ハーレム留学


やっと大学も決まったので

更新再開すっかな

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近況

なんだか泣けてくーるー♪

ウルフルズの曲じゃないがホントもうね、泣きたい。

泣きたいんですよ、わたしわ。

もう死ねばいいのに。


・・・何この入り、5ヶ月ぶりに更新したと思えばそれかよ!

えー、あれから1年経ってしまったわけです。

あの魔の3週間から1年。

俺が心に大火傷を負って帰国してから1年。

でも今年も派遣生はいるわけで、俺らはそのサポートにまわるわけで。


今年の派遣プログラムも3月にはスタートしました。

まず3月、派遣説明会がありました。

もちろん俺らが説明する側。

事前に女子勢と会合もあったりで原稿も作成済み。

・・・遅刻しちゃったテヘッ

なんかもうね、空港でチケット落としたときみたいに

でかいとこで大きなミスをするね、俺は。

通常時は「遅刻?死ねよ?」っていうスタンスなのに

大きな舞台だとミスして「ゴメン、許して」ってなっちゃうね。

アホ丸出し。


そして5月、派遣生への注意・事前準備の説明会。

はい、模試で休みましたー。

派遣生の俺への評判は多分ダメだと思います。


あ、そうそう、今年の派遣生は男子2人だって。

しかも選考に落ちた男子も1人いるんだって。

これも俺の派遣説明のおかげ。

(って団長が言ってた。

 遅刻して焦りまくってたから原稿をほとんど見ずに早口で言ってたら

 求心力があったらしいよ。

 完全に怪我の功名)

つーか、なにそれ!

今年派遣されたかったよぅ・・・うぅ・・・

俺の理想を作り上げたのに俺はそれに参加できないもどかしさ。

もうやんなっちゃうぜ。

そんで俺は決めたんだ、

「てめぇら俺の分まで楽しんできやがれ!」てな。


6月、学生委員会の他のイベントのための会合で派遣生(女子2名)と遭遇。

ここで俺は話してやったよ、今後の参考にと思ってな。

俺の惨状を。

ふにゃさん事変まで。

3、2、2、1というグループ構成まで。

もちろん引かれない程度にね。(引かれてるかもしれないが)

そしたらさぁ、彼女らが言うには

去年は向こうの派遣生とはうまく行ってたんだけど

 派遣生内がいまいち仲良くなかったから

 今年はみんな仲良くしていこうね

みたいなことを今年の団長から言われてんだと。

俺ら完全に反面教師。

ていうかその反面教師たちの中で俺校長だから。

俺主犯だから。

いやー、真っ向からあんたダメ人間って言われたようなもんだよ。

もうそんなん死ぬしかないじゃん!

でもそんな中

「大学生とあんま仲良くなれてないんですよねー。

 尊敬語だとギクシャクするし。

 わたしはたまにタメ語になっちゃったりするんですけど

 真面目な子がいてその子はずっと尊敬語って感じで」

なんていう状況らしい。

注意されたくらいで人間関係なんて直らないもんやね。

「じゃあお前ら『タメ語でいいですか?』って聞け!

 タメ語オンリーになったら真面目な子も使わざるを得なくなるはずだ!」

すんごーく弱い口調に直してアドバイスしてやった。


7月には向こうからの派遣生(FBI君や栗山母たち)がきて

歓送迎会やら市の祭りやらサヨナラパーティやら出ましたよ。

まぁ羨ましいのなんの。

派遣生すっげぇ仲良さそうなんだもん。

歓送迎会でやった出し物(俺は悪夢のパラパラ)も

今年はハイスクールミュージカル(ディズニー映画)の曲で踊ってたけど

系統が同じといえどパラパラよりはダンスだし男子も2人だし。

うらやましぃ。

しかも向こうの派遣生もたまたま同じ曲で

どちらもその映画を元ネタにダンスしてるからほぼかぶってる。

苦笑いの面々。

でもそれで一体感というか、 「やつら同調(シンクロ)した!?」感が生まれて

すごい仲良くなってる。

うらやましぃ。

なんかまた留学行きたくなってきちゃうんだよなぁ・・・。

あんな経験したのにそれさえ光で見えなくしてしまうような今年の派遣生が

今の俺には眩しすぎる。


で俺は仲間に入りたくて、いや入れないのはわかってるんだけど

FBI君や栗山母に英語で話しかけてみる。

自分の英語力のなさに唖然呆然言葉が出ん。

アメリカではもっと聞き取れてたはずなのにここまで落ちてたか、と痛感。

そして逆に留学に行きたくなる。

俺は去年の8月、楽しさを求めて留学に行った。

そして楽しさ(苦しみも多分にあったが)に付随して英語力がついた。

で英語力の落ちた今、英語力を求めて留学に行きたくなってる俺がいる。

人は2種類いる。

英語をしゃべるためにアメリカに行く者と

アメリカに行くために英語をしゃべる者だ。

(スウィングガールズ(一部改変、ていうかほとんど改変)より)

俺は後者から前者になってしまった。

びっくりだ。

サヨナラパーティでFBI君と栗山母に「会うのが最後だ」と言ってみる。

「また俺は必ず日本に戻ってくるよ」とか「またうちに来ればいいじゃない」とか

言われるけどたどたどしい英語しか返せない俺が情けない。

行かなきゃ、アメリカに。

おさーいふーと相談だ!


そして、彼らはアメリカに帰り今年の派遣生もアメリカへ。

いやー、去年の8月4日からのことは

全て思い出せるっていうのが恐ろしいよね。

去年は今頃あれしてたなー、とか思い出して悶えたりさ。

8月11日なんて「あ、俺去年の今日巨乳さんにキスされたわ」とか思ったり。

Kiss cheek of somebody」と俺が言ったから

8月11日は頬キス記念日。

んなライトな気分に戻ってたんだけど

派遣生が帰ってきてそのアドバイスをした子からメールが。

今年の学生は仲良くなりすぎて楽しすぎました(クローバー)

 本当行って良かった~

 今もなんか寂しくて派遣生で集まって語っちゃって(泣き顔)

 楽しすぎたから今日語ってても泣けてきた笑

 こんなに楽しいなんてびっくりしたあ

こいつはなんて精神的ブラクラだッ!

俺の前で楽しい楽しい言わないでください。

俺のアドバイスが役に立ったようでよかったよ・・・。

寂しいから派遣生で集まるくらい仲がいいんですね・・・。

楽しすぎて泣けるくらいいい思い出なんですね・・・。

俺なんて悲しくて泣ける思い出ばかりですよ。

ていうか最初の文の「は」がすげぇいやだよ・・・。

そういうわけで

なんだか泣けてくーるー♪

誰か俺を慰めて。

(去年の派遣後から3月までの経過は暇だったら載せるかも)

おわりのはじまり

イヤー、どうでしたでしょうか、ハーレム留学。
もうともかく男子校で4年間女子と話してない男子、
それもかなり人付き合いの苦手な男子、
そんなやつが女子8人と3週間も一緒にいるっていうのは

さすがに無理があります。
多分、キムタクあたりが俺と立場入れ替わったとしても
女子勢の嫉妬による対立で精神的に追い詰められていくでしょう。

ともかくね、俺が言いたいことはひとつ!

エロゲは夢の国なんだよ!

エロゲと同じ状況下でたとえ4択の帝王だったとしてもだね、
絶対にエロゲと同じ状況にはならない!

断言します!
「それなんてエロゲ?」って状況は

超特殊な人物にのみ起こりうるある種の災害だ。

なんか今年女子大に入学した男子学生がいるらしいけど
あんたの望み通りになんかなんないんだかんね!
女子の髪のフローラルなにおいを少しかいだだけで変態ですよ。
やつらからしたら変態なんですよ。
ていうか女子大になんで入ったのさ。
なに「女子大生無双」的なことがしたかったの?
そうでもないとあんな女子の園に入りたくないですよ。
しかもニュースで見たらちょっとブサメンという類の人じゃないか。

どうした、どういう気の迷いがあったのだ?

それとも超ドMか?

学校内で女子から冷たい目で見られて一日中興奮状態になりたかったか?


あ、話がちょっと横にそれました。

あなたなら俺と同じ状況になったらどうするでしょうか?
ひたすらヒモにでもなります?
それとも女子を手なずけられます?
モテモテのハーレム生活を送れます?

dead(ブサメン) or alive(イケメン)


最終的にはそういうことなんですけどね。




とりあえず留学生活は終了しました。
でもまだ説明会やらなにやらいろいろあります。
というかありました。
まったくブログの更新遅すぎなんだよ、俺。
3月で終わりにする気だったのに。
すげぇ猛スピードでやってるじゃん。
それらのことを書きたくもあるんですがパソコン禁止令発令中
まぁ高3ですから。
いろいろあります。
というわけでコメント欄が結構たまったらその話もするかもです。

是非是非ご感想をコメント欄、メッセージなどで寄せてください。

彼女になってもいいですよ的女子

とりあえず友達からでも・・・的女子

「俺君って面白い!」とか言ってくれる女子

大胆にも募集します。


いや、いないだろ・・・常識的に考えて・・・

まぁとにかくもし会えたらそれまでしばしお待ちを。
アディオス!(最近ラルグラドで「アディオス」とか言ってるけど俺が先だ)

帰国の途

<前回までのあらすじ>
そしてとうとう出発の日を迎えた俺たち。
女子勢たちは泣きながらアメリカ勢とお別れ。
あれ、搭乗券がない!
何とか見つかったもののまた搭乗券を落とす
というコンボをしでかす俺。
とにかく謝りっぱなしでタラップへ。
ふにゃさんたちがしゃべってた。
そしてやっと飛行機へ。
どうする、俺? どうなる、俺?


seat




飛行機内はこんな席。
最初は俺が通路側、ふにゃさんが窓側だった。
でもふにゃさんが
「私スチュワーデスさん呼び続けないといけないし、
 トイレ近いから俺君交換しよ」
と言ってきて俺とふにゃさん、席交換。
みんなはそれぞれホストファミリーから
渡されたアルバムなんかを見てる。
そんな中で「俺君のも見して」と言い出す中澤さん。
俺空港でもらってからまだ見てねぇ。
だけど先に見せちゃう俺。
何でアルバムをもらった本人より先に見せてんだよ。
あほか俺。

そんなことしつつ離陸直前。
ふにゃさんは今回も
「恐いから手握ってていいですか?」
と中澤さんに声をかけ、
中澤さんも「私も」とか言って握り合ってる。
そうして飛行機は何事もなく離陸。
はぁー、これでとうとうアメリカともおさらばかぁー。
3週間もいたとなると感慨深いものがあるなぁ・・・

いやぁーいろいろあったものだなぁー・・・

女子に嫌われたり女子にキレたり女子泣かしたり・・・

あれ、悪い記憶しか出てこない・・・!?

