鍼で元気になろう -4ページ目

宇宙の巻

久しぶりのブログ更新です。


先日11月8日土曜日、大学時代のサークルの友人 WSZ君に会いました。

最後に会ったのが2011年の夏。

3年ぶりか~。

たまたま仕事で石川県に来たらしく、突然電話が鳴りました。


WSZ君は20年前にプラネタリウムの会社を仲間と立ち上げた宇宙オタクですニコニコ

ちなみにこちらが会社のサイトです。

http://www.libra-co.com/


自分も宇宙や物理が大好きなので、

WSZ君とは学生時代からビックバンがどーこーとか話し合っていました。



今回も食事しながら、

数年ぶりに宇宙の話で大盛り上がり。


お決まりのビックバンの話から、

宇宙を満たすダークマターや暗黒エネルギーの話、

はたまた反物質や素粒子の話まで。

尽きることなく…



ところで、、

鍼灸と宇宙ではなんの関係もないように一見思えます。

でもこれが何気に関係深いんです。



鍼灸には『陰陽論』というのがあって、

宇宙自然界すべての物は陰と陽に分けれるとしています。


例えば、太陽は陽で月は陰、火は陽で水は陰、

人も当然、自然界の一部なので、

背中側が陽で腹側が陰とか、、身体の中には陽気と陰気も流れています。


もう一つに『五行説』。

これは、身体を木火土金水に見立てて、

木は肝、火は心、土は脾、金は肺、水は腎と五臓に分類し治療を行うものです。












鍼灸と宇宙の関連性についてでした!

では、またパー

鍼灸治療の特徴と効果についての巻(後半)

前回のつづきです。



古典的な東洋医学である鍼灸医学では、


「病気や症状の発生は、


身体の本質的な部分が弱っていることで二次的に発生したもの」


と考えていますビックリマーク




では、この本質的な面が弱るとはどういうことなのでしょうかはてなマーク




これは東洋医学の言葉で、




・14本の経絡を流れる「気血」の循環の乱れ


・陰陽のバランスの崩れ


・五臓(肝・心・脾・肺・腎)のいずれかの働きの低下




などを指します。



これらの東洋医学の言葉は一般の方にとっては聞きなれないですよね。



そこで現代用語に置き換えると…



「自然治癒力や自己免疫力の低下」


「ホルモンバランスの不調」


「体質の変調」


「自律神経の失調」



などに言い換えられます。



ちなみにこの本質的な部分が弱る要因としては、


生活環境や食事、またストレスや加齢などが挙げられます。





鍼灸治療ではこの本質的な部分に対して治療することが大切となりますニコニコ



特に「経絡を流れる気血の循環」を整えることが大事であり、


そのための重要なツボや経絡は手足やお腹や背中にありますので、


それらのツボに積極的に治療を施します!!


決して、患部である局所ではありませんよ!?




この手足、お腹、背中の治療により


「陰陽のバランス」や「五臓の働き」なども改善され、


「気血の循環」が良くなります。




結果的に



「自然治癒力や自己免疫力の向上」


「ホルモンバランスの回復」


「体質の改善」


「自律神経の調整」



などにつながります。




そして、この本質的な部分の改善によって、


二次的に次の4つの治療効果がうまれますひらめき電球



➀現れている病気や症状の改善


➁生活習慣病など他の疾患の改善


➂将来に向けての病気の予防的効果


➃加齢により低下していく治癒力や免疫力に対してのブレーキとしての役割




つまり、、まとめますと…


鍼灸治療の特徴と効果とは、


まずは身体の本質を整えて正常な状態に戻す働きを大前提とします。


そして病気や症状の改善、更には病気の予防などにつなげていくことです。



鍼灸で使う鍼から注射針の様に薬品が出るわではありませんし、


お灸で使うもぐさにも薬効成分などは一切ありません。



だから西洋医学の真似をして、


患部の局所ばかりに治療しても意味をなさないんですあせる




すべては、


「気血の循環」のため…


身体全体をとらえて本質面を強化するためなんですねニコニコ




ではまたパー


鍼灸治療の特徴と効果についての巻(前半)

今回は原点に戻って、


2回に分けて「鍼灸治療の特徴と効果」について書きますメモ



これって、鍼灸師ですらきちんと説明できない人が多いんですショック!


ましてや一般の方は鍼灸治療をはっきり認識することなく、


誤解されている人も多いかと思います。



現代人は病院などの治療、


つまり代西洋医学の治療に慣れているのでなおさらなんですしょぼん





例えば、


病院では、


腰が悪ければ、


腰にシップを貼ったり


腰にブロック注射をしたり、


病態によっては腰を手術しますよねビックリマーク



腰が悪いのに、


足先にシップを貼ったり、


手にブロック注射したり、


お腹を手術したりしませんよね!!




内臓疾患などの場合にしても、


内臓に効く投薬や、


内臓そのものを手術しますよね。


間違っても手や足に薬を塗ったり、


手や足を手術することはないですよね。





つまり西洋医学は、


患部という局所を集中的に治療し、


病巣を取り除く医術です。


これは西洋医学の特徴であり、


また優れた効果を発揮するので、


異論をはさむ余地は全くありません。




むしろ病気によっては、


鍼灸治療などよりも、


西洋医学的治療を積極的に行う必要が多々あります。




問題は…


鍼灸治療する人もされる人も、


「鍼灸治療を西洋医学と同じで患部などの局所治療」だと勘違いすることなんですガーン




本来の鍼灸治療は、


西洋医学とは全く考え方や思想が異なり、


「古典的な東洋医学」という位置づけにあります。



この古典的な東洋医学である鍼灸治療は、


患部とは別のところに積極的に治療していきますニコニコ



詳細は後半でお伝えしますね。



ではまた。