天皇陛下御即位二十年をお祝いする国民祭典

　天皇陛下におかせられましては、本年御即位二十年をお迎えになられました。私も日本国国民の一人として衷心よりお祝い申し上げます。

　昨夜は皇居前広場において全国から3万人の国民が集い、天皇陛下御即位二十年をお祝いする国民祭典 が盛大に挙行されました。私も幸運にも或る方から招待状を頂戴することが出来、祭場の最前列に臨席することが許されました。

　国会議員始め各界の重鎮の列席した特別来賓席から臨む夕闇の皇居は無機質な金属で組まれた特設舞台と絶妙の相対を見せ、現人神の御降臨を今か今かと待つ国民の熱気と視線に包まれておりました。

　鬼太鼓座 の怒濤の如き和太鼓演奏を皮切りに、平沼赳夫奉祝議連実行委員長による気迫漲る開会宣言、佐藤しのぶ さんによる見事な国歌独唱、ノーベル賞受賞者から国民栄誉賞受賞者、オリンピック金メダリストらの堂々たる御祝辞、陸海空自衛隊合同音楽隊による豪華絢爛のオーケストラ。・・・晩秋の寒さも忘れて聞き入ってしまいました。

　そしていよいよ3万人が総立ちとなり奉祝提灯と日の丸が一斉に波打ったかと思うと、遥かなる皇居二重橋より天皇皇后両陛下がお出ましとなりました。照明の所為か分かりませんが、やはり両陛下には光輪が煌めき、我々衆生の煩悩を打ち砕く神の光が差していたのは幻覚ではありません。

　この日の為に作られた奉祝曲組曲「太陽の国」（作詞：秋元康／作曲：岩代太郎）を奉呈したEXILE に惜しみない笑顔と拍手を送られた両陛下。EXILEの歌とダンスも素晴らしいものでしたが、それを見つめられる両陛下のあたたかい眼差しにまた心打たれました。

　両陛下ご退出には森喜朗元首相による聖寿万歳の声が発せられ、この日ばかりは誰もが堂々と「天皇陛下万歳」を叫び続けておりました。3万人の地響きの如き万歳はそれはそれは圧巻であり、まさにその時『日本は天皇を中心とした神の国』であることに疑いを挿む余地はありません。

　大変貴重な体験をさせて頂いた夜でした。また十年後、この場所で再び天皇皇后両陛下をお祝い申し上げることが叶いますよう、両陛下のご健康と皇室のいやさかをお祈り申し上げ、本日の記録とさせて頂きます。

　天皇陛下万歳！