まぁいいや。


機体が安定してくると早速遊び始める。
また行きと同じように映画からゲームまでそろってる。
その中に音楽を聴けるやつもあるんだけど、
これお気に入りを登録できる。
イヤホンは席を交換する時に一緒に交換したから
ふにゃさんのじゃないんだけど、そのデータはふにゃさんの。
すでに何曲かお気に入りに入ってた。


Red Hot Chili Peppers
Stadium Arcadium

Death Noteの映画版の前編の主題歌だった「dany california」とか

Cascada
Everytime We Touch

トランスとかでよく知られている「いつでもタッチ」とか。
なんかふにゃさんが選んだ曲だっていうのがいい。
何回も聞いてしまいましたよ。(変態だ)

それを適度なとこでやめ、
映画の一覧にあった「ALWAYS-三丁目の夕日-」を見る。

バップ
ALWAYS 三丁目の夕日 通常版

途中で眠くなったので一時停止して寝た。

・・・ZZZ・・・・・・

中澤さんに肩を叩かれ起きる。
どうやら夕飯らしきもののオーダーを取りに来たらしい。
つーか寝ぼけまなこの人に英語で質問したらどうなるかくらいわかれ!
「うーん・・・?」とか言いながら注文。



うーん、行きの時よりおいしくないかも。
もしかして今食ってるのはアメリカの機内食で
行きのは日本の機内食だったりする?
それならやっぱりアメリカ適当だな。



食後はやっぱりハーゲンダッツ。(僕歩か!)
うめー。

その後はALWAYSの続きを見る。
うわ、何これすげぇいい映画だわー。
つーか泣いた。
映画で泣いたの初めてかも。
それよりもお前は何で別れる時に泣かないで
映画の別れのシーンで泣いてんだッ!
バカか、虚構が現実に勝ってるってありえねぇだろ!
本当に俺は何で別れる時に泣かなかったんでしょうね。
ふにゃさんにも「モテ君けろっとしてるね」なんて言われていたぞ。
「栗山君のお母さんが来年来るんで
 あんま『もう会えない』って感覚がないんですよね」
とか言い訳しといた。

ALWAYSを見終わる頃にはみんな寝てる。
つーか昨日のふにゃさんの話だと
沖縄さんはリーダーグループから嫌われてるらしいのに
やつらにはさまれてて大丈夫か、と危惧していたら
普通にしゃべりあってやんの。
女子って恐ぇ。
楽太郎より腹黒だ。
そいつらもしゃべり疲れたんだか泣き疲れたんだか知らないが寝てる。
弱気さんは1人ですることもないからか寝てる。
隣の中澤さんも寝てる。
そしてやはりふにゃさんは寝れてない。
行きの飛行機でもふにゃさん全然寝れてなかったもんなぁー。
「ふにゃさん、寝れないんですか?」と中澤さんごしに小声で聞くと
「うん、水がないと不安で・・・」と言ってる。
俺としてはふにゃさんとしゃべって気を落ち着けてもらう、とか
俺への評価を上げてもらう、とかいうことをしたかったのだけれど
なんせ真ん中で中澤さんが寝てる。
しゃべり声で起こすのはダメだし、
真ん中に1人いてしゃべるってのもやりにくい。
そんなわけで結局しゃべれない。

ふにゃさんはなんかの映画を見てた。
俺はたまたまベジータさんちのDVDパーティで見た
「She's man」があるのを発見し、
あの時は一番最後の重要なとこから見れてなかったので見る。
英語版しかなかったけど英語で字幕が出るから何とかなった。
リスニングできなくても文字がありゃなんとかなるものだね。
見終わって暇だから日記の続きでも書いてた。

中澤さんが起きだす。
映画を見ることに決めたようで
「モテ君、なんかお勧めのやつある?」と聞いてくる。
俺は
「さっきALWAYS見てたんですけど結構よかったですね。
 後、行きで見たサマータイムマシン・ブルースは結構面白かったですよ。
 複線の張り方や回収の仕方がうまくて」
なんて言う。
そしたら
「ALWAYSは私も見たからじゃあ
 そのサマータイムマシン・ブルースを見てみるわ」
とお答え。

ポニーキャニオン
サマータイムマシン・ブルース スタンダード・エディション (初回生産限定価格)

あれは本当面白いんだよな。
中澤さんが起きてしまったので下手に日記も書けず、
なんかまた眠くなり寝た。

・・・ZZZ・・・・・・



今、どれくらいかと窓を開けるときれいだった。
まだ着くまで3時間くらいある。
そんなわけでもう1本映画を見ようと決意。

東宝
県庁の星 スタンダード・エディション

「県庁の星」を見る。
つーかこんなに有りの映画見れていいのか?
見たい映画ばっかじゃん。
これ自体にどれくらい金かかってんだろ。
ファーストクラスとか行ったらどうなってんだ?
飛行機はいつからこんな快適な空間になったのでしょう。

それを見てたらまた飯タイム。
一時停止して飯を食う。



これもなんだか行きのよりクオリティ低い。
まぁ完食しますけどね。
ふにゃさんは真ん中にあるマーブルのチーズケーキが嫌らしい。
チーズケーキもチーズの味がちょっとでもするとだめなんだそうな。
でも一口食べたら「あ、大丈夫だ」とかいって全部食べちゃった。
給食の時の休みの人のデザートのごとく
俺が食ってあげてもよかったんだけどなぁ。(懐かしい例えだな)



スナックなんかも配られた。

俺は食い終わると「県庁の星」の続きを見てる。
中澤さんは「サマータイムマシン・ブルース」 を見終わったよう。
結構面白かったと言ってくれた。
俺はずっと「県庁の星」を見てる。
でももう窓の下に緑が見え始めてきた。
そういうわけでイヤホンが回収される。
でも映画は流しっぱ。
なぜなら英語の字幕が下に出てくるから音声がなくてもわかるのだ。
こんなとこでも英語力を発揮。
しかしもう田んぼとかまで
はっきりわかる距離まで高度を下げ、映像も切られる。
うわー、また最後の最後で終わっちゃったよー。
そして着陸が近づくということはふにゃさんたちがそわそわし始めるということ。
ちょっと落ちるだけで「うわっ」とか言ってる。
また俺は「恐くないですって」なんてフォロー。
お前はそれしか言えんのか。
まぁ平然と何事もなく着陸。

さぁて、日本に帰ってきて一番最初にやることとは・・・
そう、携帯!
(もちろん機外に出てから。機内は禁止だ。ま、メガネとかはやってたが)
アメリカで使えるかと思ったら完全に無理で
単なるぷよぷよをやるためのものになってた。
3週間でたまったメールの数は・・・
40通。
これを少ないと思うか多いと思うかであなたの交友度がわかります。
あ、でも40通のうち30通が広告です。
誕生日にメールしてくれてた友、ありがとう!
でそのメールチェックに躍起になりながら歩いてると柱にぶつかりそうになる。
横を通ってた外人のあんちゃんに笑われた。
このところ俺は完全にぼけてますね。
ハァ・・・

まぁそして荷物が回ってくるのを待つ。
スーツケースは満杯になってお土産類を入れられなくなってた。
だって自分が買うお土産以外にもいろいろもらえたりするんだもん。
しかももらったものはコップとかフリスビーとかかなりかさばる。
俺は全部持って帰ってきたけど後から聞いたら
女子勢置いてきたりしてんのね。
団長も「置いてきた」とか言ってる。
なにそれ。
というわけでそういう類のものは普通のバッグに入れて預けといた。
そのバッグにあのドジャースの旗
(さりげなく弱気さんと交換されてしまったあの旗)が
入りきらなかったから柄の部分を飛び出させてたらなくなってた。

そうして出口へ向かうといたのはせっかち。
おい! 日本に帰ってきて一番最初に会った知り合いせっかちかよ!
うわぁ、うぜぇ・・・
もういきなりの早口攻撃で面倒くさい。
あしらいつつバスの待つほうへ。
とにかく日本ってあっついな!
何ここ、赤道直下ですか?
本当カリフォルニアと比べて湿度高すぎ温度高すぎ。
もー、やんなっちゃう。
そんなわけで急速にのどが渇く。
そしてみんなで自動販売機で飲み物を買う。
自販機には張り紙が。



屋外の自販機だったけどやっぱりこういう警告。
なんかみんなして自販機の前で飲み始める。
スーツケース持ってるから通る人の邪魔になってるっつの。
俺はちゃんと通れるスペース空けといた。
リーダーグループはそんなの関係なく
「久しぶりのポカリはうまい」だの談笑して気に留める気配なし。
そんなわけでせっかちが
「こんなとこで飲んでないでさっさと行きなさい」
と喝。
たまにはいいこと言うじゃないか。
そして俺はいつも通りそれらの荷物をバスの中に運び込み、
「でかいバス借りろよ・・・」と思いながら乗り込むのだった。

バスが発車すると早速思い出話のひけらかしあい。
リーダーグループは
「巨人君、栗山兄、小学生君、セクシーさんのいとこ、
 モナリザ弟でどれをダーリンにしたい?」
といったような超低レベルな話でバカウケし合ってる。
なんか市役所まで迎えに来てもらわないといけないから
とりあえず携帯で帰国報告を母さんにする。
そういや携帯で自分から電話したの初めてだな。
なんかすごいあっさりしてる。
「あ、そうじゃあ6時ごろ着くのね? わかった」とか。
もうちょっと「おかえり」とか何とか言ってくれはしないのかね。
バスから見えるガソリンスタンドを見てびっくり。
レギュラー1ℓ144円!?
なんだそのあほさ丸出しの金額は。
俺が日本にいない間に第5次中東戦争でも起こったの?
そんなこと思いながら女子勢とは一言も交わさず
その誕生日メールをくれた友達とメールし合ってた。
そんな時に「あ、花火」というリーダーの声が。
窓の外を見ると花火が上がってる。
アメリカでもディズニーランドでも花火を見たがそれとは違って情緒がある。
というかこのタイミングで花火ってなんか良すぎだろ。
帰りのバスの中で花火に見入ってた。
あー、日本に戻ってきたんだなー。
そんな感覚をその花火と首もとの汗が物語っていた。
そういや
「もしかしたら弱気さんに告白されるんじゃねぇか」
とか思ってたけどそんなこと全然なかったな。
なんか本当弱気さんにはお世話になったのに
そんなことばっか考えてる俺はあほですね。
あー、そういやたぶん沖縄さんなんかは
俺の話を栗山君から聞いてるんだよなー。
なんかすごい申し訳ないことしてるなー。
うわー、なんか謝りたくなってきた。
どうしよ、俺最後の最後でみんなに
なんかいろいろ俺に対して
 思うこともあると思いますけどすいませんでしたッ!!!

とでも謝ろうかなー、なんて気が起こってくる。

そう思いながら市役所に着くと全員の親たちが待ってる。
うわ、こんな前では謝れねぇ!
さすがにそれはない!
というわけで実行せず。
最後に団長にみんなから徴収したお金で買ったらしい
写真立てなんかを中澤さんがプレゼント。
俺らは拍手。
せっかちのお高い話なんかもある。
そうしてなんか自然に解散。
最後の最後で弱気さんが・・・なんてことは考えてはないです、
えぇ、本当に。
えぇ、本当の本当に。
はぁ・・・
この3週間なんだったのだろう・・・
完全にネタにしかならんな・・・
8人の女子に囲まれた留学生活で得たもの、
それは

女子とのたくさんの会話 priceless

女子とのたくさんの触れ合い priceless

女子からの視線 painfulness(苦痛を伴う)

(おわり)

ロサンゼルス空港

<前回までのあらすじ>
そしてとうとう出発の日を迎えた俺たち。
チェックインその他を済ませると一旦解散。
空港ではもうみんな泣いてる。
そんな雰囲気から逃げて本屋へ。
飯を食おうとすると弱気さんと合流。
そして登場口へ向かうも・・・ない!
探しまわって栗山君に渡した袋にあるというオチ。
もう女子勢に会いたくねぇよぉぉぉぉおおおお!!!
どうする、俺? どうなる、俺?

