こんにちは。
MIKIKOです
三連休の最終日、いかがお過ごしですか
もう一ヶ月も経ってしまいましたが、
群馬県桐生市新里総合センターで開かれた
「神沢愛子と仲間達」押し花絵作品展の取材報告をいたします
(会期6月14日~6月16日)
神沢さんが講師をされている押し花サークル全7団体、
39人の生徒さんが絵札の押し花化に挑戦されました
さすが、群馬県民に長く親しまれている郷土かるた。
なかなかユニークな発想ですね~
*「上毛かるた」:1947年恩賜財団群馬県同胞援護会作
現在(財)群馬文化協会発行・登録商標有
もう、それはそれは見事な展示
感動というか圧倒されました
「上毛かるた」の絵札は水彩で描かれており(小見辰男氏画)、
細部の淡い部分を表現するのはかなり難しかったそうですが、
生徒さん一人一人が根気よく、細かく観察されたようで、
本物と見まごうほどの力作がたくさんありました。
「上毛かるた」をご存じの方、
これ何の絵札の一部か分かりますか
これは「け」:県庁所在地前橋市を読んだ札です。
すごい観察力、表現力ですよね。
全部自然の素材で作られているんですよ
押し花というと「花びら」という固定概念がありましたが、
意外なものがバンバン使われていてびっくりしました
たとえば、
ニンジン、パプリカ、ぶどうの皮、ナスの皮、柿の皮、
ほうの葉、里芋の葉、ほうずきの皮、ゴボウの皮、苔、
トウモロコシの皮・ひげ、枯れ葉、木の皮、栗の渋皮・・・
「花」にとらわれず、自由な発想なんですね
生徒さんに聴いてみましたら、
これは使えそうとピンときた素材があったら、
乾燥させてストックを作っておくのだそうです。
「ま」:近代群馬の繁栄をもたらした生糸産業の札
本物の繭、桑の葉を使っています
本物の杉の枝と葉を使っています
押し花の素材は軽いので風は大敵
とある生徒さんの話では、
作業前に窓やドアを完全に閉めて風が入らないようにしたり、
突然の来客が玄関を開けないよう鍵をかけたりと、
入念な準備をしてからとりかかるそうです
細かな部分を作り込む時は息すら止めることも
これら素晴らしい作品の数々、
今回の展示だけで終わってしまうなんてもったいない
神沢先生によると、
展示希望があれば貸出OKだそうです
ただし、展示できるのはこの3年以内
というのも押し花は光や空気の酸化によって
徐々に色あせてしまう運命だから
写真のようなイキイキとした色彩を楽しむには
3年以内がBestなんだそうです。
ちょっと短い期間なので惜しまれますが、
ぜひ多くの方にご覧頂けるような機会があるといいですね
神沢先生、生徒のみなさん、
報告とお礼が遅くなってしまいましたが、
楽しいガイドと美味しい珈琲をありがとうございました
生涯学習の場で輝いている皆さんの姿にも感動しました
Kさん、いただいた素敵な手作りコースター、
仕事場に飾ってま~す