ホンのひとりごと

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たわいもなきことを独りごちてみる

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読書メーターさんが、「今月読んだ本をまとめよう!」って言ってくるので、ちょっとまとめてみました。

3月は、わたくし的には結構まとまった数を読んだので、物は試しってことで。

まあ、読んでる方からすれば、「けっ」てな量でしょうけどもねー。

よろしければどうぞご覧ください。






2013年3月の読書メーター

読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2146ページ
ナイス数:54ナイス


中野京子と読み解く 名画の謎 旧約・新約聖書篇感想
キリスト教をテーマとした宗教画の鑑賞ガイド。今回も面白く読めた。宗教画の鑑賞は、色々とお約束があるので知っていた方がずっと楽しめる。一般的な解説書よりはくだけた語り口なので読みやすいが、好みが別れるかもしれない。また、詳しくなくても、一通り聖書を知っていることが前提に書かれているように思うので、聖書に関してご存知ない方は子ども向けの聖書でもザッと読んでから読むことをおススメします。「マグダラのマリア」の章が好きだった。
読了日:3月4日 著者:中野 京子



雨・赤毛 (新潮文庫―モーム短篇集)感想
もっと早く読めばよかった。学生時代はなんとなく難しそうで「古典」なイメージがあって手を出さなかったのだが、もったいないことをした。1920年代に出版された短編集に入っていた作品とは思えない。とはいえ、今となってはちょっと翻訳が古いかな。新しい訳で読んでみたい気がする。モームのような名作を踏み越えて現代の作家の作品があるわけだが、現代の作品だけを読んでいる若い世代にはどこかで読んだような物足りなさを感じるのかもしれない。それにしても、昔の文庫の文字は小さいなぁ。
読了日:3月13日 著者:サマセット・モーム



ころころろ (新潮文庫)感想
久しぶりの『しゃばけ』シリーズだったが、あいかわらず楽しい作品。自分が、若だんなの世界にすぅーっと入っていくのが心地よい。「けじあり」が一番好き。シリーズの空気感を壊すことなく女の悲哀が描かれていて、とても切ない。最終話の「物語のつづき」も、神である身の切なさが描かれていて、こちらも好きだった。
読了日:3月19日 著者:畠中 恵



プリズン・トリック (講談社文庫)感想
交通刑務所内で発生する殺人事件。犯人と被害者は共に受刑者だった。密室殺人だわ、犯人と目されていた人物が実は被害者だわ、いろいろとてんこ盛りで面白かった。ただ、てんこ盛りなので登場人物が多く、場面が変わると語り手も変わるため、途中で誰が誰の関係者だったか混乱した。面白かったが、読み終わると結構あっさりした印象なのは、てんこ盛りで薄くなってしまったせいか?単行本発刊時は、最後の「手紙」がなかったそうだが、それだとやっぱりモヤッとしたことだろう。本当の犯人で、もう1つ別の話が書けそう。
読了日:3月24日 著者:遠藤 武文



シャドウ (創元推理文庫)感想
母を病で亡くし、父と二人だけの生活を送る小学5年生の凰介。母の葬儀から数日後、今度は幼馴染の亜紀の母親が自殺する。そして、2つの家族に次々と不幸な出来事がふりかかり、少年はやがて驚愕の真実に辿り着く――。面白い。やっぱり面白い本は頁が進むのが速い。1日で読了。本当は、子供が絡む事件は苦手なのだ。弱い存在が悪意に晒されるのは、好きじゃないのだ。でも、読後感は悪くない。最後の方になると、なんとなく展開が読めてしまうが、それも素直に納得できる感じで良かった。道尾作品、面白いじゃないかー!
読了日:3月25日 著者:道尾 秀介



幸福な食卓 (講談社文庫)感想
「父さんは今日で父さんを辞めようと思う」春休み最後の日、朝の食卓で父さんが言った。―――『雪国』並みに心に残る印象的な枕。たしか近所の書店でやってた「本の枕フェア」でも取り上げられていた。主人公中学生の佐和子の家族は、父の自殺未遂騒動をきっかけに歪んでしまう。書かれているのは何気ない日常だが、家族関係ならではの閉塞感がよくわかる。学校生活のありがちないざこざや、恋を経験して、佐和子は成長し家族も再生を果たす・・・。と、淡々と進んでいたのに、最後にこんなことが待っていたとは!お、大浦くーーーん!!
読了日:3月27日 著者:瀬尾 まいこ



隅田川のエジソン (幻冬舎文庫 さ 33-1)感想
ある日突然全財産を失って路上生活者となった男が如何にして生きていくかを描いた物語。“好奇心”や“探究心”や“達成感”、そんなものがあれば人間はどんな環境でも日々を面白く過ごしていけるのだな。でも、読み終わって2つの気持ちが葛藤している。創意工夫で生きていく姿に喝采を送りたい気持ちと、この生活を手放しでは認められない気持ちと。人間の生きる力とか自立とかいろいろ考えさせられる。軽妙な語り口で物語が進むので読みやすく、生き様が興味深く面白い。
読了日:3月29日 著者:坂口 恭平

読書メーター





ずるずるの感受性と、ぐだぐだな文章力しか持ち合わせていないので、しょーもない感想しか述べておりませんねー。

子供の頃、読書感想文とか書くの、大っ嫌いだったしー!

「私の感想は私だけのもんじゃ!何故、作文なんかにしなきゃならんのだ」とか、思ってました。

まあ、また自分で納得できるくらいの量を読んだ時には、記事にしてみます。

2~3冊じゃ格好つかないので(汗)

記事にならなかったら、読書メーターでどうぞ。

私が何を読んでるか興味のある方は、そうはいらっしゃらないと思いますが(笑)