向こうの団長にも言われたのですぐ団長に
「すみません・・・」と謝る。
もう本当いやだわ。
でもメガネみたいな謝らないDQNにはなりたくないッ!
ともかく金属探知機をくぐる。
ひっかかる。
もういやだ。
何とか急いでそれを抜ける。
自分の頬を殴る。
もーう、いやだぁ!
女子勢が待ってる。
会ってすぐ「遅れて申し訳ないです!」と謝る。
もう俺のプライドがあかんよ・・・
リーダーとかメガネとかバカどもにまで謝ることになるなんて・・・
沖縄さんはどう思ってんだろ・・・?
「メガネよりはまし」か「ちゃんと謝るなんて俺君さすが!」か。
あ、ないないw
あーぜってぇ引かれたー・・・
もう引かれてもいいけど最低限の関係は守りたいじゃない。
最後まで何やってんですか俺は。


広末さんは
「あのー団長、なんか手荷物にベジータさんが
 持たせてくれたジュース入れといたのに引っかかんなかったんですけど

 これ後で注意されたりしますかね?」
と言ってる。
俺は
「あーなんか、持ち込みOKのところにジュースとか離乳食とか
 あったから大丈夫なんじゃない?」
とか少し適当なこと言ってる。
ふにゃさんは
「え! 飲み物持ち込んでいいの?」
と言い出す。
ふにゃさんは1日に1ℓくらい飲み物を飲む。
というか飲まないとダメらしい。
なんか
「みんなそんな500mlのやつでよく我慢できんねー」
とかよく言ってた。
そんなふにゃさんなのに今は機内に水系のもの持ち込み禁止。
だからすっげぇ嘆いてた。
そういうわけでふにゃさんにとっちゃ大ニュース。
でもどうやら「ジュース」は赤ちゃん用の、みたいなことらしい。
ていうか8月に出た規制が今でも続いてるって恐ろしいな。
いつまで続くんだろ。
ふにゃさんがこれから飛行機に乗れなくなるぞ。

そうして歩き出す。
すると俺の肩をとんとん、とたたく人が。
知らない日本人。
あの、これ・・・あなたのじゃないですか?
あっぼーん・・・・・・・・
ははっはっはっはっははっははっははっはっはっはっはは


これは俺の搭乗券!?!?!?


m9(^Д^)プギャー
俺はもうだめだ・・・先へ進めぇ・・・
返事がない、ただの屍のようだ。
うっはっは、もう俺本当死ぬべき。
さっさと謝ろうと急いで金属探査機から逃げてきたら搭乗券落としてやんの。
お前、そのまま行ってたら乗れなかったぜ?
もうね、死ぬしかないですよ、死ぬしか。
あほぉぉぉぉぉぉぉっぉぉぉぉおっぉぉおっぉおおぉぉぉおぉおっぉ
もう何回も自分の頬を殴る。
まぁリスカよりはましな自傷行為じゃない?
そしたらふにゃさんに「痛いからやめな」と言われる。
ははは、ごめんよ・・・
もう、なにこれ、同情?
同情するならいっそ、いっそ殺してくれぇ!
くぁswでfrgthyじゅきおlp;
もう自分を脳内で何回殺したことか。

なぁ、俺どうすりゃいいの・・・?

タラップまではバスで移動。
荷物を棚に置く。
そして降りる時に俺が「これ誰のー」とか言いながら渡してく。
そしたらメガネに「荷物あんがと」と言われた。
なんか・・・死にたい。


タラップではずいぶん待たされる。


↑横にはもう飛行機が見えてる。

ふにゃさんが
「私再来年に行くってテンションさんに約束しちゃったんだー」
なんて言いだす。
リーダーなんかは
「そうですよねー。うちも絶対また来ますよ。
 受験終わって春休みになったら絶対行きます」
なんて言ってる。
メガネも
「じゃあメガネもリーダーちゃんと一緒に行くー」
とかしゃべってる。
俺は蚊帳の外。
まーいーけど。
「でも今度は乗れないなー」と言うふにゃさん。
「あ、水持ち込み禁止だからですか?w」と言うリーダー。
「そうそう。今日も本当大変なんだよねー。
 ずっとスチュワーデスさん呼ばなくちゃ」
「メガネ来年飛行機乗りますよー」
「え、来年のがもう決まってんの?」
「修学旅行で飛行機乗るんです」
「メガネちゃんどこだっけ?」
「ハワイだよー」
「えぇ、ハワイいいなー。絶対お土産買ってきてよーw」
あれ、この会話前にも聞いた・・・
そうだ、日本で空港にいたときだ!


>「飛行機初めてー?」というリーダーさん。
>「いや結構乗ってるよー」と返す俺。
>「メガネ初めてだけど今度修学旅行でハワイ行くからまた乗るんだー」
>っていうかメガネさんの一人称は自分の名前。
>ちょっとブリッコっぽい。
>「えぇ! ハワイかよ。
> うち私立だけど世間の流れと逆行してるから
> 関西一本になっちゃったんだよー」
>とうちの学校が関西研修とかいうふざけた行事に
>なってしまったことを話す。
>っていうかこの話女子勢に1回話してるんだよね。
>関西研修でお土産を買ってきてみんなで食ったから。
>あんまり好評じゃなかったけど。
>それなのにみんな結構食いついてるし。
>広末さん、「もう行ったの? 早くなーい?」とか言ってるし。
>お前ら記憶力ないな。

あほか、メガネの修学旅行の話2回目だったじゃん!
ていうか1回目のその話の時も俺の修学旅行の話を2回目にした時かよ。
本当お前ら記憶力ないな。
なんか行きの空港でそのハワイの話に始まり、
帰りの空港でまたそのハワイの話に終わるってうまいことなってるな。

「お笑い君、いきなり『サヨナラー』とか言うから
 一旦ご飯食べて戻ってくるのかと思ったら
 本当に帰っちゃってたんだもん。
 なんかあっけなさ過ぎてびっくりしたよね・・・」
「あぁー、突然でしたよねー」
「あ、そんなこと言ってたらまたなんか悲しくなってきちゃった・・・」
とかまたウルウルしだすふにゃさん。
まったく泣き虫なんだから。
「そういえばお笑い君にお姉ちゃんの写真見せたら
 なんか悪口言われたんだよね。
 顔長いとかかわいくないとか。
 普段お笑い君そんなこといわないのに何でなんだろ」
あー、それツンデレじゃね?
たぶんお笑い君はふにゃさんのことが好きなのです。
単なる俺の勘だが。

まぁ結局俺はその会話で一言も発せず、

それに弱気さんもいないから待ちぼうけ。
そんな中やっと列が動き出し、飛行機に乗り出す。(つづく)

別れの刻

<前回までのあらすじ>
そしてとうとう出発の日を迎えた俺たち。
空港へ向かう。
もう女子勢はみんな泣いてる。
俺はどう対処すれば?
チェックインその他を済ませると一旦解散。
どうする、俺? どうなる、俺?

まぁ、とりあえず解散ってことになったんだけど
金ないしどうしよーかなーとぶらぶらしてると団長。
「俺君、どうしたの? どっか行ってくれば?」
「いや、今もう4$くらいしかないんでなんも出来ないんすよね」
「あ、そうなの? 
 じゃあ後で日本円で返してくれればいいから交換しよっか?」
「あ、そうしてもらえるとありがたいです」
うは、エロ本買えるwww
「あ、今日本円持ってるんで今返しちゃいますよ」
「じゃあ1$110円で」
おー、レートもいいレートじゃない。
うっし。
そんなことやってる俺の横では双子さんに電話しているお笑い君。
そして電話を受け取ってまた泣き出すリーダー、沖縄さん。
また泣くなよ・・・
つーか本当この場にいるのは無理。
俺泣きたくないし、本当ああいうの苦手だし。
ていうわけで早速本屋探し。
女子勢は固まってるのに俺超単独行動。


そうして本屋へ。
ハリーポッターなんかも売ってた。
雑誌のコーナーへ向かう。
袋に入った雑誌を探す・・・
・・・なぁい!!!
なにぃ! ないだとぉ!
そりゃ空港でエロ本買うやつなんていませんわなぁ・・・


  __,冖__ ,、  __冖__   / //      ,. - ―- 、
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  __,冖__ ,、   ,へ    /  ,ィ     /      \
 `,-. -、'ヽ'   く <´   7_//     /     _/^  、`、
 ヽ_'_ノ)_ノ    \>     /       /   /  _ 、,.;j ヽ|
   n     「 |      /.      |     -'''" =-{_ヽ{
   ll     || .,ヘ   /   ,-、  |   ,r' / ̄''''‐-..,フ!
   ll     ヽ二ノ__  {  / ハ `l/   i' i    _   `ヽ
   l|         _| ゙っ  ̄フ.rソ     i' l  r' ,..二''ァ ,ノ
   |l        (,・_,゙>  / { ' ノ     l  /''"´ 〈/ /
   ll     __,冖__ ,、  >  >-'     ;: |  !    i {
   l|     `,-. -、'ヽ'  \ l   l     ;. l |     | !
   |l     ヽ_'_ノ)_ノ   トー-.   !.    ; |. | ,. -、,...、| :l
   ll     __,冖__ ,、 |\/    l    ; l i   i  | l
   ll     `,-. -、'ヽ' iヾ  l     l   ;: l |  { j {
   |l     ヽ_'_ノ)_ノ  {   |.      ゝ  ;:i' `''''ー‐-' }
. n. n. n        l  |   ::.   \ ヽ、__     ノ
  |!  |!  |!         l  |    ::.     `ー-`ニ''ブ
  o  o  o      ,へ l      :.         |
           /   ヽ      :

しょうがなく一番エロい雰囲気の雑誌を立ち読みして買った。
もう・・・なんてこったい・・・

そんなことして暇をつぶし飯屋のある2階のほうへ行く。
ベンチでまだ固まってる女子勢。
しかもまだ大泣き中・・・
リーダーにしても沖縄さんにしてもふにゃさんにしても目赤すぎ。
そしてその輪に入ることはためらわれる、
ていうか嫌ってないって確証を得たのはふにゃさんだけなので
恐れ多くて近づけない。
そんなわけでスルー。

そして飯屋の方面へ。
どこも混んでる。
中華料理屋もあればうどんとか売ってる日本料理屋もある。
最後もなんか食ったことないやつがいいなー、と思ってたらマックを発見。
そういやアメリカ来てから一度もマックに行ってない。
「こういう純粋なファストフードで食べてないわ」
ってことでマクドナルドで食べることにする。
順番が来て、まぁ日本のマックと同じように
「○○のセットでドリンクは××」というような形で注文する。
するとなにやら店員が言ってくる。
どうやらソースを選べるらしい。
それも頼んで注文を終える。
でもすぐに出てくるわけではないのでレジの横で待ってる。
そうすると後ろから日本人の男の声が聞こえる。
A「アメリカにもマックってあんだなーw」
B「当たり前だろ、マックってアメリカの店だろ」
C「それよりお前メニュー決めた?」
A「え、俺はあの・・・なんだ?
  バコンサンドだかなんだかにするよ」
バコンて・・・
どう考えてもBaconです、本当にどうもありがとうございました。
B「ここってセットとかできんの?」
C「出来んじゃねーの? 多分日本と同じだよ」
A「飲み物どれにする?」
B「俺はCokeかな」
A「コークってなんだよ? お前チャレンジャーだな
C「いや、お前コーラ知らないの?」
A「コークってコーラなの?」
B「そうだよ。お前バカじゃねぇの?w」
あぼーん。
「うわっこいつCokeも知らないのかよ」
と思って後ろを見ると

どう見ても俺より年上の20ちょっとくらいの金髪の日本人がいる。
「うわっこの年でそれかよ、ゆとり教育乙」と思いながら聞き続ける。
注文の番になるA。
「えーっとバコンサンドで・・・」
「Becon? ・・・Oh,Bacon Sand!?」
「おー、イェスイェス! ベーコンサンド。ザッツライト!
 でドリンク イズ コーク」
m9(^Д^)プギャー
ちょ、お前笑わせんなよ。
その後
「あれベーコンて読むんだな。知らなかったぜ」
とか言っちゃってる。
はぁ、こんなんでいいのか日本?

