K.by K.~トラッカーセラピストのあんじぇらすコール~



$K.by K.~トラッカーセラピストのあんじぇらすコール~

「あとりえ-AYA-」 さん、素敵な一筆をありがとうございます~♪

Amebaでブログを始めよう!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

かつきの模型製作記《番外編》~ヤマト仕上げ篇2『小林誠1/500ヤマト飛ぶ理由ver.』


前回のつづきです。
完成された模型ヤマトの写真と共に、小林さんのツイートを構成していきます。


『写真届く。 曇りの日にガラケー撮影したのでシャープネスに欠けるけど一点支持は判るかな。メタルカラーアイアンは外で撮ると空の青みを反射するのでヤマト的な鉄色になる。赤いとこはプラモデル本来の色です』

ヤマトを受け取って室内で撮った写真は送ったのですが、外で撮影してみてと指示を受けて、次の日試しに撮ってみたのがこの写真。

160215_094230.jpg

…いや言い訳するわけじゃないんですけどね、本当に「こんな感じでしたー」という試し撮りだったんですよ。
天気もいまいちだったし。

それがまさかそのままツイッターにUPされるとわ汗汗

小林さんのフォロワーさんは「なんじゃこの写真」って思ったでしょーねー。
すみません生活感ありすぎる洗濯機の上で(;_;)。


その後「晴れた日に外で撮ってみて。撮影アングルは飛ぶ理由の大和参照。少し見上げるように」とのアドバイスを受け、晴れた日の夕方に差し掛かったころに時間が取れたので撮ってみます。

160219_161529.jpg

『写真届く。これが出来るのが一点支持の醍醐味ね。 次は陽光の当たる角度を意識して。時刻によって陽の当たる角度が違うから試して吉よ』

『一点支持ならガラケーでもこういうのが屋外で撮れちゃう訳ね』

『置き場に困らない一点支持で是非1/500の迫力を。売れればアンドロメダ1/500も夢じゃない』


私は最初、何か台のようなものに乗せないと撮影出来ないと思って、一番最初に撮った写真はそうしました。こちらがその写真。

160216_140522.jpg

でも台座を持って腕を伸ばせば、宙に浮かんでるようなヤマトが簡単に撮れちゃうんですね。一人でも。(おまけにガラケー)


その後日、もう少し日の高い時間に再度チャレンジ。

160302_162804.jpg

艦首のところ、陽の光に反射して本物の鉄のように輝いてますね。


『昨日玉盛君が見て驚いた1/500(小林仕上げ+素人さんのガラケー撮影)。 素人さんでも一点支持は模型の空間座標把握を楽にさせるらしく。片手で支持台座を持ち、片手でガラケー撮影という感じでこのように構図が意図の通りになるのだ』

『玉盛君自身も飛行機模型を一点支持にしたとたんに不慮の破損が無くなったと言う』

『勿論、玉盛君が見たのは写真のみ。説明するまでが俺が撮影したと思っていたのよ』

…恐縮です(^_^;)。


「ハイパーウェポン飛ぶ理由」の表紙にもなってる空中戦艦大和の写真は、実は小林さんご本人が撮られてるそう。

『手に持った模型を空に向かって捧げ持つ様な感じで。それにより低い建物をフレームから外し、直上の空だけを背景として使える。一点支持+台座の模型の大きな利点』

160302_162723.jpg

確かにこんな感じで、私でも苦労なく写真を撮ることが出来ました。
飾っても見映えがよく、一点支持台座はとてもいいです。
拡張セットとして、一点支持キットとか出してくれたらいいのにー(笑)。


さて、最後に。

模型を室内で飾るときのアドバイスも小林さんから頂きました。

元々このヤマトは、あやっとさんから電飾を仕込んで頂いたものですから、室内で展示用のケース(カラーBOXですけどw)に入れて点灯した写真を撮ってみて送ったんですね。

160220_013254.jpg

そうしたら、

「箱の中に入れとくのは止めるのよ。箱の内壁と揺れる模型がぶつかって自壊してしまう。地震が来てからじゃ遅いから」

「真面目な話、梱包で破損するときと同じ要素が怖いです。地震以外の理由でも模型が揺れます。そのときに前後の箱の壁と模型がぶつかって破損してしまいます」

私はこのアドバイスを受けて、台座が動かないようにケースの中で固定してしまえばいいのでは?と素人考えで質問したのですが、

「無理。シャフトが揺れる」とのお答え。

この前の3月11日に、小林さんは東日本大震災を振り返って『なすすべなし、立っていることも出来なかった。ただ、崩れていく本やディスクや模型を見ていた』とツイートされています。

「地震のとき、目の前で、壁から落ちた物による衝突、又は台座から落ちるなどして自コレクションが全滅した経験から、物の配置で震災のときにどう壊れるかが判ります」
という事なんですね。

あの時の地震で体験したことだけに、重みのある言葉です。



こうして、模型オフでみんなで作った1/500ヤマトは飛ぶ理由verヤマトとして完成されました。

小林さんが造られた模型を一度は直接拝見出来たらなぁとずっと思ってましたけど、まさかこうして実際に手に取って撮影まですることが出来ようとは。
本当に、これはみんなから作って頂いたからこそですね。だから小林さんも仕上げてくださった訳で。

