キウイの里洞戸復興プロジェクト

キウイの里洞戸復興プロジェクト

岐阜県関市洞戸は、岐阜県一のキウイ生産地です。しかし、過疎化が進む中で生産量が減ってきています。キウイの里 洞戸復興プロジェクトが、立ち上がり、若手の生産者育成、生産者のサポートを主軸に、洞戸地域の活性化を進めて行く日々の日常をつづります〜

果物の中でも非常に栄養価に優れたキウイフルーツ、その中でも特に美味しいと評判の洞戸キウイフルーツをご存知ですか?


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 洞戸のキウイフルーツは非常に評価が高く、需要に供給が追いついてない状況です。 私たちは、「キウイの里 洞戸復興プロジェクト(NPO法人洞戸村ふるさと塾)」として、収穫量が減っている洞戸キウイの生産量を増やすべく各種の取り組みを始めました。



 その一環としてKiss(キウイ栽培スペシャリスト)養成研修会を開催しております。<2014年3月現在、2013年度研修会を修了>

 将来、洞戸で田舎暮らしをしてみたい方、キウイフルーツを栽培してみたい方、加工品の開発や、地域がいかに良くなるかなど、一緒に考えていただける熱い思いをお持ちの方大歓迎です。本ブログで私どもの活動をご確認のうえ、機会があれば是非ご参加をお願いします。


 現在、次回研修会の検討中でございますのでよろしくお願いいたします。

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平成26年3月16日に、今年度開催して来た”Kiss養成研修会”の修了式を関市洞戸生涯学修センターのネットサロン室で行いました。

この日は年度末ということもあり、また家庭の都合などで、一年間に渡り研修に参加いただいた6名の研修生の内、半数の3名が参加されました。

授与式といっても今日はキウイ栽培研修を締めくくる最後の研修日です。
まずは一年間の習熟度を測る認定試験を実施

修了認定試験

問題数は少ないものの、皆さん真剣に、講習した知識を再確認する問題に取り組んでいます。
試験の結果は内緒ですが、満点はみえなかった模様( ̄_ ̄ i)
それでも無事、全員に修了認定証が贈られました。

授与3

授与2

授与

引き続き、今年度のキウイの宴の様子を撮影したビデオを始め、まんぱくで洞戸のキウイを紹介したビデオなどを視聴しながら、研修生が栽培したキウイフルーツの魅力や活躍を再確認いただきました。

視聴

おわりに、研修で身につけた栽培技術や知識を生かし今後も洞戸のためにご尽力賜われますようお願いして、今年度の研修会を閉じました。

おまけは、最後を締める昼食会です。
今回は高賀地区で塾生の仲間でもある店主が経営する薬膳料理のお店”鑑真康寿堂”での昼食。
落ち着いた癒しの郷のお店で、これからの洞戸キウイの復興策の話題で話も弾みます。

康寿堂


洞戸村ふるさと塾は、今後も一年間全8回の研修会で得た貴重な体験を生かしてキウイの里、洞戸づくりに注力して参ります。

洞戸のキウイフルール共々、引き続き末長くご注目の程お願いして
今年度区切りのご報告といたします。
ありがとうございました。


前日までの雪模様が嘘にように穏やかな日になった、今年度第7回目のKiss研修会の報告です。

とは言っても、実は今年、洞戸はほとんど降雪がありません。
冬期に一度も雪すきをしなくていい、こんな年は1961年以来だとか。
キウイの栽培にどう影響するのか心配もあるところですが、枝の幸落としなどが必要なく随分楽させていただきました。
そんな天候にも助けられて、今回は普段なかなかできない作業に挑戦です。

まずは圃場の整備(土壌改良追肥)です。
研修圃場の一画に非常に樹勢の弱い樹木群があります。
昨年の猛暑に負けて、葉は、お盆中に他の場所よりいち早く枯れ始めました。
そのせいもあって、枝はどれも細くて元気がありません。
そこで、この時期としては異例の追肥を行なうことにしました。
というのも、植物を燃やして出来た灰と炭は昔から農業には書かせない優良肥料でして、前回キウイ枝を燃やして出来たものを有効活用しようというわけです。