とりあえずドリンクだけできたようで

そのドリンクの名前を叫んでいる店員の元に向かう。
そして飲みながらハンバーガーができて呼ばれるのを待ってる。
するといきなり押す人が。
「飲んでるのに、なんじゃ?
 黒人じゃなかったら睨んでやる!」
と思って後ろを向くと弱気さん
あぶねぇよ!
一緒に第1ホストだったキレイさんもいる。
「びっくりしたー?」とか言ってる。
「何頼んだの?」と言われボードを示して説明する俺。
そしてやっと呼ばれる。
その両手ふさがった状態で弱気さん、「これ食べる?」と聞いてくる。
なんか白濁色の物体が入ったコップを持ってる。
「なんすかそれ?」
「ヨーグルトパフェみたいなもん」
「なら食います」
そう言うとデジャブが。
あーん
そう言ってスプーンで口にそれを運んでくる。
俺が食うとなんか手で小さくガッツポーズしてる。
なんじゃそりゃ。

で一緒に食べよ、ということになり、弱気さん、キレイさんと一緒に食事。



マックの袋ってアメリカでもこんなんなのね。



premium chicken。



意外とうまかった。
つーか弱気さんポテト勝手に食うな。
まぁそんなには怒らないけどさぁ・・・
一応了解は取れよ・・・
そして昨日の話を話す。
「そういえばなんかいろいろあって
 女子勢との誤解が解けましたんで大丈夫です」
「へ? どゆこと? 大丈夫って何が?」
「いや、あんま話さなくても大丈夫ってことです。
 なんか全然俺が思ってたようなことじゃなかったらしいんですよね」
「ん、私おせっかいだったからもう話さなくていいってこと?」
「そういうことじゃなくてww」
うんぬんかんぬんで弱気さんに昨日の一連の流れを説明する。
よかったのかなぁ、これって。


そうして荷物を整理し、搭乗券なんかを出していると
もうすぐ集合時間だということに気づく。
そんなわけで走る。
というか途中で栗山君たちがいて

走って抜かされたから走らざるをえなかった。
集合場所に着くと沖縄さん大泣きしてる。
メガネは結局泣いてない。
だから昨日の涙はなんだったのかと小一時間(ry
セクシーさんもリーダーさんとずっと泣いてる。
つーかいつの間にかお笑い君いねぇじゃん!
帰ったってどういうことだよ!
巨乳さんたちもいないじゃん!
俺の初頬キスの相手がいなくなっちゃってるじゃん!
ちょっと知らない間に帰んないでよ、マジで。
感動の別れとかしたいじゃない。
ツーショットで写真とか撮りたいじゃない。
あれ? 小学生君目赤い?
え、泣いてる?
巨人君も
あれ、これなんだろ・・・
とか言って目から出る何かを拭いてる。
おいおいおいおい、巨人君も泣いちゃってるよ。

あんなでかい図体で気が強そうにしてるのに泣いちゃってたりしてると

ちょっとしたツンデレみたいなもんでギャップにまたバカ共がやられちゃうよ。

林檎姉妹もすげぇ泣いてるよー。

ちょっともうこの人たち泣きまくりだよー。
もうとにかくみんな泣いてる。
泣いて泣いて泣いて泣いてる。
俺は全然グッとこないんだがどうすれば?
昨日の夜がピークだったんだが。

そしてみんなとハグし合って写真を取ったりなんだりかんだり。
なんかテンションさんと最後にハグ出来たのはうれしい。
というかこんな別れの時までそんなことを考えている俺は変態。

最後に集合写真を撮る。
林檎母に「真ん中行きな」と急かされ真ん中へ。
はははははー、もうなんかよくわかんない高揚感だ。
もうすぐお別れだってのに。
俺はもう「さよならは言わねぇぜ。また会えると信じているから」
というキザっぽいセリフをどのタイミングで言おう、とか妄想中。
そして最後に栗山君にさっきマックにいた時に
リュックの中から出しておいたあのボールを袋ごと渡す。
「お前ディズニーランド来れなかっただろ?
 これはお前へのお土産さ」
とか言って。
でも全然泣いてくれなかった。
なんだよー、つまんねーの。
つーか中澤さんたちが団長用のに金を請求するなら

俺もこのボールの金請求してよかったんじゃね?
まぁいいですけど。

そして搭乗券を見せてもうみんなとは話せない位置に歩いて行く。
・・・・はずが大変なことに。


な、何!? ない!?


搭乗券が・・・ない!?


いやいやちょっとお前よく思い出せ。
よーく思い出すんだ。
お前は確かさっきリュック整理した時に搭乗券も出した。
そうだな?
そこまでは記憶がある。
でどこへしまったんだ?
お前、言ってみろ。
覚えてない。
っていうことでとりあえずポケットから探し始める。
女子勢はそんな俺をおいてどんどん進む。
いや、どうしよどうしよ。
結局リュックの中も見てみる。
ない。
あぼーん・・・・・・
そうだ、ここに来るまでに俺走ったな。
それの途中で落としたんじゃないか?
林檎父とマック近辺まで行って捜索することに。
そこで見つかればいい、というか見つからないと困るし、

見つかると思っていた。
でもない。
くぁswでfrgtyふじこ;@p
お、お、俺はどうすれば・・・!
親父さんの案内でカウンターへ行き、

落ちていた搭乗券がないか聞いてもらう。
「親父さん英語ペラペラかよ。
 かっこよすぎ」
とか思いながら聞いていても全然事態は好転しないわけで。
うはー、もう俺昨日よりも死にたいかも。
そうドタバタしていると近づいてくる栗山君。
手には搭乗券が!!!!!
そうだ、お前よく考えてみろ。
リュックから取り出して入れる所といったらポケットか手荷物だろ!
栗山君にすでに渡していたとはいえ、
なぜその袋も持っていたことに気づかなかった!
ちくしょう! 
「栗山君にボールを袋ごと渡したらその中にあった」ってどういうオチだよ!
完全に俺のミスじゃねぇかぁ!
うわぁぁぁぁぁっぁあああああああああ
俺死ね!
とりあえずメガネの二の舞は踏みたくないので
向こうの団長に「I'm sorry」とか謝ると
「ワタシジャナクテダンチョウニイッテ」と言われる。
親父さんにも
「すいません、なんか最後にゴタゴタさせて・・・」
と謝る。
「いいんだよ、最後にいい思い出になったじゃないか」
なんて笑ってくれる。
そして俺はポン、と背中を押され歩み始める。

団長と一緒に係員に搭乗券を見せる。

もう彼らと会えないけど

「さよならは言わねぇぜ。また会えると信じているから」

なーんて言えるわけがねぇ。

あー・・・死ねばいいのに・・・

Kill me, please・・・

あばばばばばばばばばばば・・・・・・
もういやだぁぁぁぁぁぁ・・・
これ以上先に進んでやつらに顔合わしたくねぇよぉぉぉぉぉぉ・・・(つづく)

最後の刻

<前回までのあらすじ>
「SAYONARA BANQUET」が終わりボーリングへ行った俺。
ふにゃさんから
「栗山君に私たちが俺君のこと嫌いだって話した?」
と驚愕の告白。
ふにゃさん泣く。
俺超へこむ。
そしてふにゃさんといろいろ話し合う。
帰ってからは親父さん、姉ちゃんとの別れ。
何それ、立て続けにこんなイベントって・・・
俺を泣かす気?
そしてとうとう出発の時。
どうする、俺? どうなる、俺?

今日の朝食はチャーハンとハワイアンブレットのトースト。
グァバジャムをつけて食べた。
もう姉ちゃんも親父さんもいなかった。
ふぅ・・・

なんかいまいち感謝の言葉を伝えられてない気がする。

昨日のあんなんでよかったのか・・・?

もう会えないというのに今頃後悔。


10時ごろ家を出発。
車中では留学の話なんかをする。
FBI君は今回の派遣生に応募して落ちてる。
来年は高3だけど応募するそうだ。
アメリカの大学は日本と逆で入るのは簡単で卒業するのは難しい、
と聞いたことがある。
だから来年、というか今年来ても大丈夫なんだろうなぁ。
なんかこないだFBI君からメールが来てて
今年来ることに決まったらしい。
今年の7月が楽しみだ。
FBI君にも栗山母にも会えるんだから。
会ったらなんと声をかけてやろうか。
テイジンちゃんもそのうちこれに応募する気でいるそうだ。
チビッ子君なんかも15年後くらいに来るんだろうなぁ。
まだまだ留学の交流は尽きない。

ま、とにかくそんな話をしながら空港に到着。
すでに中澤さん、弱気さんたちが来てた。
もうすでに中澤さんボロ泣き。
林檎姉妹もめちゃくちゃ泣いてる。
林檎母も泣いてる。
うわー、もう本当こういう雰囲気苦手だぁー・・・
リーダーたちも来る。
リーダーはセクシーさんと一緒に大泣きしながら集合場所へ歩いてくる。
いやいやセクシーさんマスカラはがれますよ・・・
もうみんなして目真っ赤。
中澤さん泣いてる。
沖縄さん泣いてる。
ふにゃさん泣いてる。
昨日泣いてたメガネはなぜか泣いてない。
意味わからん。
広末さんと弱気さんは泣いてなかった。
しかも弱気さんなんて
「私だけ泣いてないと冷血人間みたいに思われるかなぁ?」
とか言って笑ってる。
この人はいつもこんな調子だなぁ。
っていうか集合時間までに集まったの5人かよ。
今日はまぁやんごとなき理由もあるだろうけど早く来るべきなんじゃない?
そんな感じでやっとみんな集まる。

なんか目赤いまま林檎さんが俺に手紙を渡してくる。
「もしや・・・」とか思うけど派遣生全員に渡してた。
内容は
「あんま話せなかったけど会えてよかったよ。
 今度小説書くときは私の名前使ってね(笑)
 暇だったらメールしてね→メアド」
みたいな。
まー普通の文章でした。
あー勘違いしなくてよかったー。
そんな時に中澤さんから
「私と弱気で団長にプレゼント買ったからさぁ、
 5$出してくれない?」
と要求が。
なにぃ!? 5$払ったらエロ本買えなくなるぞぉ!
いや、よく思い出してみるんだ俺・・・
何か、何かこの人に貸しはなかったか・・・?
そうだ! Little Tokyoで食った昼飯の清算をまだしてない!
「そういやLittle Tokyoで食べた昼飯のお金って
 まだ返してもらってませんよね?」
「あ、そうだねぇ・・・
 そうかぁ、まだ返してないからどうしよっか・・・
 俺君は10$払ったんだっけ?」
「そうですね。
 7$といくらかのやつを食べたんで
 俺があと少し払えばOKだと思いますけど・・・」
いや、俺は払いたくない!
日本円でならいいが、
$をあと少しでも失うと確実にエロ本は買えなくなる・・・
「そうだねー・・・
 じゃあ2$もらえる?
はーい、俺のエロ本購入計画崩れたりぃ!
後この4$ちょっと何に使おう?
何も買うものないんですけど。

雑誌も5$くらいはするし。

はぁ・・・


あー、それにしても女子たち泣きすぎー・・・
対処がわからぬ。
巨乳さんもなんかちょっと泣いてるし
巨乳さんの妹(むちゃくちゃきれい、中学生なのに色気ありすぎ)
もすげぇ目赤い。
沖縄さんをホストしてたアリサとか腐女子さんとかも目赤い。
そんなアメリカ勢の中まだ来てない家族が2組。
栗山家と双子家。
え、栗山君もしかして今日来ないの?
双子さんは今日マジで来ないらしい。
えー、じゃ昨日会ったので最後ってことぉ!?
何それ、そんな感慨深い一瞬を
ちょっと写真撮るだけで済ませちゃったじゃん。
うわー・・・

