。

健康診断前に避けるべきタイミング

もしパーソナルトレーニングを受ける予定がある場合は、健康診断や人間ドックの直前や数日前には、ハードなトレーニングを控えることをおすすめします。特に診断結果に影響を与えないよう、体を休めてから受診することがベストです。もし運動後に受診する場合でも、医師に筋トレの影響で数値が一時的に上がっている可能性があることを伝えると安心です。

運動は健康にとって非常に良いものですが、診断結果に影響を与える可能性があることを理解し、適切なタイミングで検査を受けるよう心がけましょう。

小濱裕司


水分補給の落とし穴?「低ナトリウム血症」に気をつけましょう!


水分補給は、特に運動中には欠かせないものですよね。暑い日やハードなトレーニング中、脱水症状を防ぐためにしっかりと水分を摂ることは、誰もが気をつけていることかと思います。しかし、実は水分を過剰に補給しすぎると「低ナトリウム血症」という状態に陥るリスクがあることをご存じでしょうか?


低ナトリウム血症って何?


低ナトリウム血症とは、体内の水分が増えすぎて血液中のナトリウム濃度が低くなる状態です。この状態になると、体の電解質バランスが崩れ、筋肉が攣ったり、痙攣を引き起こしたりします。特に、マラソンやトライアスロンのような長距離競技に取り組むアスリートや、発汗が非常に多い状況にある人に見られることが多いです。


水だけでは危険!塩分も忘れずに


低ナトリウム血症は、水だけを大量に摂取し続けることで引き起こされやすくなります。特に長時間にわたって運動する場合、汗と一緒に体内のナトリウムが失われますが、水だけを補給していると、そのナトリウムを補充できず、体液のバランスが崩れてしまうのです。


このようなときは、天然塩や塩飴を一緒に摂ることが有効です。ナトリウムを補給することで、体のバランスを保ち、筋肉の攣りや痙攣を予防することができます。


私も愛用!天然塩で万全の準備を


私自身もトレーニング中に筋肉が攣りやすい体質なので、常に天然塩を近くに置いています。特に、発汗が多いトレーニングや暑い日の運動では、塩分補給が不可欠です。水分補給を心がけるだけでなく、適度な塩分も一緒に摂取することで、パフォーマンスをしっかりと維持することができます。


もしあなたも運動中に筋肉が攣りやすかったり、長時間のトレーニングを行うなら、天然塩や塩飴を活用してみてください。水だけではなく、体に必要な塩分も補給して、より快適に運動を楽しみましょう!


小濱裕司


男性更年期障害とテストステロン向上の重要性


近年、男性の更年期障害が注目されています。原因は男性ホルモン「テストステロン」の減少で、放置すると心身の不調や健康リスクが高まります。倦怠感や筋力低下、うつ症状などが現れ、生活に支障をきたすことがあります。


筋トレがテストステロンを向上させる理由


筋トレは、特に大きな筋肉を動かす運動がテストステロンの分泌を促進します。スクワットやデッドリフトなどの複合的な運動は、筋肉量の維持・増加だけでなく、心身の健康を支えるため、男性更年期障害の改善に効果的です。


筋トレは意欲や集中力を回復させ、心の不調の軽減にも寄与します。筋トレを継続的に取り入れることで、自然なホルモンバランスが整い、テストステロンの分泌が促進されます。


男性更年期障害に気づきにくい理由


厚生労働省の調査では、多くの男性が更年期症状を自覚していながら、医療機関を受診していません。特に40代から60代の男性は、自分の症状を年齢や仕事のせいと考え、治療の必要性に気づかないケースが多くあります。家族に異変を指摘されて初めて受診する例も少なくありません。


更年期障害の主な症状


男性更年期障害の症状には、不安や集中力の低下、うつ症状などの精神的な問題と、筋力低下、異常な発汗、疲労感といった身体的な問題があります。こうした症状が進行すると、フレイルと呼ばれる状態に陥り、認知症や寝たきりのリスクが高まります。


筋トレと日常生活の改善が鍵


筋トレに加え、バランスの取れた食事や質の高い睡眠を心がけることが、テストステロンの分泌を維持するために重要です。筋トレと有酸素運動の組み合わせが効果的で、定期的に行うことで心身の健康を支え、更年期症状の改善が期待できます。


まとめ


筋トレは男性更年期障害の症状を改善し、テストステロンの分泌を促進する効果的な手段です。早期の対策と適切な運動習慣により、健康的な生活を維持することができます。