美は胃腸から・・・
細胞レベルから美健康を考える胃腸良子です。
先日ある方から質問されました?
『なぜ胃腸と美は関係あるの?』
若かりし頃、私は毎日毎日、内視鏡の検査の介助ばかりしておりました。
午前中、胃内視鏡10人、午後、大腸内視鏡6人。
来る日も来る日も他人の胃腸を見ているうちに、検査を行う前から
この人の胃は荒れているな・・・
この人はピロリいるな、検査キット用意しておかなきゃ・・・
この人、腸が長い、腹部を圧迫して内視鏡が入りやすいように介助しなきゃ・・・
この人、ポリープあるだろう、細胞診の用意だ・・・
と胃腸の様子がわかるようになっていました。
それはなぜかというと、その人の皮膚、肌つや、体型などから想像がつくのです。
ピロリ菌が活性化している方は粘膜に水分量が足りなく肌つやも悪い。
胃潰瘍、胃炎をくりかえしている方はやせ形で乾燥肌が多い。
大腸癌がある人は太り気味で体臭もある。
などなど・・・
私はいつも皆さんに胃腸と皮膚は繋がっているというお話をいたします。
人間の身体はちくわのようなもので外側が皮膚、内側が粘膜。
健やかな胃腸で消化吸収された栄養分で皮膚や粘膜は構成されます。荒れた胃腸の方が綺麗な皮膚になれないのは当然です。
美腸活ほどアンチエイジングへの近道はありません。
その胃腸を正しく理解するために今日は男女に違いにフォーカスしてみましょう
女々しい腸 男々しい腸①
なぜ女性には便秘が多いのでしょう?
それはやはり腸の長さです。
男性にくらべて腸が長い人が多く、食物の腸内停滞時間が長く便秘を起こしやすくなります。また出産によって骨盤が開き、腸が下垂してしまった場合や、帝王切開で腸が癒着してしまったことも便秘の原因になります。
インナーマッスルである腸腰筋が鍛えられていない人もいます。運動不足や加齢、無理なダイエットなどで筋肉が衰えたことで、腸の蠕動が鈍くなるために起こる便秘もあります。
でも今更、腸の長さを変えられませんよね?
ではどうすればいいのでしょうか?
【腸が長い人の美腸活】
・運動・・・腸蠕動を活発にする、腹圧をかけるための下腹部の筋肉を鍛えましょう。
・水溶性食物繊維を!・・・闇雲に食物繊維を多く摂りすぎても便秘の原因になります。ごぼうなどの不溶性食物繊維は便の嵩ましには効果的ですが、腸の折れ曲がったり細くなったりした部分でつまりの原因になってしまうことがあるのです。腸のなかでゲル状になってくれる若布などの水溶性食物繊維を上手に取り入れましょう。
食物繊維について詳しくはこちら
・腸の栄養、ビフィズス菌、乳酸菌を!
・腸マッサージを!・・・入浴後の身体が温まっているときに腸のマッサージをしてあげてみて下さい。横になってお臍の下のあたりかもちあげるように揉みほぐします。また骨盤の角のあたり、脚の付け根のあたりを押すようにマッサージします。
それでも改善がみられないという方は・・・
下剤を使用する場合、下剤の種類を医師に相談して下さい。
便を柔らかくするマグネシウム製剤は摂りすぎると中毒症状を起こすことがあります。
腎機能の悪い方には向きません。
センナや大黄などの刺激性下剤は使いすぎると効きが悪くなり、かえって腸の自発的な運動を低下させてしましす。
新しい便秘症治療薬としてルビプロストン(商品名アミティーザ:発売元アボットジャパン)が発売されました。 ルビプロストンは、小腸粘膜上皮細胞に存在するタイプ-2 クロライドイオンチャネル(ClC-2)に作用することで、腸管内への水分の分泌を促進し、便を軟らかくして排便を促す、まったく新しい機序の便秘の治療薬です。下痢にはなりにくく自然な排便になるのが特徴です。
まずはご自分にあった美腸活から始めて見て下さいね。
次回は『男々しい腸』いきます!
女々しい腸 男々しい腸② はこちらです。
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