大寒波の昨日
九州  大分市内も
たまーに雪が舞っていました
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メダカは大丈夫?
分厚い氷が張ってました

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朝焼けに映えた水仙
この季節満開です

さて本題

あーたたたっ!
痛いところ 辛いところ
手が自然にさすってませんか?

痛いの痛いの飛んでいけーーっ
慰める時も
さすってませんか?

私たちアロマセラピストも
アロマオイルを体に塗るトリートメントでは
「エフルラージュ」という
ゆっくり撫でさする手技があります

「さする」という行為によって
私たちの体でどのようなことが起きるのか
分子レベルで解明されたと
科学論文にて発表されました

群馬大学大学院 医学系研究科プレスリリース
柴崎 貢志 准教授ら
↓↓↓

『「さする」となぜ神経の突起が伸びるのかという分子機構ー細胞伸展の感知センサー動作原理を発見ー』
米国実験生物学会誌 The FASEB Journal 
2016年12月22日 オンライン掲載

上記論文から抜粋しますね

柴崎 准教授らは 先の2010年に

神経回路ができる時に
神経細胞の細胞膜状に「さする」物理的刺激が加わると
「さする」という刺激を感知するタンパク質     (TRPV2)
が働いて神経の突起を伸ばすことを世界で初めて見出しました
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(柴崎ら 
The Journal of Neuroscience 2010 より)

今回は、さらに感知するTRPV2センサーがどのようにして「さする」刺激をキャッチして、神経突起を伸ばすのか分子レベルで明らかにしたとのことです

柴崎 准教授によると

自然と損傷部位を撫でたりさすったりするのは、このセンサーを活性化させて神経突起の再生を促そうという、ヒトの無意識下での行為と意味づけられる

リハビリの繰り返しでなぜ運動機能が回復するのか?現在 科学的には不明な点ばかりとのこと

リハビリやマッサージなどの物理的刺激が
神経回路の再生を促している可能性が高く
その正体はTRPV2センサーの活性化にある

という結果でした

応用すれば
新しいリハビリ手法の開発であったり
センサーを活性化する新薬の開発へと
期待されると言及しています

この論文発表を受けて

私たちの行なっている手技も

単なる
心地よさやなぐさめ
温める血行を良くする
だけでなく

神経回路の再生にも寄与している
という可能性が加わりました

お客さまへトリートメントを行なう
意味づけを大きく後押ししてくれる知見です

「手当て」にはちゃんと意味があるのです

自信をもって
お一人お一人丁寧に
痛みや辛さに向きあっていきたいと
心強く思います

皆さんも
やり方とか難しいことを考えず
癒してあげなきゃじゃなく

まずは
自分にとって大切な人を
楽しみながら
撫でてさすってみませんか?

お互いにやってみるのも気持ちいいですよ
よしよしって優しくね