ルワンダのおうちから。

ルワンダのおうちから。

ロンドン→半年の東南アジア放浪旅→プラハ→またまた旅→ハーグ→インドネシア周遊→タシュケント→キガリ、と海外生活10年弱を終えて、2011年、東京に帰って来ました。毎日のお料理と、ぷつぷつの思いの記録。

Amebaでブログを始めよう!


思うところがあって、ブログをお引越しすることにしました。
とは言っても、こちらのブログの内容は持ってゆかず、新たに始めます。
こちらのブログも、そっとここにおいておきます。

新しいブログはこちら。
warm and fuzzy
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ヴィーガン生活、日本ではお豆腐がいてくれるので、とても助かる。

いちばんの強い味方。

実は外国(主に先進国かアジア圏)の方がかえって、お肉の代用品としての硬いお豆腐が簡単に手に入る。でも豆の味がしっかりする本当のおいしいお豆腐は、断然国産だ。でもやはり日本だと、木綿でもふるふる柔らかだから、私は厚揚げを買う。それか焼き豆腐。こちらもしっかりしているけれど、厚揚げよりはみずみずしい。

彼はお肉もお魚も大好きなので、彼がお肉の献立の時は、同じ味付けで私はお豆腐で作ると、何の問題もない。
特に厚揚げ。
水切りをしなくても、むっちりとした肉厚の豆腐と、揚げてあるのでしっかりとしたこく。
お肉に遜色ない。

最近の気に入りは、シトロンコンフィ(塩漬けレモン)を使ったタジン。
本当はチキンのレシピだけれど、厚揚げで。
去年マリカ先生のところでつけたシトロンコンフィが、ちょうどいい感じに漬かっていて、食べごろでうれしい。
オリーブと一緒に煮込んで、いい香り。たっぷりのパセリとコリアンダーを添えて。

タジンにはクスクスではなくて断然パンを添えるのだそうなので、モロッコ風のパン、ホブスも焼いた。
自分でパンを焼くときは、全粒粉で、とかライ麦で、とアレンジできるのがいい。
ホブスは全粒粉で。
焼きたてのパンは、とってもいい香り。
こういうパンなら、自分でも手軽に焼けるからすきだ。

付け合わせのサラダもモロッコ風。
クミンとシナモンを効かせたサラダ。



あまり使っていなかった(反省)タジン用のお鍋。

もっと活用してあげなくちゃ。

彼に作ったチキンのタジンも、とっても好評だったので。
チキンも柔らかくほろほろに煮える。
タジン、いいなあ。

北アフリカにもいつか行ってみたい。


そしてまたある日は。


彼には鶏むね肉をしっとりと焼いて、ハニーマスタードソースで仕立てたので、私にも、厚揚げハニーマスタードソース。お醤油をちょっぴり使って、お惣菜風の隠し味も。

付け合せは、ズッキーニのヌードル(zoodle!)をパスタに見立てたもの。
これも大好きな料理。
グアムに行った時に、見つけた鉛筆削りみたいなスパイラライザー。
とっても気に入り。

ローフーディストの間では必携の、野菜を麺状にカットするスパイラライザー。
日本はお刺身のツマを作るように、業務用のが多様に売られているのだけれど、どうにも大きい。大げさな機械は買いたくないので、迷っていたら、これ。

べジッティ かんたん野菜パスタ調理器/テレビショッピング研究所
¥価格不明
Amazon.co.jp

今の価格は、1,980円と出ているけれど、アメリカでも17ドルとかだったような…。
とにかくシンプル!でもズッキーニやにんじんはちゃんと麺になってくれるので、私にはこれでいいかな。太さも2種類。十分。

野菜を麺にすると、サラダというより本当にパスタ!という気がして、食べごたえがあっておいしい。
カシューナッツで濃厚なアルフレッドソース(ニュートリショナルイーストをたっぷり)を作ってもおいしいし、トマトソースもいいし、簡単に新鮮なオリーヴオイルとガーリックパウダーでペペロンチーノ風にしても。

そしてもう一つ。
お気に入りの添えものは、にんじんのチップス!
フライドポテト(チップス)の代わりにただ同じようににんじんを揚げたものなのだけれども、甘みがぎゅっと凝縮されて、なんともおいしい。
水分が多いので、かりっとはならないのだけれど。

それに、この日はクレソンごはん。
ごはんや炭水化物があまりすきではないので、こんなふうに刻んだクレソンを混ぜたりするとおいしい気がする。
この日はクレソンとオリーヴオイルとおいしい塩だけれど、ごま油にしてもおいしい。