それはねーよ。


とりあえず搭乗券を持ってチェックインのために列に並ぶ。
荷物の重さを量る。
事前に重さの上限が20kgと言われたり
それ以上でも大丈夫と言われたりまちまち。
しかも機内に水、およびジェル系のものは持ち込み禁止。
だからさらに預ける荷物が重くなってる。
そのためちょっと「超過したら・・・」という思いが生まれ恐い。
今5$しかないのに。
というか荷物はポンドじゃなくてグラムなのね。
なんだそりゃ。
結局21kgくらいで大丈夫だった。
その頃やっと栗山家が来る。
まったくひやひやさせんなよ。
お前にあのボールも渡さないといけないんだから。
お前を泣かすためにあのボールを買ったようなもんなんだぞ。
ていうかあの野球ボール、ディズニーのだから
意外に高くて5$くらいしてんだからな。


まぁともかくチェックインを済ませ、今度は荷物を預ける列に。
なんか俺の後ろに並んでいた弱気さんが
「これあげるよ」とかいってfreeかなんかの新聞を渡してくる。
いや、そんなんいらないんですけど・・・
そうして荷物を係員のおっさんに渡すと運んでいく。
そして手ぶらの状態で待たないといけないらしい。
「俺!」とその係員に呼ばれ、向かう。
そしたらなんかスーツケースを結んでるベルトが
ちょっとゆるかったから確認したかったらしい。
俺がそれを直そうと手を伸ばすと「Don't touch!」と怒られる。
恐ぇよ!
毎度毎度空港ではビビらされる。
アメリカ、空港は厳重すぎ。
そうして係員のおっさんがそれを直し「行ってよし!」みたいな感じで解放。

またみんなで集まる。
ただいま12時すぎ。
なんかとりあえず一旦解散して1時45分に集合するらしい。
飛行機の中でちょっとしたら飯出るけど

軽く食っといたほうがいいかも、とのこと。
食う金ないけどね。

空港の中高いし。
とりあえず解散らしいのでFBI家、栗山家に昨日書いた手紙を渡す。
そしたらえぇ! FBI家帰んの!
感動の別れとかそういうんじゃなく、

ちょっとハグしたら「バイバーイ」とかテイジンちゃんに手振られて

帰っちゃったよ。
えぇーーーーーー・・・
そんなわけで泣いてる女子勢の横で呆然。
1時45分までいるんだと思ってたのに・・・

しかも栗山家も栗山君を残して帰っちゃう。

栗山君からは昨日中澤さんがもらっていたような小さいアルバムをもらう。

女子勢もみんなそれぞれのステイ先からもらったりしてた。

なんかホイ、とか手渡すから何かと思ったらそんな大事なものかよ!

もっと大事そうに渡せよ!

そしたら俺も泣いたかもしんないのに。
まぁともかく予想外。
わざわざアルバムまで作ってくれるなんて本当この人たちは偉大だわ。
あー、ありがとう! 栗山家!
最後はやっぱりハグする。
親父さんとは
「これで最後になるかもしれんな・・・
 また会えたらいいな・・・」
とか言われて別れる。
お母さんとは
「来年私は日本に行くから1年待てばまた会えるわね・・・
 でもとりあえず一旦はさよならね・・・
 また日本で1年後会いましょう」
と言われる。
「そうですね・・・
 また来年夏楽しみにして待ってますよ・・・」
と返してハグして別れる。
ふぅ・・・
なんかお母さんとは会える安心感からか
なぜか全然昨日の夜よりクるものがない。
夜、と言う魔性の時間とふにゃさん事変がそうさせたんだろうな。
FBI家なんて笑いが出そうなほどあっけない別れだったもん。
なんなんだか。
そんなわけで一旦解散。(つづく)

修羅場

<前回までのあらすじ>
「SAYONARA BANQUET」が終わりボーリングへ行った俺。
リーダーたちうぜぇ。
俺はそれなりにまともな投球。
さらに2ゲーム目突入。
周りのみんなは続々と帰っていく。
そんな頃、俺の肩をたたく人が。
どうする、俺? どうなる、俺?

沖縄なんかもいつの間にか帰ってて後は
俺、栗山君、お笑い君、小学生君、FBI君、テンションさん、
中澤さん、ふにゃ、林檎姉妹くらいしかいない。
そんな頃、俺の肩をたたく人が。
ふにゃ。
何かと思って振り向く。
驚愕の言葉が。


ねぇ、私達が俺君のこと

嫌いっぽいって栗山君に話した?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


・・・どこから聞きました?



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



うぉおおおおおーーーーーーーーーいッッッッッ!!!!
なんだこれはなんだこれは!!!!
空襲警報、空襲警報!!!
♪「―短夜半夏、嘘を眩むとぞ―

  疑うなんて浅ましいです」(東京事変「修羅場」)
頭の中で「修羅場」が流れ始める。
やっべぇええええ! 
疑うなんて浅ましいですけど栗山ぁ! てめぇだろ!
「俺は生まれて初めて心の底から震えあがった・・・
 自分の口の軽さとアメリカ人の口の軽さに・・・
 悲しみと絶望に涙すら流した。
 これも初めてのことだった。
 俺はすでに死にかかっていた・・・」
ちくしょう! 何で栗山君に言っちゃったんだぁ、俺!
そんなことがぐるぐる頭の中を駆け巡る。
うわぁ・・・どうしよ・・・
そんな時に「モッテー、ハヤークゥ!」とお笑い君に怒鳴られる。
ナイスタイミングゥ!
10フレーム目。
1球目。
ストラーイク。
2球目。
ストラーイク。
やっべぇ、時間稼がないといけないのにすんなりストライクとか取ってる。
しかもこんなときに2連続って・・・
もうターキー取っちゃいたい。
俺はターキーを取るぞぉ、JOJOォ!
でも3球目は1本だったりする。
すごすごと戻ってくる。


結局栗山君には1点差で負けた。
でもまぁ、そんなことはいいんだ、どうでも。
席へ帰るとふにゃさんが待ってる。
俺は隣の席に座る。
「栗山君が話してくれたんだよ。私と沖縄ちゃんに。
 沖縄ちゃんはあの子キツイ子だから
 『なら別にいいです』とか言ってたけど」
あぁ、沖縄さんだったら言いそうだな・・・
つーかまた「さん」付けに戻そう、やばいわこれ。
「あぁ・・・そうなんですか・・・」



いやな気分にさせちゃって

 ごめんね・・・
 少なくとも私はそんなこと

 全然思ってないから・・・


え、あれ、ちょ、ちょ、ちょ、おまっ


え、ちょ、め、め、赤、目赤いよ、ね? ね?


え、ちょっと目から汗出てますよ、え?


いやいやいやいやいやいやいやいやいや!


それは、ちょっ、ちょっと、ねぇ!


困る、困ります、俺、女子なんか泣かしたことなんかないんだから!


ちょ、いや、ちょ、もう、え? 泣かないで!


泣かないでーもーうすこしー!


泣かないでって、俺死ぬから!


今から断末魔の叫びあげて死ぬからッ!


ごめんごめんごめんごめん!


な、なんだこれっ!


いやいや、ちょ、泣かないでくださいって。
 女子を泣かせるのとか趣味じゃないですから


バカ、お前こんな時に何笑えるセリフ言ってるんだ。
ふにゃさん少し笑う。

「ごめんね・・俺君・・」

またポロリと涙がこぼれる。


いやぁ!!!!!


ちょっとぉ!!!!


あ゛ー、もう!!!!!!


やけくそじゃぁぁぁぁあああああああああああっ!!!!!!!!!

どげざ【土下座】
 申し訳ないという気持ちを表すために、地面や床にひざまずいて謝ること。
 今俺がふにゃさんにしていること。
 さらにランク上のものとしてそのまま靴をなめる場合もある。

「こっちこそなんか勘違いしててすみませんでしたぁぁっっ!!!!」


いや、俺君も土下座なんかしなくていいよ。。。


頼まれれば靴をなめてもいいとか思ってたけど、立つ俺。


「すいません!」

いや、悪いのは私だから・・・
 ごめんね、俺君・・・


また目がウルウルきてる。
ちょ、おまっ、女子の涙は本当武器だよ!
しかもこんなかわいい子に涙なんか流せてる俺は本当悪だよ!
もう、「すいません」「ごめんね」の掛け合い。
あぁ、何やっちゃってるんだ・・・俺・・・
明日アメリカを発つというのに
栗山君たちも「どうしたんだ?」って見てるじゃないか。


ごめんね・・・
 私グループとか作ったことなかったんだけど・・・
 なんかみんなキャラ強すぎて・・・
 ごめんね、俺君置き去りにして・・・


なんていい子なんだよ・・・ふにゃさん・・・

「いやいや、俺が勝手に勘違いしただけですから。
 本当すみません。
 っていうかまた泣かないでくださいって」


ふぇええ゛(泣き声)
 いや、だってそう仲間はずれにしてた自分が許せないんだもん・・・
 ごめん、ごめんね・・・グスッ


もう、俺に何をすればいいといいんですか・・・
俺はもう、頭の中ぐしゃぐしゃだよ・・・
なんだよ、なんなんだよ・・・
俺は、もう、なんなんだよ・・・
単なる勘違いバカだよ・・・
はぁー・・・・・・


「じゃあこれでおあいこってことで。
 勘違いしてなんか泣かせたりしちゃってすみませんでしたっ」


「私も仲間はずれになんかしちゃってごめんね・・・グスッ」


そうしていろいろな話をしだす。


「なんかサンディエゴのホテルでリーダーちゃんが
 『何で俺君時々関西弁なの?』とか言ってたりしてたんだよね・・・
 それに私も同調しちゃったりして・・・」


「いや、うちの母親が京都の人間なんですよ。
 だからばあさんちとかも関西弁なんでそうなんですよね・・・
 もともと俺が社交的なほうじゃないから
 いろいろしゃべらなかったのがいけないんですけど
 そういうのあったんなら聞いてくれりゃ
 そういう風に返したんですけどね・・・」


つーかあの変な関西弁引かれてたかー。
陰口かよ・・・まぁ俺がいけないんだけど・・・


「もともとどうしてそう思ったかって言うと・・・
 はなさんちのプール行きましたよね」


「うん・・・」

「あの時ふにゃさんたちが『なんなんだろー』って
 塩素のブイか何か開けようとしてたじゃないですか。
 あの時俺が『あほかw』って突っ込みいれたじゃないですか。
 そしたらふにゃさんが

 『モテ君にあほかって言われた・・・』

 って言ったんですよね・・・
 俺はそれを冗談だろうと『なんすか、それwww』って返したんですけど
 なんかみんなして引きっぱなしみたいな状態だったんですよね」

「え、そんなこと言ってたの・・・
 私は本当いつもリーダーちゃんたちに言うようなつもりで
 『あほかって言われた』って言ったんだけど、それは聞こえなかった・・・」

「俺も単なる冗談だろ、と取ろうとしたんですけどリアルすぎたんですよね・・・
 しかも引かれる理由なんて腐るほど出てくるから
 今まで自虐的に捉えてたものが

 すべて本当にそうだったような気がしてきて・・・
 もうなんかすごい人間不信みたいな感じになって・・・」

「ごめんね・・・」

どうやらそこから俺の思い過ごしらしい。
じゃあ一旦マジと捉えたのはなんだったんだ、

という疑問があるけどもうなにがなんだか。
あの事件の後完全に嫌がられてると思った事件も

あったのにそれはなんだったのか、
という疑問も出てくるけどもう本当何がなんだかわからない。
まぁすべてが俺の本音を引き出すための

ふにゃさんの嘘の涙だとしたら納得いくけど
さすがにあれだけ泣かれてそれはない。
とにかくいろいろ話した。

そして2ゲーム目も終わり、帰る頃に。
靴を返すために受付の方へ歩く。
そのときに自分の頬をはたいてみる。
自分への戒めと現実と虚構の確認のために。
俺、なにやってたんだろうな・・・
女子まで泣かせて自己嫌悪。
ふにゃさんは「どうしたの?」という
テンションさんに「なんでもないよ・・・」と弁明。
靴を返している栗山君に「ちょっと来い」とみんなから少し離れた場所へ。
「お前俺が嫌ってるらしいって言ったの?」
「うん。沖縄ちゃんとふにゃさんには」
「リーダーたちには言ってないな?」
「うん、言ってない」
「なら、もう絶対言うなよ、It's serious!!」
そう言って諭す。

靴も返し、ふにゃさんの涙も収まり、親父さんが来たので
「じゃあ、また明日」と言ってみんなと別れる。
店から出る。
そうするとふにゃさんのホストファミリーのモナリザさんたちもついてくる。
「ふにゃさんも親が迎えに来たのかな」と思うと
そういえば今日一緒じゃん」とか言い出すふにゃさん。


な、なんですとぉ!

