とりわけ最近注目しているのはオノノガブの構築理念

一般的には鉢巻オノノクスとスカーフガブの組み合わせで、
物理竜を受ける役割を担うハッサムやクレセなんかを鉢巻ノクスの数値圧で押し切り、
控えるタイマンに強いスカガブが相手の後続を抜いていくという構築ですね
この構築の基幹を成す理念とはつまり、
突破方法が似た2体のポケを止める相手の対策ポケを、
うち1体が役割破壊的攻撃手段によって突破することで、
後ろのもう1体が自由に動ける環境を作り出す、ということだと思います
極論で言ってしまえば、できることならガブガブ(鉢巻ガブ+スカガブ)でもいいわけです
A特化鉢巻でクレセリアを(80%の乱数になりますが)持っていけますので
XY環境ではメガ進化による全体的な数値の底上げやフェアリーの存在により
オノノガブという組み合わせ自体は機能し難くなってしまったと思いますが
構築理念そのものは今でも十分通用すると思うので、今回はこの理念を根幹にして
構築を組んでいく手順を自分の中でまとめて、明らめたいと思います
①使いたいエースを選ぶ(=オノノガブのスカガブ)
なるべくタイマン性能が高く、且つ対策される手段の幅が狭いポケだと組みやすいです
第五世代だとスカガブが最たる例だったと感じますが、
XYシーズン2環境の現在ではメガガルーラなんかが良いと自分は思いますので、
メガガルーラを例にとって話を進めます
ここではなるべく、汎用性が高くタイマン性能を高めたメガガルーラを想定します

ex.陽気AS、恩返し、地震、不意打ち、猫騙し
②、①で選んだエースを止められる相手を想定する
対メガガルーラとして安定した対策に挙がるものといえば、
まずはゴツメのクレセリア。そこからバルジーナ、ムドー、ギャラなんかの
ゴツメ持ち物理受け全般へ派生していくところが一般的なものだと思います
対面だとメガルカリオやローブシン等格闘や、ヤミラミなんかは手が出ないですが、
この場合後出しからの受けとは違いますのでまた別のものとします
③、②で選んだのと同じようなポケで止められるATポケを探す
クレセやムドーだと、まずは物理竜の方々に対しては受けに出てこられてしまうでしょう
その他一致抜群技を持たない物理ATに対しても汎用的に受けが利きます
ギャラドスも物理受け型ならば、
陽気ASガブ等物理竜を仮想敵に据え耐久調整を施されるパターンが多いですね
バルジーナは物理方面は対メガガル用みたいなところがありますから、
当然物理耐久ラインは物理竜の逆鱗2耐えよりも上のラインですね
④、③で挙がったATポケの中で、受けにくるポケを突破する手段を確立する
(=オノノガブの鉢巻ノクス)

鉢巻A特化ガブの逆鱗
→HB特化クレセリア=割合47.5%~55.9%、高乱数2発 (79.3%)
→HB特化ギャラ(威嚇込み)=割合46%~54.9%、高乱数2発 (61.3%)
→HB特化バルジーナ=割合54.3%~64.9%、確定2発
大文字
→HB特化ハッサム=割合85.8%~101.6%低乱数1発 (6.3%)※地震でも確2
→HB特化エアームド=割合48.8%~58.1%、高乱数2発 (98%)
不安ならもう少しだけ火力を高めて

鉢巻A特化カイリューの逆鱗
→HB特化クレセリア=割合48%~57.2%、高乱数2発 (91.8%)
→HB特化ギャラ(威嚇込み)=割合47.5%~56.4%、高乱数2発 (83.2%)
→HB特化バルジーナ=割合55.2%~65.4%、確定2発
炎のパンチ
→HB特化ハッサム=割合117.5%~140.1%、確定1発
→HB特化エアームド=47.6%~56.9%、高乱数2発 (90.2%)
物理受け出てこいやあああああああ
これでオノノガブ改のサンプル、ガルガブ若しくはガルカイリューの完成です
メガガルーラと鉢巻ガブ、鉢巻カイリューは同じポケで対策される想定なので
先発に鉢巻組を添えて、メガガルーラ受けを分からせてやりましょう
サイクル重視のパーティ相手だとこのギミックだけで勝負がつくことも多いです
補足
⑤、①で選んだエースが②以外で対面で辛いポケを流せるポケを用意する
対面意識型のパーティだと、受けポケをそもそも用意していない線が多くあります
その対面意識ポケを流せるか受けられるポケを後ろに添えれば、
このパターンのパーティ相手にも動きやすくなれます
メガガルが対面で辛い相手といえば、
返しの一撃を食らうorSで負けている格闘が目に見えるところで、
他にもガブリアスや同速メガガルなど素の打ち合いで負ける恐れがあったり、
マリルリやランドロス等一発で倒しきれないこちら確1技搭載の恐れのあるポケなどもいます
これらに後出しから対応できるゴツメクレセなんかを入れて…としていくと、
オノノガブの理念を持ったXY版の汎用的なパーティを組み上げることができると思います
自分が現在使っている前記事のパーティも、
そんな感じで組み上げていったパーティの一つであることは間違いないです
オノノガブからスタートして、組み込めるところを全て組み込んでいった感じですね
今回はこれで終わります。長いこと読んで頂きありがとうございました