着飽きたニットワンピースやセーターが今年風によみがえる技! | ニットラボのブログ

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こんにちは、大久保ちせです♪(●´∀`●) 

起毛ニット 流行ってます!
お店でよく起毛ニットワンピースを見かけます。


”起毛ニット”とは、編地の表面をかいて
毛羽立たせたものです。

編地の表面をかくのに使用するのが、
”フラースチーゼル”と呼ばれる植物を乾燥させたもの。

”フラースチーゼル”とは
マツムシソウ科に属する二年草なんです。別名でオニナベナとか、
ラシャカキクサとも言います。

※アザミ起毛という名前がメジャーな為、よく”アザミ”と間違いますが、違う植物です。
わたしも、ずっと”アザミ起毛”だと思っていました。

表面がトゲトゲになっているので、ひっかきやすくなっています。


起毛をする工場では、この”フラースチーゼル”をローラーに
つけて、使用しています。


これは、工業用なので、
手編みのセーターの場合は、どのようにするのでしょうか?


この起毛ブラシを使用します。



裏には、硬めのブラシがついています。


このブラシは、現在販売されているのかは不明ですが、
無い場合は、固い毛のついたブラシで起毛は可能です。


使い方は、
手に持って、強めにブラッシングします。
素材にもよりますが、結構力をいれてブラッシングします。

好みの毛羽がでるまで、ブラッシングします。



きれいに毛羽を出すコツは・・・
①同じ力でブラッシングすること。
②ブラシの向きを同じにする。(毛羽の方向をそろえてるとキレイです。)
③始めから、力を入れ過ぎないこと。(編地によって毛羽の出やすさはさまざまです。
徐々に毛羽を出してみましょう。)
④無地よりも、柄の方が毛羽立ちが目立ちやすいです。


この柄を起毛させると・・・


↓↓↓
ふわ~っとこんな良い雰囲気になりました!
印象ががらりと変わります。
なんか高そうに見える・・・。



ねっ。以外とカンタン。




もちろん
手持ちのセーターに起毛をかけることも可能です。

ということは・・・

着飽きてしまった、柄のセーターに起毛をかけて、
今年風にアレンジもできますね!

着なくなったけど、
捨てられなかったニットワンピースとかニットカーディガンを
甦らせることができる起毛技です!


ぜひ、試してくださいね♪


ではまた♪(●´∀`●)
※一部記事の修正をしました。(2014.1.29)