今回もはじめてのお酒となります。
『姿』です。
スペックは雄町を使用した精米歩合50%の純吟無濾過生原酒。酸度1.9、度数17.4度、日本酒度+1。
酵母はT-ND酵母(栃木ニューデルタ酵母)を使用。華やかな感じというよりは芯のある力強いお酒になるとのこと。でも裏ラベルに赤くデカデカと「T-ND」と書かれると、なまじ字面が似ているせいでどこぞの可能性の獣を思い出してしまうんだ。
まぁとにかく飲んでみましょう。
含むと、なかなかジワリと酸味が染み込んできます。ですがきめ細かい炭酸によりスッキリ切れていきます。雄町にしては味が引き締まってるなぁ。酢酸エチル的な苦味も多少。
同じ雄町の無濾過生原酒でも、『幻舞』が女性的なのに対し『姿』は男性的。精米歩合5%の差というのは違うような。
1日も経つと、苦味も消えて華やかさが少し増してきます。それでもどこか精悍な印象。味にはきちんとしまりがある感じですし、辛味でキレるのは相変わらず。開けたてのときの全体的にシャキッとしたところは損なわれていない感じ。2日目がきつい苦味も無く香気も損なわれていないので一番いい感じかも。
いいなぁ。雄町のムロゲンってジャンル自体が僕の大好物ではありますが、色々飲んで見ると個性が出ていていい感じ。
同時に、栃木のお酒で注目したいのがまた出てきてしまった感じですかね。よきかなよきかな。