来たる、5/23に行ってまいりました
僕が尊敬してやまない、美輪さんの春の恒例のお芝居
17の時に美輪さんのステージを目の当たりにして感銘を受け、虜になりました
今年2011年の舞台は波乱の人生を歩み、〝愛〟に生きたフランスの歌手ピアフの物語
美輪さん作・演出・美術・衣装・主演をつとめ、共演には大和田伸也さん、YOUさんをはじめ演技派の役者さんばかりでした
ところどころに美輪さんの歌うピアフのシャンソンが盛り込まれ、歌に人生、様々な愛が表現されていてどの曲も感激モノです
約3時間半の舞台、美輪さんのパワーには常に脱帽です。。。
もう、とにかく圧巻ステージからまぢかで拝見していましたが、愛を目の当たりにしていました
ここまで愛というものを肌で感じさせてもらえるのは他には絶対にありません!
愛に苦しみ、愛にパワーをもらい、愛を表現し、愛に生きたエディット・ピアフ。彼女の人生を美輪さんが見事に表現しきっていて、改めて尊敬しなおしました
ピアフの人生は本当に波乱で、産まれたのは警察官のマントの中。少女時代は売春宿で育てられ、成長してから歌で生活費を補うも、ステージの支配人を殺害したという疑いをかけられる・・・。
その後、歌手として成功してからも愛する人を事故で失い、その後は薬漬け、酒浸りとなりピアフの身体はボロボロとなり・・・・・
ここでそのエディットの原詩を美輪さんが訳詞したものを紹介します
「Hymne à l'amour」世界的にカヴァーされている名曲です。
ピアフが愛する恋人を飛行機事故で失ったときに作った歌です。愛する恋人を事故で失い、彼女は精神的に病み、薬と酒が手放せなくなり、身体がボロボロになったといわれています。
高く青い空かが頭の上に落ちてきたって、この大地が割れてひっくり返ったって、
世界中のどんな重要な出来事だって どうってこたぁありゃしない
あなたのこの愛の前には 朝日が目覚めたときあなたの温かい掌の下で
あたしの体が愛にふるえている 毎朝が愛に満たされている
あたしにはそれだけで充分
もしあんたが望むんだったら この金髪だって染めるわ
もしあんたが望むんだったら どんな宝物だってお月様だって盗みにいくわ
もしあんたが望むんだったら 愛する祖国も友達もみんな裏切ってみせるわ
もしあんたが望むんだったら 人々に笑われたってあたしは平気
どんな恥ずかしいことだってやってのけるわ
そしてやがて時が訪れて 死があたしから
あんたを引き裂いたといってもそれも平気よ だってあたしも必ず死ぬんですもの
そして死んだ後でも二人は手に手を取って あのどこまでもどこまでも広がる真っ青な空 の
青の中に座って永遠の愛を誓い合うのよ
なんの問題もないあの広々としたあの空の中で そして神様もそういうあたし達を永遠に祝福して下さるでしょう・・・。
エディット・ピアフと美輪明宏。本物の〝愛〟がこのお芝居に全て込められていました!
そして、ピアフの唄には愛の全てが記されています。
美輪さんに永遠のBravoを!!