塗装仕上げから設置のアドバイスまで頂き、ツイッター上で仕上げの工程まで披露してくださいました小林誠さん。

そして何よりも、
直接模型を組んでくれたあやっとさん、ドテチンさん、機関長の息子くんに、あの時オフ会に参加された皆さま方、主催のUMAI機関長さんに改めて深い深い感謝を申し上げたいと思います。

小林さんの勧める通りに、模型の先輩方を頼りにしたからこそ、こうして完成された1/500ヤマトです。


本当にありがとうございました。




160302_162601.jpg






かつきの模型製作記《番外編》~ヤマト仕上げ篇1『小林誠1/500ヤマト飛ぶ理由ver.』


前回のつづき。いよいよ1/500ヤマト「仕上げ篇」に入ります。


オフ会にてみんなが組んだ1/500ヤマトを小林誠さんにお渡しし、「16時にまたここに戻るように」との指示を受け、緊張感の中で5時間後に指定された場所に向かいます。

ほどなくして小林さんが完成されたヤマトを持ってきました。

数時間前まで、組まれた本体と艦橋に、砲身やアンテナといった細かいパーツは全て外されていたヤマトは再び組み上げられ、

模型に付属されていた台座ではなく、しっかりとした木製の台座にシャフトによる一点支持で取り付けられています。


『小林誠1/500ヤマト“飛ぶ理由ver”』


ここからは、ご本人によるツイッターでのツイートと写真を中心に構成していきます。

160220_075349.jpg


『塗装するだけの事案、何故か大工事に。 電飾スイッチと電源を船体の外に出すのでayattさん、第3格納庫は塞ぎますゴメンねm(__)m』

『1100開始、1600終了。1/500ヤマト 第3艦橋一点で支持できる事は解ったわ』

『台座の分が多かったので思ったよりも急ぎになってしまったが、まぁ良いか。ayatt 電飾は手際が良いね相変わらず』

あやっとさんは電飾の配線・電池・スイッチは本体に収めるようにしていたんですね。
小林さんは配線を本体からシャフトの中に通して、電池とスイッチを台座の下から外に出すようにしています。
「本当は電池を台座の中に収めてスイッチを台座に取り付けるつもりだったが、時間がなくそこまで出来なかった」そうです。


『第3艦橋~取り付け付け根~センターフレームまで7ミリの穴を開ける。取り付け付け根はかなり削り取られるので思い切りが必要』

『7ミリのパイプに配線通して台座に。船体には固着しちゃうけど、模型付属の飾り台に乗せるより耐震強度あり。それに「刀を飾ってるみたいな感覚」が無くなるので好き』

第三艦橋下から見ると、綺麗に穴が開けられています。

160223_230841.jpg

でも、あの1/500ヤマトに穴を開けるのはけっこう勇気がいりますね。確かに『思いきりが必要』かも(^_^;)。


『赤のところも何もかもメタルカラーアイアンを吹き付けて、赤いところはシンナーで洗い落とし、その後フラットブラック+フラットアース(田宮エナメル)をシンナーで薄めたもので汚す。最後にフラットクリアー吹き付け。そんな感じね』

『赤っぽい錆汚れは何時もの水性塗料』

『メタルカラーアイアン吹き付けのときは、窓などのマスキングはしてません』

『吹き付け後にシンナーで洗い落とししてます』

『全体にメタルカラーアイアンを吹き付けて赤い部分は筆に含ませたシンナーで洗い落とす
赤い部分はプラモデルの部品の色のまんま』

毎回すごいなぁと思うんですけど、ツイッターを見てると、小林さんはプロの技・アドバイスを惜し気もなく披露されてます。
この時も、1/500ヤマトの仕上げ過程を完成写真と共にツイートされてました。

ただ、私は“いつもの水性塗料”ってのがよくわからなかったので、ちょっと質問してみました。

「何時もの水性塗料→ミルクバターペイントのピンクです

基本は、
①メタルカラーアイアン吹き付け
②水性塗料で汚し
③フラットクリアー吹き付け
④エナメル(エナメルシンナー+フラットブラック+フラットアース混合)で汚し
の順番です」

このお答を頂いたあと、改めて『ハイパーウェポン2013 飛ぶ理由』を見てみると、第6回の“飛燕”のとこに詳しいことが書いてますね。
興味のある方はそちらを。


『室内で見るとシリーズ後半の黒い感じに見える。メタルカラーアイアンは本当の金属なので光の色で色々な表情を見せます』

『写真届く。室内で見るとグレーなのよねメタルカラーアイアン。デカールは控え目に』

160214_212737.jpg

このヤマトは飛ぶ理由の空中戦艦大和バージョンに仕上げてあるので、キットに付属されているデカールは使われてません。

貼られたオリジナルのデカールは3種類。
艦橋の「観自在菩薩」の文字と錨マーク。

錨マークは艦体の両側にもあります。

160215_175609.jpg

位置は違うけど、復活篇ヤマトを思い出しますね。

それから艦首と後方カタパルトの間の甲板に、これは家紋?かな?

