第1回はこちら「シンデレラ」
※最後までネタバレしています!ご注意を。
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プリンセスシリーズ第2回はこの方々
『アラジン』です。
プリンセスではなく映画そのものになってしまいましたが、『アラジン』という映画全体のメッセージ性が素晴らしいので、お話を紹介していきます
『アラジン』のテーマは、自由 。
映画が始まってすぐ、
「外見に騙されちゃいけない。
肝心なのは中身」
というメッセージが。
いきなり深いです。
アラジンは、生きるために人の物を盗んで食べていく生活を送っています。
また、お腹を空かせている子供たちに自分のパンをあげる優しさも持っています。
心の自由はあるけど、金銭的な自由はないアラジン。
「金持ちになって宮殿に住むんだ。いつかきっと」と夢見ます。
一方、「王女は王子と結婚しなければならない」という法律に縛られ、何不自由ない暮らしで金銭的な自由はあるけど、心の自由はない王女ジャスミン。
「王女なんてやめたいわ!」
「愛がない結婚なんていや!」
とはっきりと主張する暴れん坊プリンセス。
城を抜け出したジャスミンとアラジンは市場で出会い、それぞれの生活を羨ましく思いながらお互いに惹かれ合います。
その後アラジンは捕まってしまい、引き離された2人。
国の国務大臣であるジャファー(めっちゃ悪い奴)に利用され、魔法のランプを取りに行くアラジン。
アラジンは命からがらランプを手に入れます。
ランプの魔人ジーニーも、
「狭い家はもうコリゴリだ!」
「どんな魔法もどんな宝も、自由にはかなわない」
と、自由を望みます。
種類は違えど、登場人物みんなが自由を望んでいるんですね。
アラジンは「3つめの願いは君の自由を願うよ」と約束します。
1つめの願いとして、アラジンは王子にしてもらい、本当の姿を隠してジャスミンに会いに行きます。
金銀財宝をひけらかし、ジャスミンのことを商品のように扱う男連中。
王子になりすましたアラジンは王様に気に入られますが、ジャスミンには嫌われてしまいます。
ジャスミンが惹かれたのは、何も持っていない、そのままの姿のアラジン。
正直に話せ、というジーニーにアラジンは
「本当の姿を知られたら笑われるだけさ」
と拒否しながらも再びジャスミンに会いに行き、魔法のじゅうたんで空を旅します。
市場で会った人物と同じだとジャスミンに気付かれますが、アラジンは「本当は王子で、たまに変装して街に出ていただけ」だと、また嘘をついてしまいます。
嫌われたくないからこそ嘘を重ねてしまう、この気持ちもすごくわかりますよね。
プリンセス達の恋愛は本当に早いです。
ですがまた悪者ジャファーによって海に沈められてしまうアラジン。
2つ目の願いとして、アラジンを助けるジーニー。
アラジンと結婚することが決まり、幸せそうなジャスミンですが、アラジンは王子と偽ったままジャスミンと結婚することに苦しみます。
愛する人に嘘をついて生きていくのも辛いけど、本当の自分でいられないことほど悲しいことはないですよね。
ジャスミンに本当のことを話そうとした矢先、またもや悪者ジャファーとバトルがありつつも、平和を取り戻したアラジン。
ジャスミンに、王子じゃないことを話し
「もうお別れだ」と。
「あんな法律ひどすぎるわ!愛してる」とジャスミン。
それを見ていたジーニーは、
「3つめの願いがまだ残ってる。
それで王子になれよ」と言います。
アラジンはジャスミンに
「君を愛してる。
でももうこれ以上嘘をついて生きたくない」と告げます。
そしてジャスミンも「わかったわ」と受け入れます。
「王女なんてやめたい」
「愛がない結婚なんていや」
と、ずっと自分の本当の気持ちを貫き通していたジャスミンが、ここだけはすっと受け入れる。
愛する人を縛りつけず、自由にする。
野獣兄さんを思い出しますね。
(ちなみにジーニーも野獣兄さんも声優は山寺宏一さんです)
アラジンは最後の願いとして、
「君を自由にする」
と、ジーニーの自由を願います。
男の友情。
そして…ジャスミンの父親である王様が法律を変え、アラジンとジャスミンは結婚できることに。
法律さえも変えてしまった愛の力。
自分を飾ったり偽ったりせず、そのままの自分でいること。自分を信じること。
「何にもならなくていい」
「このままでいい」
と自分に許可を出せた時に、自由は手に入るのかも知れません。
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髙宮 祐二さんの『DelightChannel ヒプノと癒しのブログ 』