モナリザ家は親が共働きのため来れないらしい。
今日の「SAYONARA BANQUET」の時初めて親見たからね。
だからモナリザさんとふにゃさんの送迎はいつも栗山家がしてくれてた。
そんなわけで俺らは同じ車中に。
ふにゃさんと後ろの席に2人で座る。
またさっきの話の続きのような本音トークが始まる。

「俺メガネ嫌いなんですよね。
 サンディエゴ行く時にパスポート忘れたじゃないっすか、あいつ。
 それなのに謝り無しでしたよね。
 しかも列車の中で栗山君が 『Why? ナンデワスレター』とか言ってるのに
 リーダーさんそれ擁護してたんですよ。
 なんか向こうも嫌ってるみたいなんで俺も嫌ってて別にいいんですけど」
「あー、沖縄ちゃんも言ってた。
 『メガネちゃんが謝らないのはおかしい』って」
沖縄さんもそれ思ってたのか。
そうして女子勢の好き嫌いの話に移っていく。
「私リーダーちゃんのグループとも仲いいじゃん?
 だからリーダーちゃんたちからも相談されるし
 沖縄ちゃんからも相談されるんだよね。
 なんか大学生だから頼られてるみたいで・・・」
で話を聞けばリーダーグループは沖縄さんのことを嫌ってるらしい。
頭脳レベルが別格だもんな。
でもそんな素振り俺見たことも思ったこともなかったよ。
女子って恐いな。
心の中じゃ何考えてるかわからねぇ。
なんなんだ、こいつらは。
今日も笑って話してたじゃねぇかよ・・・
恐すぎ!
弱気さんもいまいちみんなに好かれてないよね。
 なんていうか笑いのツボが違うというかなんというか・・・」
「あぁ、わかります。
 ちょっと感覚が僕らと違うとこありますよね」
なんて言ってる。

なんかいろいろ複雑なので図にまとめてみた。


correlation







弱気さん集中砲火。
「案外一番嫌われてるの弱気さんなんじゃね?」
とか思ったけど弱気さん、ふにゃさん以外の女子勢が
俺のことどう思ってるかわかんないし
少なくとも沖縄さんは何かしら悪意を持ってることは確か。
まぁともかくどろどろだな。
こんなやつらに囲まれて3週間を過ごした俺はすごいと思う。


ずっとふにゃさんと日本語で話していたのでふにゃさんが急に
「ずっと日本語で話していてすみません」
とかFBI君たちに謝る。
すると親父さんが
「いや、大丈夫だよ。
 君らはいつも英語でしゃべっているだろ?
 たまには休息も必要だよ。
 それに明日で帰っちゃうだろ?
 興奮してたくさんしゃべることもあるだろうし私はかまわないよ」
と言ってくれる。
親父さん、なんかかっこいいわ。

そういうわけで話を続ける。
「リーダーちゃんとかむちゃくちゃキャラ濃いじゃない?
 他のみんなもキャラが濃いから大変だよね。
 とりあえずリーダーさんについていく形にはなるんだけど
 メガネ、広末ちゃんと沖縄ちゃんだと違うんだよね。
 なんていうか私立と公立の差というか。
 私たち私立じゃない?(俺、ふにゃさんともに中高一貫校)
 だから温室育ちだからあんまいじめとか
 仲間はずれとかグループとかなかったけど
 公立だとああいう感じなんだろうねー。
 私グループとか作ったの初めてだもん。
 ごめんね、それで一人ぼっちにさせて・・・」
「いやいや、俺が消極的なのがいけないんですよ。
 それにグループから切られたくないのは普通ですよ。
 結局自己犠牲とか言いつつも人間って自分本位な生き物ですから。
 そりゃ、俺に近づいてはぶられるんだったら
 そのままグループにいる道をとるべきですよ。
 結局両方いやな思いをするんですから。
 それなら1人がいやな思いを背負ったほうがましです」
とか抜かす俺。
とにかくいろいろふにゃさんと語り合った。


なんか途中でもうテンション上がりすぎて
僕結構ふにゃさんのこと好きだったんですよね。
 だからその事件の時も結構ダメージ大きかったんです。
 あれがリーダーさんとかだったらまだましだったんでしょうけど

とか言おうとしてた。
何告白しようとしてんだ、俺。
興奮してるからって、それはないだろ。
もう完全に彼氏がいる相手に告白て。
でも、そういや昔
「最終日にふにゃさんか広末さんか弱気さんに告白しようかな」
とか思ってたなぁ・・・
なんか懐かしい。

そうして語り合ったふにゃさんの泊まっているモナリザ家につき
「今日はありがとうございました。
 ふにゃさんが言ってくれたおかげですっきりしました。
 ありがとうございました。
 じゃ、また明日空港で」
「別に謝るのはこっちだよーw
 うん、じゃあ明日」
と別れる。
ふにゃさんも感傷モードから戻ったようだし
俺もなんかいろいろ吹っ切れたしいい夜だ。
ふぅ・・いい・・夜だなぁ・・・・
なんかちょっと逆に俺が感傷に浸ってた。

そうして家に着く。
家についてやること、それは感謝の手紙を書くこと。
栗山家、FBI家、それぞれにはがきに
お礼の言葉を書いて最後に渡そうと思ってた。
また電子辞書なんか引いて書いてる。




勝手に取ってっていいよ、と言われていたこんなジュースを飲みながら。

そうすると親父さんが急に来る。
何かと思えば
「私は明日の朝早くて、君には会えないんだ・・・
 だからさよならを言いに来た・・・
 君をホスト出来て本当によかったと思っている・・・
 私たちの家に来てくれてありがとう・・・
 私は君に感謝しているよ・・・」
なんて言ってくる。


いやいや、感謝すべきは俺でしょうが・・・
何を言ってるんだよ、親父さん・・・


「いえいえ、僕もこの家へこれてよかったです。
 本当にホストしてくださってありがとうございました」
とか言う。

そして最後にハグをし、握手すると
「あぁ、本当にありがとう。

 じゃあ、いい夜を」
とドアを閉め、去っていく。

あぁ、親父さんに会うの最後なのか・・・

さっきのふにゃさんの影響もあるし
うわぁ、ちょっとこれはやばいかも・・・

そんなことを思いながら手紙の続きを書く。

そしたら今度はお姉ちゃん。


「私、明日大学があるの。
 だからたぶん会えないと思って・・・
 俺、FBI家に来てくれてありがとう・・・
 あなたに会えて本当によかったわ・・・」
なんて言う。

もう、この人たち俺に感謝させない気?
俺のほうが感謝しなくちゃいけないのに・・・

また同じようなセリフを返す。
姉ちゃんウルウルきてる。
おいおい、1日に2人も女子泣かしちゃったよ・・・
やばいわ、俺もう泣きそうになってるわ・・・
ちょっと、男は泣かないで別れるもんなんだよ・・・
そういう剛健な男なんだよ・・・
はぁ、なんか本当に泣くテンションになってきた。
何とかこらえ、姉ちゃんともハグして別れる。


はぁ・・・これで会うの最後なのか・・・

はぁ・・・多分もう二度と会わないんだろうなぁ・・・

はぁ・・・・・・ふぅ・・・・・・はぁ・・・・・・ふぅ・・・・・・

なんかしんみりしてきた・・・

うん、人がいなかったら泣いてもいいんじゃない?
なんか自分に「泣こう」とかプレッシャーをかけてる俺がいる。
結局泣かなかったけど。
そうしてちょっと感傷に浸りながら手紙を書く。
途中であくびが出る。
一緒に涙も。
「ふう、こんなところで涙かよ」
とか思いつつ何とか手紙を書き終えて就寝。
もう2時だった。
あぁ、最後の夜か・・・
もうこのベッドで寝ることもないのか・・・
ふぅ・・・・・・ZZZ(つづく)

ボーリング大会

<前回までのあらすじ>
「SAYONARA BANQUET」へ行った俺。
スピーチを何とか済ませる。
なんか女子勢は泣いてばっか。
そして俺たちのビデオが始まるも最後は
俺の「Thank you very much!!」。
そのせいでいろいろ言われる。
その後はボーリング大会へ。
どうする、俺? どうなる、俺?

ボーリングに行こうとするとFBI君がなにやら用意し始める。
マイシューズ!!
なんだと、お前マイシューズ持ってるのか。
「マイシューズ持ってるってことはよく行くの?」
と聞くと
「そんなでもないよ」
と言う。
さらに「1ヶ月に1度くらい?」と聞くと「もっと少ないよ」と言う。
ならなんでお前はマイシューズなんか持ってるんだ、て話だが
ハイスコアを聞くと「210」と言われたので納得。

そんな感じでボーリング場へ到着。
また靴を借りるのにサイズがわからないから戸惑う。
まぁとりあえずレーンへ向かうと
他のレーンにはすでにリーダーグループや
ふにゃ、中澤さんたちがいる。
弱気さんなんかは浴衣のまま来てる。
まぁ、だから投げてないではしゃいでるだけなんだけど。
俺の登録名は最初は「MOTE」。
でも途中で「THANK YOU VERY MUCH」に。




FATASS」(太ったバカ)はお笑い君。
SHORTY」(チビ)は栗山君。
なんか2人で改名バトルしてた。
途中でも名前欄変えられるんだもん。
3段目は小学生君。
5段目はFBI君。
小学生君スポーツ万能かと思ったらしょぼかった。
お笑い君はともかくボールに迫力がある。
重いボールをむちゃくちゃなスピードで投げるから
ピンが倒れるんじゃなくて吹っ飛ぶ。
栗山君はすごいフォームでカーブかけまくってる。
だから的中率も低い。
でも一番はFBI君。
ほとんど全部スペアかストライク。
何それ。
お笑い君はうまいです、でもFBI君のほうがもっとうまいです。
今回は102というこの間よりまだまともな点が取れた。
その頃弱気さんは「じゃ、私そろそろ帰るわ。また明日ね」とか言って帰る。

俺らは2ゲーム目へ入る。
でもリーダーたちのレーンはまだまだ。
あいつらのほうが早く始めたのに。
だってやつら順番とか関係なしに投げたりしてんだもん。
やつらが順番なのにしゃべってると
セクシーさんのいとことかが勝手に投げちゃって
その度に「なにしてんだよーw」とか言ってぎゃあぎゃあわめいてるんだもん。
それの報復合戦とかになってるしね。
途中で気づいてボールを投げようとしてる手を止めようとか、すげぇあぶねぇ。
もう投球する位置に立ってるのに入ったりすんなよ、バカか!
しかも右レーン優先とかそういうのも何もわかっちゃいねぇ。
だからバカは嫌いなんだ、バカは。

