例えば。。。
僕は野球が好きなので野球の試合で喩えてみました。
ある大きなタイトルのかかった試合、この試合の勝敗を決める
最も大事な場面、最終回の攻撃、2アウト、次の打者にヒット
が出れば逆転勝利が決まる、でもヒットかホームラン以外なら
負けが決定してしまう、
そんな大事な局面で監督は、絶好調のA選手を代打として
打席に立たせる決心をします。
A選手はこういう場面では常に良い結果を出していたし、
今この場面でも十分に期待に応えるだけの実力を備えた
選手です。
ところが、打席に立ったA選手は結果を出す事が
できませんでした。三振してしまったためこの試合は
負けてしまいます。
さて、この場面でA選手を代打に起用して失敗した監督の
考え方には2つの可能性が考えられます。
・1つ目の可能性
監督は、絶対的な信用をしてA選手を起用したのに、
監督やチームの期待に添えなかったとして怒ります。
もちろんその後の公式戦にA選手を出場させることも
ありません。
きっと、信用を裏切るとはこういう事なのでしょう。
・2つ目の可能性
A選手はチームや監督の期待に添えることはできませんでした。
でも、絶好調のA選手でさえもヒットを打てずに三振してし
まった、そのくらい相手チームの投手の実力がこちらを
上回っていたのです。
だから、A選手以外の誰かを打席に立たせていても結果は同じ
だったに違いないのです。
そんな考えから、A選手に対してはなんら責める気持ちどころ
か、くよくよせずに次の対戦でリベンジしてやれと激励します。
監督はA選手を信用していたのではなく、
信頼していたのだと僕は思います。