高刈り

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草刈り作業などをメインにと思っているが記念すべき1本目の公開動画は『高刈り』。



 草刈りというと何かと大変なのだがこの高刈りについては自分的には常識を覆すかのような刈り方だ。


そもそも何が大変なのかというと、刈れば刈るほど草が茂って休む間もないほど忙しくなり、このような季節には昨今の猛暑酷暑や大雨などに見舞われることが多く往々にして刈るタイミングを逃して薮化してしまったりする。


こうなってしまうとスズメバチやアシナガバチ、ヘビなども出やすくなる。


ところがこの高刈りではその生い茂る草の伸びが抑制されるので、複数ヶ所ある草刈り地を周る周期を短くでき、結果的に草丈は低く刈るタイミングにも余裕を持てるようになる。


また体力的にもそれほどの負荷ではないと感じる。


つまり楽に刈って楽に管理出来るようになる。



 少し詳しく説明すると、以前はチップソーなどで地際で刈っていて障害物などあればナイロンコードでの地際刈りだった。


作業としては刃(ナイロンコード)を地面につけて切断時の負荷を感じながら刈るので草丈が高かったり草量があればあるほど負荷は重くなり、その負荷こそが刈っているという実感でもある。


ナイロンコードを使うと刈り草カスや草汁をまともに浴びるのでサロペットやフェイスガードなどは必須アイテムだ。


刈った後の刈り草量もあるので集草して処理しなければならない。


現場によってはその必要はないが、それはそれで風で舞い飛んだりすると厄介なことになったりする。


刈り終えるとフラットな地面が剥き出しになるので見た目はスッキリとして達成感みたいなものはあるがその反面、石などを跳ね飛ばす恐れもありその事故例も多く報告されていて仕事としても悩み処だ。


また、そのフラットな剥き出しの地面というのは除草剤散布した後と同様で、どこか無機質で殺伐として生気は感じられず、斜面だったりすると雨で土砂の流失にもなりかねない。


また、その実感とか達成感などというものは年齢と共に過負荷と感じるお年頃となり無理も頑張りも効かなくなってしまったと認めざるをえない。


要するに雑草というのは地際刈りされると成長の早い稲科雑草が生え易く旺盛に茂るものなのだ。


これが刈れば刈るほど生い茂るという現象だと思うが、草刈りについていろいろと感想などを羅列してみたが概ねこんな感じだろうと思うがいかがだろうか。




 前置きが長くなったが、これらを踏まえての高刈りだ。



冒頭のYouTubeを観てもらえれば何となく伝わると思うがさあお立ち会いと言ったところだろうか。


今回のYouTubeであまり表現できていないことが幾多かあるが、その一つに刈り終えた後が緑色で綺麗に見えることだ。


刈った天端が面一に刈り揃えられていると例え雑草であってもまるで芝生かと見惑うほど綺麗に見える。


これの影響は大きいと思っていて、先の殺伐とした剥き出しの地面よりは格段に景観は良く見えるようになる。


ということは、除草剤の散布量も減らすことが出来るのだ。



あ、そうそう。


最後にBefore &AfterのAfterを撮る予定だったのだがこの後急に暗くなり雷も鳴りだし雨も降ってきて撮れず終いとなってしまった。


また違う現場を撮ってみようと思う。