リーダーたちのレーンは俺らのレーンの隣の隣。
その俺らの隣のレーンは中澤さんやふにゃさん、林檎姉妹が投げてる。
マリさんはまぁ普通の女子レベルなんだけど、
林檎さん5フレーム目まで全部ガター。
すごい下手。
投げた瞬間横行ってガターになってる。
そんなわけでお笑い君の講習が始まる。
お笑い君が後ろから抱きつくように手を持って投げる。
何本か倒れる。
お笑い君ゴルフのセクハラレッスンプロみたいな状態になってんですけど。
後ろからとかエロいわ!
林檎さんもちょっと戸惑ってるじゃないか。
ふにゃさんもそこまで上手い方ではないのでお笑い君の注意が入る。
なんか「下手だなー」とか言ってるお笑い君を見て、
こいつはふにゃさんに気がある気がした。
ちょっと考えてみれば今までに何回か

そういうことを匂わせる行動あった。

そういやお笑い君はリーダーグループよりも

ふにゃグループとしゃべってたかも。

ともかく隣のレーンも下手な人が多いので遅い。

そんなわけでふにゃさんはちょっと暇そう。
それで俺らのスコアを見に来る。
すると「THANK YOU VERY MUCHて誰?」と聞いてくる。
俺が「あ、俺です」と返すとハハハ、と渇いた笑い。
なんか腹立つ。
俺もあんまスピード出せたり、カーブかけたり出来ないし
そんな上手いほうじゃないから状況によって
他の人のボールを勝手に拝借して変えたりしてる。
で端を狙うためにボールに振り回されないよう軽いボールを拝借。
持った瞬間隣のレーンの中澤さんに

「次私だって予想してたwww?」

と言われる。
ボールは中澤さんのだったらしく、中澤さんは
「自分の番が来たら俺君がちょうどボールを持っていたから

 俺君が予想していたみたいだ」
みたいな解釈をしたらしい。
あぶね、俺がパクろうとしてたのばれたか?

そんな間にリーダーたちのレーンは終わり、帰り始める。
「じゃあまたねー」なんて挨拶してる。
じゃあね、俺ちんと広末さんには言われる。
萌え。
「おう、じゃまた明日」なんて返す。
俺らの2ゲーム目はといえばお笑い君の猛攻が続いてる。
後、FBI君も。
どっちも7フレーム目くらいで150オーバー。
さらに栗山君もカーブがずばずば決まり、それを俺が追う展開。
小学生君だけ仲間はずれ。
お笑い君がFBI君に一歩負けてる。
だからお笑い君に「負けてるじゃないか」と言うと

珍しくムッとして「俺のほうが上手いよ」と返してくる。
そして
「俺はアベレージが168ハイスコアは212だ」
とか言ってくる。
アベレージ168ってすごっ!
それ俺のハイスコアすら上回ってるよ。
確かにそのハイスコアはFBI君のも上回ってるな。

そんな中10フレーム目目前。
俺と栗山君は互角ですでに110くらい。
お笑い君とFBI君も互角。
でも彼らはすでに190オーバー。
上手すぎ。
沖縄なんかもいつの間にか帰ってて後は
俺、栗山君、お笑い君、小学生君、FBI君、テンションさん、
中澤さん、ふにゃさん、林檎姉妹くらいしかいない。
そんな頃、俺の肩をたたく人が。(つづく)

SAYONARA BANQUET(後編)

<前回までのあらすじ>
アンケート等を終わらせ、「SAYONARA BANQUET」へ行った俺。
あの地方局からいきなりインタビューされる。
俺バカさ露呈しすぎ。
そして飯。
アメリカ勢のビデオを見せられ、ちょっとクる。
そして俺らとホストファミリーの紹介へ。
どうする、俺? どうなる、俺?


苗字のアルファベット順に紹介。
が、テンションさんがバレーの試合で(テンションさんはバレー部)
まだ来てないため、ふにゃの先に俺ら。
姉ちゃんに「これスピーチ?」と聞くと「違う」と言われる。
でも一応原稿持参でステージ上へ。
城島君は自分がホストファミリーでないと悟っているのかテーブルに残る。
まず栗山家とFBI家が紹介され、留学委員会から
「ホストファミリーをしてくださってありがとうございます」
という賞状をもらう。
そして各家庭の代表がコメント。
俺は自分について語っているそのコメントを聞いてなんか嬉しい。
そしたら最後俺のスピーチ。
話が違うじゃねぇか、姉ちゃん。
危ないところだ。
そうしてスピーチにはいる。
「I can't think it has been 3 weeks since coming to the U.S.
 But something explains the 3 weeks. It is experiences」
ここまで順調。
「During 3 weeks I talked to various people in English.
 Host families, clerks, baby, interviewer, and many American girls
(3週間の間、僕はたくさんの人と英語でしゃべりました。
 ホストファミリーたち、店員、赤ちゃん、インタビュアー、
 そしてたくさんのアメリカの女の子です)
ここで一笑い。
ふぅ、笑いが取れてよかった。
「I visited various place too. School, beach, city hall, museum,
 Hollywood, Dodger Stadium, Disney Land.
 I ate American foods.
 Many hambuger, many hotdog, many pizza, and many soda.
 If I give more examples, there is no end.
 I used five sences and I discovered various differences」
(僕はたくさんの土地も訪れました。学校、浜辺、市役所、博物館、
 ハリウッド、ドジャースタジアム、ディズニーランド。
 僕はアメリカの食べ物も食べました。
 たくさんのハンバーガー、たくさんのホットドッグ、
 たくさんのピザ、そしてたくさんの炭酸。
 もしもっと例を挙げるならば、終わりはないでしょう。
 僕は五感を使ってたくさんの違いを見つけました)
「たくさんのハンバーガー~」のところで予想外に結構ウケた。
「If I talk "My best surprise is American girls",

 maybe 団長 will be angry.
 So I will say "My best surprise is about cars"」
(もし僕が「僕の一番の驚きはアメリカの女の子です」と言ったら
 たぶん団長は怒るでしょう。
 だから僕は「僕の一番の驚きは車についてです」と言います。)
ここでも一ウケ。
ここからシリアス。
「One family has 2 or 3 cars, and most people has car license.
 Lane is wide and the speed limit is faster than in Japan.
 I think here is car paradise.
 I intend to write about such differences,

 because my dream is to be a writer」
(1つの家族が2~3台車を持っていて、ほとんどの人が免許を持っています。
 車線は広く、制限時速も日本より速いです。僕はここを車天国だと思います。
 僕はこのような違いを書きたくなりました、

 なぜなら僕の夢は小説家だからです)
少し「おお」という拍手。
まじめな顔して何言ってんだかね、俺。
「Finally I am thankful for these opportunities.
 I love America, I love California, I love 市名,
 I love all 留学委員会 members, I love all host families,

 I love the アメリカ勢, and I love blond girls! Thank you」
(最後に僕はこれらの機会に感謝します。
 アメリカを愛してます、カリフォルニアを愛してます、
 市名を愛してます、すべての留学委員会のメンバーを愛してます、
 すべてのホストファミリーを愛してます、アメリカ勢を愛してます、
 そしてブロンドの女の子を愛してます! ありがとうございました)
最後の「blond girls」のとこは少しためていった。
そしたら結構ウケてたよ。
これさりげなくテンションさんへの告白っぽくなってんのは秘密。
なんか自分で言うのもあれだけどこれ結構名演説じゃね?
結構笑いも取れてたんで成功かな。

今回は市役所スピーチとは違ってみんな笑いも入れてきてる。
そんな中メガネのは、鼻すすり涙をぬぐいで声上ずって全然聞き取れない。
最初なんでこんな変な声なのかと思ったら泣いてんの。
なんか腹立った。
中澤さんはまだ泣いてる。
泣きながらスピーチすんなって。
泣くなって、別れんのは明日だって。
ふにゃはテンションさんが来たので結局最後にやる。
また泣いてる。
なんかふにゃは敵だったはずなのに
「がんばってー」とか言いたいくらい応援したくなってしまった。
やっぱりかわいいは正義だ。
かわいい女子なら敵もくそもない。
しかも泣いてるとなるとキュンと来る。

ふにゃたちのが終わると今度は俺らの写真を編集したビデオ。
「あーこんなことあったなー」と思いつつ見るも
「ここでこんなミスを犯したなー」というのも浮かんできていかん。
というか写真見てると俺多いなー!!
びっくりするその端率。
ですよ。をうざいと思う2ちゃんねらーの率より高いと思うわ。
ていうかですよ。は死ねッ!!!
あ、話がすっげぇ横道にそれた。
まぁともかく俺はほとんど端。
だって真ん中だと必然的に女子勢と体が触れるわけじゃん?
そうしたら俺はなんて思われるかわかんないじゃん。
だから積極的に端行ってそういう風にいやな思いをさせないようにしてた。
それなのに・・・それなのに・・・
まぁ最終的に言えることは守るのではなく攻めろ、ということだな。
攻めた結果のミスならまた攻めることで取り返せるが
守ってる状態でミスしたら取り返せる可能性は低い。
そういうことだ。


でずっとビデオを見てる。
やっぱりさっきのと同様少しクる。
最後のほうには今日の写真まで入ってる。
「誰かさんが1時間でやってくれました」というところか。
仕事速ぇな、おい。
そして一番最後のシーン。
俺大写し。
というか写真じゃなくて映像。
「あれ、これは・・・?」と思う間もなく

Oh, thank you very much!!
「ちょ、おまwwwwwwwww」ってリアルに言っちゃったよ。
そして俺は「死神」という言葉にを信じられずびっくりしたLのごとく

イスから崩れ落ちる。
場内大爆笑。
なんじゃそりゃああああああ!!!
栗山またも謀ったなぁ!!

あのケーキ作りに向かう途中で撮ったやつだなぁ?

なんで最後があれなんだッ!

どういうチョイスだッ!


