展示ガイドグループ(美術館部門)の原です。
先日10月6日(日)に開催されたボランティアデー、午後の部の「アートみどころガイド」でデビューしました。
6月より本年度新たに美術ガイドグループに参加するボランティアスタッフのための研修が始まりました。
作品を調べ、発表したり、ガイド原稿を考えたり、たくさん下準備をしたうえでのデビューでしたので、感慨深いものがありました。
ボランティアデーでは、ガイド1人にサポートが1人といったいつも行われている見どころガイドとは異なり、先輩ボランティアスタッフである蔵本さん、田中さん、私の3人でそれぞれ2作品を担当しました。
私は手塚治虫の《笑い》、山口勝弘の《ビデオ彫刻 川崎》を紹介しました。
ボランティアデー開催の前週に、教育担当の星野さん、学芸員の深川さんにガイドのリハーサルを見ていただきました。
その時の改善点として、作品を見るときの立ち位置、話す内容などのアドバイスを受けましたが、本番では上手くいったのではないかと思います。
手塚治虫の《笑い》の紹介では、作品と関連する画像や、深川さんから教えていただいた手塚治虫のエピソードを交えました。
また、山口勝弘の《ビデオ彫刻 川崎》では、参加の方と一緒に作品を覗き込みながら紹介したりしました。
初めてということで緊張しつつもガイドを楽しむことができました。
反省点としては、対話型のガイドを目指していたのですが、実際にガイドを行ってみると進行を意識して、原稿を見過ぎてしまったり、一方的に話しかけるかたちになってしまったことなどが挙げられます。
今後のガイドではその場その場に合わせて柔軟に話しができるよう頑張ります。
同行の先輩ボランティアスタッフの蔵本さんと田中さんのガイドは、やはり慣れているためほとんど原稿を見ずとも、スムーズに参加の方とのコミュニケーションをとりながらガイドをされていました。
ガイドという立場でしたが、私も作品について新たな発見をしたり、見たり触れたりと楽しませてもらいました。
次回は現在アートギャラリーで開催されている「1980年代の大衆文化」展でのガイドを予定しています。この頃の広告デザインが好きな私としては心待ちにしていた展示なので、来館者の方に紹介できるのが今から楽しみです。
先輩ボランティアスタッフのようなガイドに早く近づけるように、研修に励みたいと思います!