ヴィーガン生活をしていて、野菜がおいしくて、食事が楽しい。
ついつい料理のことばかり考えて、一日を過ごしてしまう。


最近どっぷり浸っているのは、フレッシュなジュースの楽しみ。
お家で丁寧に絞る、新鮮な野菜と果物のジュース。

コールドプレスジュースに近い作り方で、丁寧に熱をかけないように、絞る。
とはいえ、ジューサーを持っていない私。
それでも。
お家にある、普通の(ローパワーの)ブレンダーでできちゃう方法を、考えついたのだ。


それは、とても簡単。

まず、オレンジやグレープフルーツの果汁を絞る。
これは、水分がないと、ブレンダーが回らないので。
ひとり分で、オレンジ1個、グレープフルーツ1個。
グリーンスムージーを作るときには、お水を加えていたけれど、ここで代わりに果汁を絞ると、ぐっと濃い味のジュースができる。



それに、比較的柔らかい野菜か果物(きゅうりとか、メロン、苺、キウイフルーツ。たぶん秋にはぶどうや梨)を入れる。水分のかさ増しに。

それからメインの野菜を。
人参とかビーツ、葉物の野菜。
セロリの葉とかパクチー、パセリを入れるのが好き。
ぐっとひねりのある味になる。

最近のいちばんの気に入りは、ビーツと人参。
本当に鮮やかな色、そして土のような風味と鮮烈な甘さ。

これをブレンダーにかけて、どろどろにする。
と、ここまではグリーンスムージーとそっくり。
なので摩擦熱による酵素の破壊は、スムージーとは変わらないレベル。
つめたい液体の中で撹拌するし、あまりパワーのないブレンダーなので、そんなに温まらないから、その破壊も最小限かなあと期待している。
高速の遠心分離式とは違って、空気にも触れないし。



それから。
そのどろどろの液体を濾すのだけれど、いろいろで試してみて、いちばんよかったのが、100円ショップの水切りネット。ナッツミルクの作り方で、紹介されていたのを、どこかで見たのだ。
でも、少し破れやすいので、丁寧に絞る。

海外のサイトでは、古いタイツ(よく洗ったの!)で絞るという方法もあったのだけれど、それはまだ試していない…。使い捨てにならなくていいのか。


ぎゅーっと詰まった濃い緑のジュース。
この日は、セロリの葉ときゅうりと小松菜。
セロリの風味が、とてもいい。
レモンをきゅっと絞って、味を引き締める。



いちばんの気に入りは、オレンジとビーツ、それににんじん。
このジュースの素敵なところは、とても色鮮やかなパルプが残ること!
これで、サラダのドレッシングを作ったり、ローキャロットケーキを作ったりする。
ビーツの赤が、とても鮮やか。

そして、味もとても好き。
ビーツの土みたいな香りがとても好きだ。
でも、このあたりのスーパーマーケットには売っていないのが、悩みの種。
でもこの間、銀座の地方のアンテナショップで、大きなビーツ(1個1kg以上はありそう)を3個も買ったので、当分は安泰。近くのお店では見かけないので、ファーマーズマーケットやデパ地下で買っていたのだけれど、まるまると大きいのが250円くらいで買えたので、とてもうれしい。


同じグリーンのジュースでも、グレープフルーツをベースに、キウイフルーツやきゅうりを入れると、色あいが淡くなる。この日は、ロメインレタスに青梗菜。
青梗菜は、意外とジュースやスムージーに合う。癖がなくて、柔らかいのだ。

これが最近の毎朝のお楽しみ。
朝ごはんは、この自家製コールドプレスジュースだけなのだけれど、意外と空腹感はなくて、栄養がきゅうーっと染みていく感じが心地いい。
この勢いで、食事をジュースに置き換えるクレンズもやりたいのだけれど、彼の分のごはんを作らなくてはいけない(誘惑が多い)のと、ファスティングをやったことがないから、ちょっと復食に自信がない。

毎日、新鮮な野菜をたくさん買って、さて明日の朝は何を絞ろうか、と考える。
フレッシュなジュースのあの弾けるみたいな香り。
とてもしあわせ。


最近は、こんなものを食べている。

ジュースを絞ったあとに残るパルプ、ビーツと人参だから、色がすごくきれい、をドレッシングにする。フラックスシードオイル(亜麻仁油)とアップルサイダービネガー、それに塩とたっぷりのニュートリショナルイースト。

ニュートリショナルイーストの、正体は酵母。ヴィーガンのひとが、ヴィタミンBを摂るのにぴったり。私の気に入りは、その味。まるでチーズのようなこくとうまみ。うっとり。