そして俺と女子勢は前に呼ばれて出る。
俺「おいおい、お前www」と背中たたかれまくり。
そしてステージ上へ。
ふにゃ「モテ君、あれどうしたの?」と冷めた言い方。
かくかくしかじかと説明すると「ふーん」と言われる。

うわ、なんかうざっ。
そして俺は向こうの留学委員長にバッジとかをもらう。

そして最後は俺らの市の踊り。
そうか、これのための浴衣だったんだな。
なんかアメリカの人たちも俺らのまねをしながら踊る。
そしていい雰囲気のまま閉会。

その後はもう完全に撮影会。
というかみんな泣きすぎだろー。
さっきの人たちとさらに双子さんも沖縄もリーダーもみんな泣いてる。
なんか泣いてない俺が冷血人間みたいじゃんか、なぁ。
そんな泣いてる人たちと写真を撮ったりする。
栗山君とも撮った。
「お前ー」と問いただすと
「キノウダンチョウニジョークデアレオクッター。ゴメーン。
 My baddest miss!」
とか謝ってくる。
まぁおいしけりゃ一向に構わないんだけどね。
そしてなぜか俺と仲がいい林檎ファミリーたちとも話をする。
林檎母は
「俺君、端ばっかだったじゃなーい。
 中澤ちゃんとずっと言ってたんだよー」
なんて涙を拭いながら言われる。
涙の人妻。
なんかエロい。
そして「林檎ちゃんたちとも撮りな、今度は真ん中で」とか言われ
Disney Landくらいでしか話してないのに
右から林檎ちゃん、俺、中澤さん、マリさん、の位置で撮る。
しかもなんか林檎ちゃん後ろから腰に手まわしてくんだけど。
昨日の「俺君俺君、バイバーイ」もあるしまた勘違いしそうなんだけど。
どゆこと、これは?
そして林檎ちゃんの親父さんは「俺たちも一緒に写真撮ろうぜ」とか言ってる。
中澤さんや林檎母は涙を拭きながら「なんでよ」と突っ込んでいるが
親父さんは「同郷の士だからなぁ。男の契りみたいなもんだ」とか言って

その2人を無理やり納得させ、写真を撮る。
よくわかんないけど面白い人だ。

ベジータさんの姉の森泉似の人にはいきなり
You are good actor!!」とか言われる。
最後の「Oh, thank you very much!!」のせいだ。
他にも「最後のビデオ気に入ったよ」と
あのこないだ野球の話をしたいかついおっちゃんに言われたり、
「君はハリウッドスターになれるよ」
とベジータさんのお父さんに言われたり。
なんか最後のあのビデオでえらい有名人になっちゃってんですけど。
誰かあれYou Tubeにでもアップしてアメリカ人の反応見てよ。
そんなにおもろいこと言ってるのか、あれ。

最後には各テーブルにあった風船を取って中のガスで声を変え、
いろいろ言ってみたりする。
俺が「Oh, thank you very much!!」というと大ウケ。
俺の持ちギャグみたいになってるな、これ。
この後ボーリング大会があるらしいのでそれにも参加することにする。
だから「See you later」と挨拶して別れる。

姉ちゃんは彼氏の車で彼氏の家に行こうとしてる。
親父さんがなんかそれを不服そうに見てる。
「○時には戻れよ」と言ってる親父さん。
なんかこえー。
そんなわけでとりあえず俺とFBI君、親父さんは一旦家へ。
そして着替えてからボーリング場へ向かった。(つづく)

SAYONARA BANQUET(前編)

<前回までのあらすじ>
ショッピングモールへ買い物に行った俺たち。
俺はSports Shopへ行ったりエロ本を買いにbookstoreに行ったり
Electrical ShopでCD-RWを買ったり買い物三昧。
その過程でメモリーカードを買っため金がなくなる。
そして夜は「SAYONARA BANQUET」
どうする、俺? どうなる、俺?

家へ帰ってからスピーチの最終手直しに取り掛かる。
そしたらFBI君が部屋に来て「スピーチ見ようか?」と聞いてくる。
俺は「本番を楽しみにしてて」と追い出す。
しかし数分後またFBI君がまた来る。
何かと思ったら電話。
出ると団長。
「スピーチ書き終わった?」
「あ、はいそうですね」
「じゃあもうアンケート書き始めてる?」
「あ、少しなら・・・」
とかちょっとでまかせ。
アンケートまだ目通しただけ。
「俺君、いつもやること早いねー」
「いやいや」
団長の中で俺は「やることの速い誠実な男の子」になっているらしい。
周りのやつらがやらなさすぎなだけですぜ、団長。
「そのアンケートなんだけど今日提出するんだって。
 ごめんね、明日だって言ってたんだけど今日になったみたい。

 SAYONARA BANQUETの時に渡してくれればいいから」
な、なんだってー!
まだスピーチの最終稿できてないのに。
後1時間でそれを渡さなくてはならない

「SAYONARA BANQUET」の時間だというのに。
そんなわけでスピーチを終わらせてさっさとアンケートに移る。
何これ、大変なんだけど。
「どのプログラムが面白かったですか、またその理由は?」とか
「どのプログラムがつまらなかったですか、またその理由は?」とか
「プログラム以外で訪れたかった場所はありますか?」とかたくさん。
しかも「おもしろかった・つまらなかったプログラム」は

3位まで書かなくてはいけない。
おいおい、理由も全部書かないといけないだろ? アメリカでは。
何かにつけてやつら理由聞いてくるもん。
「今日の○○は面白かった?」に「Yes」と答えると
いつも「なぜ?」や「どこが?」と1H5Wが返ってくるんだ。
だからアンケートのためにわざわざ電子辞書を開きながら答える。

めんどくせぇー!
まぁ、これも来年度の派遣生のためだ。

そう思ってやるしかないわな。
そして何とか終わらせる。

今日の「SAYONARA BANQUET」は俺らは浴衣。
今日のためだけにわざわざ浴衣を持ってきてる。
なんてめんどくさい荷物を・・・
だから浴衣に着替える。
この格好でリュックとか背負えないから危なく原稿忘れるとこだったぜ。

袖の中に入れといた。

昔は袖の中に財布を入れてたからスリが多かったらしいな。

今じゃそんなやついないからスリはむちゃくちゃ減ってるらしいよ。
そして下へ行くと「かっこいいねー」とか言ってくれる姉ちゃん。
テイジンちゃんと母さんは用事で来れないらしい。

最後だっていうのになぁ・・・

そして市役所の近くのホールへ向かう。
もう結構人来てる。
つーかアメリカ勢も浴衣来てる。
彼らも日本で浴衣もらってるから着てるらしい。
いや、だからさ、白人の浴衣姿のかわいさは異常。
しかも髪そのために結ってたりするしね。
まじいいわー。
改めてアメリカに住みたい!
そんな中洋服のままのメガネ。
「あれ、また忘れたか?(プゲラ」と思ってると

リーダーが「メガネちゃん洋服!?」と言ってる。
まったくその通りだ。
そしたら「どっかで着替えようと思って・・・」とか言ってる。
どこで着替えるつもりだよ(プゲラ
女子トイレで着替えるにしても1人で浴衣なんか着れるもんじゃないだろ。
特に女子は。
バーカめー。
そう思ってたのにいつの間にか着替えてた。
どこで着替えたんだろ?

つーかすでに泣いてる人がいるんですけど。
中澤さん、明日まで涙は取っておきましょうや。
まだまだ涙を流すには早すぎますよ。
なんかホストファミリーだった小力ファミリーからアルバムをもらったらしい。
小力君が一緒に来てた時に撮った写真やfreedayの時の写真なんかを
小さなアルバムにしてプレゼントしてくれたそうだ。
それが涙腺一直線だったらしい。

まったくもう、そういうの困るんだから。

涙とか一番めんどくさい感情の発露だから。


栗山君もやっぱり浴衣姿。
でもシャツ着てる。
お笑い君も。
俺シャツ着るべきだった?
この着物剥がされたらパンツ一丁はさすがになかった?
しかも帯の形状全然違うんだけど。

「ナンデシャツキテナーイ?」とか言われたし。
あー、誰かにやってもらえばよかった。
男子が1人で適当に浴衣なんて着るもんじゃないわ。


そして俺と栗山家、FBI家が1つのテーブル。
それぞれ同じようにホストファミリーと派遣生、という形で座ってる。

市長さんとかお偉いさんも来てた。
今日もwelcome receptionの時みたいにバイキング。
でも取りに行く順番をくじでテーブルごとに決める。
俺は7番。
いまいちだなー。
だからずっと座ってる。
市長たちなんかもきててその人たちのスピーチを聞く。
あー、英語力上がったかもしんないw

結構聞き取れるわー。

ま、さすがに3週間も英語社会にいたらねー。

そりゃ英語力伸びてなかったら

俺は女子からはぶられるためにアメリカに来たのか、て話になりますよ。


すると横から不吉な影が。
Can I interview you?
そう言ってあのきれいな地方局のインタビュアーが近づいてくる。
だから突然言われたら「Yes」って言っちゃうだろうがぁ!
なんか
「ファーマーズマーケットでインタビューしたわよね?
 あの時のことをまた答えてくれない?」
とか言ってる。
あ、やっぱりあれ素材として使えなかったんだ。
通訳いたのに完全に英語じゃない部分とかあったしね。
「覚えてる? ホットドッグとストロベリーレモネードを食べたのよね」
とか言ってくる。
覚えてますよ、弱気さんが隣から「少し頂戴」と言ってきたんだよね。

インタビューでは通訳つけたのに

俺が英語で答えたりでごちゃごちゃになってたんだよね。

ともかくインタビュースタート。
「ファーマーズマーケットで何を食べたんですか?」
「ホットドッグとストロベリーレモネードです」
「味はどうでした?」
「最高でした!」
そんなこと言って親指を突き出す俺。
そこでカメラマンが×を出す。
インタビュー終了なのかとほっとする。
するとおい、マイクスイッチ入ってないよとか言い出す。
何それ!
そんなベタなミスあっていいの!?
マイクのスイッチを入れ忘れてたインタビュアーのお姉さんは
「うん、そういう風に次もして。
 今のは予行演習ね」
とか笑いながらフォローしてる。
なんじゃそりゃ。

そうしてTAKE2。
さっきのよりもいろいろ質問される。
速くてわかんねぇって。
でも「Pardon?」なんて聞いちゃだめだろうし適当に答える。
そうして「OK,thank you」と握手される。
今のでOKなのか?
というか思い返してみれば「What~?」に「Yeah!」とか答えてたぞ。
「What」に「Yeah」とかどこのバカだよ。

そうしてる間に飯を取りに行く順番が回ってくる。




今回の飯はすごいまとも。
普通においしいしね。
でもケーキがひどい。



菱餅かっ!
しかもまた甘いわ!
そしてまずいわ!
もう何を考えてるんですか、アメリカのケーキ会社は?

これはなに? アリの餌?

アリをこれ食わせて太らせて非常時の食料にでもしたいの?

すっげぇ甘いから。

本当に。

今までの最上級です。

sweetest cakeです。

これを普通に食えてるアメリカ人はやばいって。

今までもアホくさい色のジュースとかいろいろ変な食品あったけど

ほんともうね、アホかとバかかと。


そんな時にメガネが来る。
「家族そろってる? 
 今日写真係だから家族との写真撮っておきたいんだけど」
母さんとテイジンちゃんが途中で来るかどうかわからない。
だから姉ちゃんに聞いてみる。
するとメガネが
「いや、いるかって聞いてるでしょ?」
とちょいギレで言ってくる。
「いや、今来てないから来るかどうか聞いてたの」と答えると
「じゃあ、後でいいや」と去っていく。
うざっ!
てめぇは俺が全部知っていると判断してたのかもしれないけど

俺だって知らないから。
こっちがわからないことがてめぇにわかるわけねぇだろ。
なんなんだ、あいつは。
死ねッ!
後日その留学委員会のカメラを見たら

結局俺のホストファミリーだけないでやんの。
何それ。
俺が拒否ったみたいじゃん。
そういうわけで姉ちゃんに

テイジンちゃんたちが来るかどうかを聞いてたんだけど
俺ずっと間違って姉ちゃんの名前で聞いてた。
姉ちゃん来るの?
「へ?」
いや、姉ちゃん来んの?
なんてやり取り。
なんてアホなことを。
最終日に名前間違えるとか何やってんだか。

超失礼じゃん。


そんなことやってるとテイジンちゃんのため空いてた俺の隣の席に人が来る。
誰かと思えば城島君
「おう、来たよ」
「遅かったじゃない」
みたいなやりとりを2人でしてる。
ぅおいッ! この人ホストファミリーでもなんでもないだろ!
なんでここ来てんだッ!
しかも何姉ちゃんも呼んでんだッ!
城島君なに、内縁の夫なの?
意味わかんない。
城島家に世話になったのはパンプキンパイだけじゃ!


そして次はアメリカ勢の日本での写真を編集してビデオ形式にしたのを見る。
だから俺らも出てきたりする。
それを見てると
「あー、あれから1ヶ月も経ったのか・・・
 しかもそれも今日で終わるのかぁ・・・」
とちょっと感傷的に。
「泣かないだろうなぁー」と思ってたけど意外とクるもんだね。
ま、最終的に泣いてはないけど。
そして俺らとホストファミリーの紹介へ。(つづく)

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