主として、父として… | 劇団 貴社の記者は汽車で帰社
「後三年期」にお越しいただき、ありがとうございました。
そして、スタッフキャスト各位、お疲れ様でした。


それでは早速、舞台の感想を…。

まずは役作りからです。
清原 真衡という人物は一国の主であり、一家の大黒柱、何事も未来と家族を考えて行動してる人だと思います。(慢心する部分はありますが……王なので仕方ありませんね!笑)

演出家からも、「主としての威厳を出して、家族感出して」と言われ、23歳の若造にはどちらも1から作る必要がありました。
かなりギリギリまで役作りで右往左往していたと思います。それでもキャストの皆さんから様々なアドバイスを頂き、なんとか公演までに清原 真衡として立てました。

舞台上では、衣女の妻としての振る舞いと夫を支えようという想い。
小太郎の養子ではあるけれど父として慕って次期当主として頑張ろうという想い。
義家の謀略。(特に毒殺のシーンでは演技上かなり引っ張ってもらいました…!感謝…!!)
秀武のサネヒラに対して納得のいかない顔。(秀武に対して言う「期待して待っておるぞ」の一言はかなりな物議を醸しました。自分でも、このセリフは家臣をどう扱っているか、真衡の人物像が如実に現れるものだと思ったのでかなり練習しました。)
彼らの演技を一身に受けました。

このように、枚挙に暇が無いほど最高のサポートをしてもらったこともあり、全面的な信頼を置いていたので本番前は全く緊張せず、あの時出せる限りの全力を注げたのだと思います。むしろ本番前に自分に緊張感を持たせるために最悪の事態を想定していた程です。笑

家衡の刺客としての殺陣も楽しめたのですが、唯一不安だったのはサスです。
視力が悪いので折角貼ったバミリが見えず、仕方ないのでサスまでの歩数と感覚で覚えることにしました。


今回の舞台では、初めてチャレンジしたことが多く、それだけ周りや劇団員、スタッフの方に助けられてきました。

このブログをお借りして、最大限の感謝を!
そして御来場して下さった方々全員にも心からの感謝を!!

本当に、本当にありがとうございました。

これからもお芝居は続けますので、またご縁があったらお会いするかもしれませんね。その時はお声がけしてください。しっかりと、名前と顔は覚えさせていただきます。


それでは、また、いつか、どこかで……。

2017/8/11 ®️