灰炭

日本農業では酸性土壌を中和するために石灰(カルシウム)の投与が行なわれますが、灰にも植物のカルシウムが濃縮されています。更にマグネシウムも含まれることから苦土石灰を投与するのと同様の効果があるとされています。
また、炭は活性炭と言われるように通気性に富み、水通しのよいフワフワ土壌となるばかりか、他の肥料と共に使うと相乗効果で肥料の効きが良くなり、防虫効果も加わると言われています。
合成肥料のない昔の人は自然の恵みを本当に上手く利用して来たんですね。

灰炭2

灰や炭に肥料(今回はオルガペレを使用)を混ぜて散布しました。
でも、こうして使うと、無駄と思われた膨大な枝も、あっという間に土に還りました。
圃場全体には、まったく足りません。
土壌に抄き込むのが本意ですが簡略作業で終え、これでも少しは効果が出るのか検証したいと思います。

つづいて、2年前に開墾して苗を植えたキウイ観光農園へ移動
枯れたキウイ苗の植え替え作業を研修しました。
2本を植え替えましたが、実はその内の一本は昨年夏の草刈時に誤って草刈機で刈ってしまったものです。

おかげでキウイの根の張り具合が確認できました。
キウイの根は浅く広く広がると言われています。画像をみると、なるほど平べったいですね。

キウイの根

通常、苗植えは秋植えが基本です。春先に植えることもありますが、まだ気温が低いのが心配です。
まして今回は苗ではなく、農園の片隅に他の苗と一緒に予備植えしておいたもので高さ2mほどの幼木に育ったものす。
だだ、キウイはいい加減に植えても育つたくましい果実ですので、ここは楽観視して挑戦してみました。
苗床も、ものの本によると一月前に準備するとしてあるものを、その場で設えての植え替えです。

この大きさになると掘り出しにも一苦労

苗掘り出し

植え替えの後、誘引、たっぷり水やりをして作業は終了です。

苗植え付け

追肥同様、実際上手く行くかどうか。楽しみですね。結果が分かるのは花が咲く6月頃です。
こんな思いを抱きながらの作業も農作業の魅力の一つです。

無事作業を終えた後のこの日の昼食は、レストラン幸でキウイ料理をご馳走になりました。
研修会としては異例の豪華料理ですが、来週23日にある
”岐阜まんぱく”のキウイの里洞戸満喫プログラム
で食べていただく予定の料理の試食を兼ねての昼食でした。

キウイの特徴が生かされた、どれも美味しい新作料理に皆さん満足そうでした。
23日の参加者の皆さんにも、きっと喜んでいただけると思います。
まだ、若干の空きがありますのでよろしければお申し込みください。

さて、いよいよ来月は今年度研修の終了式です。
今年度の振り返りと来年度への豊富、キウイ栽培への思いを、参加者の皆さんと共有出来たらと思っています。どうぞよろしくお願いします。
【 Kiss養成研修会 2013_Part7 研修生募集 】

25年度、第7回目のキウイフルーツ栽培研修会を下記のように開催します。


今回は苗の植え替えと肥料散布等の圃場整備です。
剪定を終えたキウイフルーツの枝振りを確認しながら、樹勢の弱い枝の再生を促します。
今年度栽培研修の最終作業となりました。
来月は今年度の振り返りと認証式を予定しています。


★お申し込みは、昼食等の準備がありますので13日木曜日までにお願いします。

●開催日時:2014年2月16日(日) 9:30~12:30(昼食後解散)
●開催場所: 関市洞戸小坂のキウイ研修畑
●集合場所: 関市洞戸生涯学習センター(関市洞戸市場交差点付近)
●集合時間: 午前9時15分(乗り合わせにて移動します)
●内容: 枝振りの検証と必要に応じた肥料散布
観光農園の枯れ苗の植え替え
●服装: 長袖長ズボン、軍手、長靴、帽子
防寒着をご用意ください。
申し込み先(お問い合わせ先)
 E-mail   furusato-j@horado.com ( 件名に「 Kiss申込 」とお入れください )
   ※ 記載必須項目: お名前・生年月日・住所・連絡のとれる電話番号(Faxも可)またはメールアドレス
 ※ 確認のご連絡を差し上げた後、正式な受付となります。

●補足注意事項
・開催について:基本は小雨決行。悪天候が予想される場合は中止のご連絡を前日までにいたします。
・道路が凍結することがあります。十分な対策をお願いします。
・研修時の画像や記事を各種メディアで利用することに承諾願います。


今年度最終の研修作業となりますが、興味のある方は是非ご参加ください。
ご質問にも可能な範囲でお答え出来るかと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。