一歩を踏み出しあぐねているあなたへ 農あるくらし 水田家の食卓 京都 綾部

一歩を踏み出しあぐねているあなたへ 農あるくらし 水田家の食卓 京都 綾部

京都の北部、綾部で農あるくらしをしています。
忙しい日々の中で、これからの自分の一歩を踏み出しあぐねている人も多いと思います。
そんな人たちに、土に近いくらしのことを少しずつでも発信していければと思っています。

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何やかや、忙しい忙しいと言ってる間にもう11月。今日は毎年参加している篠山のササヤマルシェで出店です。
朝からたくさんの人出で、ちょっと一段落。50店舗くらいのブースが城下町の古い商店街の軒先に出ています。我が家は今日だけでしたが、ササヤマルシェは今日から四日間続きます。
http://sasayamarche.jp/







ある精肉店のはなしという映画を見ました。
人権研修の一環として、娘が行っている幼稚園の保護者としての参加でしたが、
これは以前から興味のあった作品でした。
本は読んだことはあったのですが、映画は初めて。監督の纈纐(はなぶさ)さんも講演されるとのことで、楽しみにしていました。

大阪、貝塚の牛も飼っている小さな精肉店が、近所の屠場で自分で屠殺しそれを枝肉、精肉に
して販売まで行うお店。小さな屠場が消えていく中で、ここも閉鎖されることに。その前後の姿を追ったドキュメンタリーです。

家族の暮らしを中心に、地域での活動や被差別部落の歴史と苦悩、命をいただくということなど、単に無くなる屠場の記録としてではなく、人間の暮らしを豊かな重みをもって描かれている素晴らしい作品でした。
監督のお話しも、映画を撮影するにあたっての家族や地域の人たちへの真摯で誠実な思いが伝わってきました。

この作品はDVDとしては販売されておらず、興味のある人が企画して上映会を行うという形をとっているそうです。

http://www.seinikuten-eiga.com/

昔、自分も和牛を飼っていて、家畜商の手伝いで何度も屠場に行ったことがありました。牛飼いは数年でやめてしまいましたが、命の重みというものをずっしりと感じた20代後半から30代初めの頃が思い出されました。

昨年、近所の方からウコンを作らないかと、種ウコンを分けていただきました。
もう年だから引退したいので、でも良いものだから、誰かが作ればよいと思って、、と。

近くの仲間とやっている野菜の産直グループ、「小さなきもちプロジェクト 野菜宅配部」のメンバーたちとそれぞれウコンを分け合って、皆各自で栽培してみようということになり昨秋無事に収穫。
しかしそのままでは使えず、乾燥、そして粉にするという加工が必要なのです。

スパイスとしてはカレーに使うターメリック、薬としては酒飲みの肝臓によいとか、最近では認知症にもよいとか。

商品にできるかどうかは別として、まずはみなで加工してみようということになりいっしょに作業しました。きれいに洗ったウコンを村の加工場で乾きやすいようにスライス、乾燥機で半日。きれいにパリパリに乾きました!!

乾いたので一安心。粉にするのはまた今度です。