4月に入り、一気に暖かくなりました。
あちらこちらで子猫の保護依頼や、相談の声が上がっているようです。
餌やりをしている方の中には、子猫が産まれてから慌てたり、保健所へ持ち込んだり、
はたまた別の公園へ捨てに行ったりする方もいる、なんてことも聞くとやるせない気持ちになります。
子猫でも里親さんを見つけるのは本当に大変です。
そうなる前に避妊・去勢手術をして欲しいものです。
さて、今日は今年の1月から使わせていただけるようになった総合運動公園駅前にあるフェリシモさまの須磨事業所「エスパスフェリシモ」周辺のTNRの報告です。
以前、他の団体さんのお世話になって、一斉にTNRをしたこの地域ですが、
何年か経ってまた猫が増えてしまったようです。
TNRはその地域の猫を一斉に実施し、その後きちんと管理していかないと意味がありません。
それには普段餌やりをしている人の協力が不可欠で、またその方にも捕獲器を使っていただけるように指導することも必要だと思います。
↓捕獲前にチラシでお知らせ↓
今回、捕獲できたのは7匹でした。
自転車置き場付近にいる猫たちはすべて捕獲できましたが、エスパスフェリシモとは駅を挟んで反対側の大きな木の付近で見かける猫は1匹しか捕獲できませんでした。
通常なら捕獲器を仕掛けて少し離れたところで見守っているのですが、その場所の猫はかなり警戒心が強いので、いったん解散しました。
その後、現場に戻った会員が捕獲器に見たものは、なんとアライグマでした。
アライグマは凶暴な外来種・・・かわいそうな気もしますが、お役所に引き取っていただきました。
猫に置き餌をしていく行為は、このように本来は人の行き交う場所には現れない野生生物を引き寄せることにもなり、とても危険です。
イノシシに餌付けするとんでもない人もいるせいで怪我人だって出ています。
野生生物に餌をあげることは禁止されています。
猫に餌やりをする人は、お皿などに入れて必ず目の前であげて、後片付けをしてくださいね。
また、地域猫として近隣住民の理解を得るにはトイレの設置も必要だと思います。
もちろん、トイレはきちんと掃除してあげてくださいね。