160223_231317.jpg

家紋に関しては、小林さんは最近こんなツイートをされてました。

『戦国時代物のゲームでよくあるけど、実在する家紋には注意が必要なんだよね。海底軍艦羅號の時もあったぜ、そういうの』
『最初のイメージボードでは船首にあの「家紋」がついてたよ海底軍艦羅號。→このあとクレーム回避の為に家紋をオリジナルに変更しました』
『その後も「家紋」が特定の物に適合しないように配慮してるんです。 そこは気を遣いたいよねd(⌒ー⌒)』

実はこれら以外にもデカールは用意されていたらしいのですが、時間がなくてそこまで貼れなかったのだそう。
ちょっと残念。


『格納庫内にあったスイッチと電池の配線を延長して第3艦橋~取り付け付け根に穴開け、木箱に穴開けして立てたシャフトに配線通して下に。で、塗装とデカール+汚しでトータル5時間コースの仕上げでした』

台座にはちゃんとサインも入ってます。

160219_022222.jpg

ちなみにこのシールはキットに付属されている台座に貼ってあった(私が貼ったやつ!笑)ものをひっぺがして貼り直したそうです。


さらに、トーノさんとのやり取りで、小林さんはこうツイートされてます。

『塗装とデカール+汚しだけなら2時間もあれば出来ますよ(^_^ゞ』

実際に、本体と艦橋以外バラバラだったヤマトが5時間後に受け取った時には台座にまで取り付けられて完成されてるのだから、大袈裟でもなんでもなくこれが本当の話であるのがわかりますね。

「飛ぶ理由」で造られているほとんどが二尺(60センチ)モデルの大型模型らしいのですが、
パーツを集めたりの下準備にはもちろんそれなりの時間はかけてると思いますけど、模型制作そのものは実質2日くらいで造っているそうです。

「削ったりシンナー使ったりで身体に悪いことをするのだから、集中して短時間に終わらせる」
との事だそうですけど、フルスクラッチの大型模型をそんな短い時間で造り上げてしまうのだからオソロシイ。
プロのお仕事は違いますね。さすがです。


さて。

せっかく仕上げたのに写真撮影する時間もないままこちらに引き渡しているので、小林さんご本人は写真を撮られてません。

なので、受け取った私が撮影して写真を送ることになりました(^_^;)。


まだ続きますので、一旦ここで切りますね。
160220_012833.jpg







かつきの模型製作記《番外編》~1/500ヤマト熱海模型オフ その後


前回の続きなんですけど、遅くなっちゃいましたね、ごめんなさい。
仕事で走りっぱとか、他の〆切要件とかいろいろあったのよ~すみませんm(__)m


では。



年も明け、熱海でのオフ忘年会から約一ヶ月後。
私の元にひとつの伝令が飛んできます。

『UMAI機関長から1/500ヤマトを回収せよ』

…へっ?どゆこと??

1月末に機関長の元へ行き話をいろいろと聞いてみると、元からある腰痛に加えて最近五十肩の痛みがかなり酷いらしい。
「だからまだ塗装取りかかってなかったんだけどね」


そうしてあれから手付かずのヤマト模型を機関長より受け取ると、その後再び伝令が飛んできます。

「メタルカラーのアイアンを6本入手せよ」

言われた通り、2月の頭に指定の塗料をアキバヨドバシで確保。

そして翌週、

何だかよくわからないまま半信半疑のぽかーん状態で、指定された場所へと向かいます。


いらしたのは伝令の発信主、小林誠さん。


…私がこの方を語るなんて本来なら畏れ多くて出来ないんだけどさ。
でも、かつて私が中学生だった時に「Zガンダム」から「ガンダムZZ」でMSのデザイナーだった小林さんを初めて知って、(ジ・Oとかバウンド・ドックとかZZガンダムとか)

ヤマトでこっちの世界に戻ってきたら、復活篇の副監督及びDC版の監督代行、2199スタッフとしての小林さんと出会い、今更ながらデザイナーやアニメ監督だけでなくモデラー界にもその名を轟かせている『小林誠』を改めて知るわけですよ。


今回のオフ会で1/500ヤマトを作れとの指令を出したのも実はこの方で、そりゃもう小林誠リスペクトな皆様であるから、あんなにさくさく製作が進んだ訳で。

小林さんも機関長の腰や肩の不調をご存知だったらしく、「今、1/500ヤマトを塗装させるのは負担がかかる」と心配されてたんですね。


そうしてみんなで組んだ1/500ヤマトは、何と小林誠さんご本人の手による仕上げとなる事になります。

飛行機模型専門誌『スケールアヴィエーション』で連載している、フルスクラッチビルドの模型によるオリジナルストーリー「飛ぶ理由」の“空中戦艦大和”バージョンとして塗装される1/500ヤマト。

次は、完成されたそのヤマトのご紹介です。



160312_215803.jpg






1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>