展示ガイド(美術)グループの谷井です。
美術部門は本年度初の試みである事から、メンバー全員が初体験であり、新たなるチャレンジです。
4回の研修を受け、自分がガイドする順路のシナリオ原稿を作成し、リハーサルを行いました。
その度毎に学芸員の方々や内海職員に適切なアドバイスをして頂き、感謝しています。有難うございました。
そして遂に10月21日、ガイドデビューしました。
晴天、秋晴れの当日は市民祭とかさなり、等々力一体が賑やかな雰囲気に包まれて、ミュージアムへの来館者も多かったです。
参加者が8名(親子(子供1人)・カップル・お年寄り)で、サポートに黒佐さん、内海職員が同行しました。
ガイド内容は
1.常設オブジェ2点
●菊竹清文作 「カノン」
●福田繁雄作 「2001、2002、2003」
2.アートギャラリー 「日活創立100年記念資料展」
です。
常設オブジェの中でも好きな作品を2点に絞った事から、2名の作家について詳しく知りたいという興味が湧き、調べることが楽しかったです。
メンバー達とそれぞれ調べた作家・作品について情報交換出来た事が勉強になりました。
リハーサルの際は、実際展示物が設置されている所とシナリオを合わせる事、そして出来るだけ対話型ガイドにしたいという思いを持って挑みました。
学芸員程の知識が無いので、ボランティアなりのガイド「問いかけてコミュニケーションを楽しむ事」を重視すると言う事です。
リハーサル後、全体感のイメージ・ポイントを押さえる事が重要であることに気付き、当日までに時間が有りましたので、他館で行われている日活展へも何度か足を運び、ガイドに参加し、映画鑑賞もしました。
生前の時代なので時代背景や歴史の流れがうまく掴めずにいましたが、歴史の出来事が年表とかさなり解ってきました。
又、映画を見る事で、当時の流行や思考を感じ、新鮮な世界観に興味が湧きました。
この事であらゆる角度から「日活」について詳しく知ることが出来、新情報も掴めたと思います。
どういう風に話せば楽しく興味を持って聞いてくれるかをこれを参考にして考え、再構想しました。
今回ガイドでは途中参加も有り多い時で8名でした。
人数が多いと誘導の時間もかかってしまい、対話する時間が余りとれていなかったことが残念です。
又、解説中に途中参加してくださった方が、声が届かなかった為に帰ってしまわれたりする事が無いように、大きな声ではっきりと話すことも必要でした。
その時々の状況に合わせて工夫が必要だと思います。
今後、安定感のある対話型ガイドが出来、参加者と共に楽しめるツアーガイドを目指して頑張って行こうと思います。
近々、11月4日にリベンジします。