それに、焼いたなす、クミンとターメリックで香りをつけたカリフラワーのロースト、たっぷりの新鮮な野菜。
それに炊いたキヌア。

大好きなものばかりぎゅっと詰まっていて、しあわせな気持ちになる。


またある日は。

車麩の唐揚げ(これはとってもおいしい)に、スイスチャードのナムル、紅芯大根の甘酢漬け。

車麩の唐揚げは、柔らかく戻した車麩を、醤油とにんにく、生姜のたれにつけて、片栗粉をまぶしてあげたもの。鶏肉より好きかもしれない、と思うくらいの大好物。
揚げ物は、たっぷり満足感。

そう、こんな風に、野菜が中心の食事をしている。
朝ごはんは、自分で絞る野菜のジュース。
お昼と夜は、肉や魚、卵や乳製品を使わないヴィーガンメニューをいろいろ考えて、試している。そんなにないないづくしでは、制約ばかりで窮屈にも聞こえるけれど、実はとてもクリエイティブな作業だ。

牛乳の代わりには、生のアーモンドを絞ってミルクをとる(彼が乳糖不耐症なので都合がいい)。
お肉やお魚の代わりには、豆腐屋やお麩、厚揚げやテンペなんかを食べる。
日本は大豆製品が豊富だから、とても便利。

それに私はもともと、野菜がとてもすきだ。
その色の鮮やかさ、みずみずしい食感、味わい。
どれもいい。

なんだか体調がすぐれないのをきっかけに始めた、半日のジュースクレンズと、ヴィーガンの食事。身体によい効果があるといいな。


髪を切った。
まだまだロングヘアの域だけれど、30センチ位は切った。おしりまであったからね。
短くなって、傷口みたいに、ばさっと切った毛先が揺れている。

写真は、すっかり時期が過ぎてしまったけれども、先月のアスパラガス。
白いアスパラガスは、何より好き。
北海道のママからのプレゼント(毎年ありがとう)。

楽しみに、前菜を作る。
ホワイトアスパラガスは、春のごちそう。
オランダに住んでいた時、春になると八百屋さんの店先や、レストランの窓に、大きく「地物の白アスパラガス」(Witte asperges Hollandse) 、の文字が踊る。
日本の、筍の季節を思い出すような、春の楽しみ。

いつもは、茹でてオランデーズソースで食べるのだけれど、今回は初めてオーブンで焼いてみた。下茹でをしないレシピだったので、どきどきしたのだけれど。
パルマハムをくるくると巻いて、オーブンで柔らかくなり過ぎない頃合いを見計らって焼く。
パルミジャーノをのせて、少し溶けたところの熱々を、食べる。

これがすごーくおいしかったのだ。
グリーンよりも、なんといってもホワイトアスパラガス!
みずみずしくて、でもぽくぽくとして、なんとも言えない春の香り。
パルマハムの塩気で、ちょうどよい。
下茹でをしないので、苦いかなと思ったのだけれど、ハムの脂でちょうどよくてなんともおいしい。
しあわせな前菜。



合わせたのは、ミュスカデ。
フレッシュな香りで、アスパラガスにとっても合う。

メインは真鯛のポアレのクリームとタラゴンのソース。
熱々をサーブして、食べるのに夢中で、すっかりお写真を忘れてしまった。

これも大好きな料理。
タラゴンの香りとクリームって、とてもいい。
真鯛のしっかりとした身もおいしかった。

いろいろおいしいものを食べて、お写真ばかりたまっている。



そしてこれまた5月のある日。
先日の漁港のマーケットで買った、やりいかでお刺身。
添えのものの大根には、なごりの柚子の香り。
いかのお刺身は、断然しょうがで食べる。

そして、初めて作ったのは、のどぐろの煮付け。
ほんとに黒い。
そして、とってもおいしいお魚。
ちょっと小さめだったけれど、たくさんおまけしてもらって、一山1,000円だったかな。
翌日には、塩焼きにも。いいな、のどぐろ来年はもっと食べよう。


いかをさばくのは、とっても得意。
釧路の女だからね。

つやつやのいか。

おいしいおつまみの日は、お酒を飲み過ぎる。
でも最近は頭痛で、すっかりお酒を飲んでいない。

早く元気になりたいなあ。


もう一つ、by.Sさんの記事を書いた。
今度は、ローカカオニブスについて。ほんとうにからだによくて、おいしくて、大好き。
(最近食生活が適当だから)もっとスーパーフードを摂る食事をしてゆかなくちゃ(丈夫な体になるために)。