世の中が大変なことになった。
世界の先進七ヵ国だか十数ヵ国だかで我が国のワクチン接種は一番遅いのだそうだ。
それでも若者が、だとか飲食店が、だとか遊興施設がだとか、まるで悪者扱いされているような気がする。
そもそも若者というのはヤンチャで、締め付けられれば締め付けられるほど反発するものなのだ。
そのヤンチャを緊急事態だの蔓延防止だので締め付けようとしても、やれ、専門家の意見だの何だのとなかなか実行されない。
もう医療崩壊していると言ってる専門家もいるのにどういうことなのだろうか。
ヤンチャっ子に手を焼いている暇にワクチン接種を急いだ方がいいのではないだろうか。
まぁいろんな事情があるのだろうと思うが、そこはリーダーたる者がしっかりとリーダーシップを発揮するべきではないのか。
ニュースの会見やインタビューなどを見ると政治家さんたちは政治用語というか政治家口調というか、住む世界が違うところの語り口で滞ることなく真しやかにコメントしているように見えるが、要するに何を言ってもワクチン接種の遅れの言い訳にしか聞こえない。
ちょっと余談だが、囲碁では「後手」というのがある。
交互に打つので先手と後手がある訳だがその後手ではなく、相手に不利な手を打たせる手を「先手を打つ」と言い、不利な手を打たざるを得ないことを「後手を打たされる」という。
報道などでよく聞く「後手後手に回っている」という言い回しがあるが、そういう意味では囲碁用語もかなり面白い。
話しをもどそうか。
つまり、経済をまわしながら感染を防ぐとかなんとか言っているがワクチンが遅れれば遅れるほど経済はまわらないのではないか。
やれ緊急だの蔓延防止だのと誰かが書いた原稿を読むような議論を交わすより先にワクチンを急いだ方がいいと思う。
専門家先生が提言しているのに何処はき違えてはいないか。
一国の総理というのは自分で決断できないとダメで、東北人では無理だと改めてわかった。