皇后陛下が反撃? | 朝倉新哉の研究室

朝倉新哉の研究室

全ては日本を強くするために…

やあ、みなさん、私の研究室へようこそ。

 

マスコミが、生前退位、生前退位と繰り返すので、

はらわたが煮えくり返っていましたが、

皇后陛下も、苦々しく思っておられるのではないか、

と思えるフシが出てきました。

まずは、こちらの記事から。

 

>>>

新聞協会賞 生前退位の意向スクープのNHK記者など表彰

 

10月18日 17時39分  

優れた報道に贈られる今年度の新聞協会賞の授賞式が

山形市で開かれ、「天皇陛下『生前退位』の意向」をスクープした

NHKの記者などが表彰されました。

 

新聞協会賞の授賞式は

山形市で開かれた新聞大会で行われ、

編集部門では、

天皇陛下が天皇の位を数年内に皇太子さまに譲る

「生前退位」の意向を宮内庁関係者に示し、

広くお気持ちを表される方向で調整が進められていることを、

7月にスクープした、NHK社会部の橋口和人副部長が表彰されました。

 

位を譲るって、書いておきながら、わざわざ生前退位と言い換えています。

後述しますが、これに対して、皇后陛下は反撃しているようなのです。

 

橋口副部長は

「天皇陛下の生前退位の意向について初めて聞いて以来、

 言葉では言い表せないほどの重圧の毎日でした」

と振り返ったうえで、

報道の原点は、

 今起きていること、その一次情報を

 いち早くつかんで正確に伝えることだと、改めて実感しました」

とあいさつしました。

>>>

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161018/k10010733781000.html?utm_int=news-culture_contents_list-items_011から抜粋して引用。

(赤字強調はブログ主 緑字はブログ主による補足)

 

報道の原点がどうのと言ってますが、正確に伝えてねーだろ!

という話です。

陛下は、生前退位などという言葉は使っておらず、

譲位と言っていたのです。

その証拠が次の記事です。

 

>>>

6年前に生前退位の意向 元参与がやり取り明かす

 

10月17日 19時00分

 

皇室の重要事項についての相談役である「参与」を

去年まで9年にわたって務めた、

東京大学名誉教授の三谷太一郎氏がNHKのインタビューに応じ、

天皇陛下が6年前の「参与会議」と呼ばれる会合の席で

「生前退位」の意向を示された際のやり取りなどを明らかにしました。

 

三谷氏によりますと、

6年前の平成22年7月、両陛下のお住まいの御所に、

当時の宮内庁長官や侍従長、

それに三谷氏ら3人の参与などが集まって開かれた

「参与会議」の席で、天皇陛下が突然、

「生前退位」の意向を明らかにされたということです。

76歳だった天皇陛下は、

冒頭から真剣な表情で話を切り出し、

「高齢になって天皇が十分に務めを果たせなくなった場合には、

 それに対する新しい制度が必要だ」

と述べながら、はっきりとした口調で、

80歳を迎えるころを目安に、天皇の位を退く考えを示されたといいます。

これについて三谷氏は

天皇陛下は『譲位』という言葉を使われた

 中世とか近世の『上皇』を持ち出して、

 『天皇制の長い歴史において、異例のこととは思われない』

 とも述べられた。

 そうした意向を初めて直接伺って、大変驚がくしたというのが率直な印象でした」

と振り返りました。

天皇陛下の強い意思の表明に、会議の場は緊張に包まれ、

この日の議論は夜遅くまで続いたということです。
三谷氏は

「天皇の位のまま、お務めは皇太子さまに委ねてはどうか

 というのが出席者の意見だったが、

 天皇陛下は

 『象徴であることと象徴の務めを果たすことは不可分だ』

 として譲られなかった」

としたうえで、

「いったん会議が終わりかけたあとも、

 すべての参加者が立ったまま議論を続けた」

と会議の様子を語りました。

その後、「参与会議」は

以前より頻繁に開かれるようになり、

天皇陛下の「生前退位」が主な議題になりましたが、

天皇陛下が考えを変えられることは無かったということです。
そして、天皇陛下が80歳を迎えるころになると、

「平成30年までは頑張りたい」

と口にされるようになったということで、

三谷氏は

「そこまでは象徴天皇像というものをより確かなものにしていく

 というお気持ちではなかったかと思います」

と話しています。

 

参与とは

 

「参与」は天皇陛下の意向を受けて、

外部から皇室の重要事項についてアドバイスをする「相談役」です。

宮内庁長官や侍従長の経験者のほか、

元高級官僚や学識経験者などから選ばれます。

常時、数人が名を連ね、宮内庁長官や侍従長などとともに

両陛下のお住まいの御所で、1、2か月に1回程度開かれる

「参与会議」と呼ばれる会合に出席しています。

両陛下と1つのテーブルを囲んで夕食をともにしたあと、

天皇陛下からその日の議題が示され、

時には数時間にわたって自由かったつな議論を交わすということです。

>>>

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161017/k10010732951000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_049から引用。

(赤字強調はブログ主)

 

 

>>>

皇后さまは20日、82歳の誕生日を迎えた。

これに先立って宮内記者会の質問に文書で回答し、

天皇陛下が8月に

生前退位の意向をにじませたお気持ちを表明したことについて、

皇太子さまや秋篠宮さまと

「よく御相談の上でなされた」ものとして

「謹んでこれを承りました」と述べた。

 

報道各社が天皇陛下の譲位について

「生前退位」という言葉で報じたことには

「大きな活字を見た時の衝撃は大きなものでした」

と振り返った。

「歴史の書物の中でもこうした表現に接したことが一度もなかったので、

 一瞬驚きと共に痛みを覚えたのかもしれません」

と記した。

>>>

http://digital.asahi.com/articles/ASJBL5H8CJBLUTIL033.html?rm=378から抜粋して引用。

 

これと同じことを、今朝のテレ朝のニュースで言っていました。

生前退位という活字を見て、大きな衝撃を受けた、とか、

歴史の書物でも一度も見たことがない、

というのは、

譲位という言葉を使わず、退位、それも上に生前とつけていることに対する

皮肉なのではないか、と思いました。

宮内庁関係者にも、マスコミが譲位と言わないことに対する反感があるんじゃないか、

と思わせる記事がスポーツ報知に載っていました。

 

>>>

「生前退位」表現 皇后さま「衝撃」

 

皇后さまは20日、82歳の誕生日を迎え、

宮内記者会の質問に文書で回答された。

天皇陛下がビデオで

生前退位の実現に強い思いを示したことについて

「謹んでこれを承りました」

と初めて感想を公にした。

新聞で「生前退位」の大きな活字に触れた際の心境を

「衝撃は大きなものでした」

「一瞬驚きとともに痛みを覚えたのかもしれません」

と述べ、さらに

「私の感じ過ぎであったかもしれません」

と振り返った。

複数の宮内庁関係者は、

同庁では生前退位より「譲位」という言葉を使うのが一般的だとした上で、

皇后さまが感じた痛みを

「生前という語の裏にある死を連想し、ハッとされたのではないか」

と推し量った。

>>>

スポーツ報知 2016年10月20日 から引用。

 

宮内記者会の質問に対する回答の中で、

”生前退位”に関して述べた部分は、以下の通りです。

 

>>>

「生前退位」活字見た時に衝撃

 

8月に陛下の御放送があり、現在のお気持ちのにじむ内容のお話が伝えられました。
私は以前より、皇室の重大な決断が行われる場合、

これに関わられるのは皇位の継承に連なる方々であり、

その配偶者や親族であってはならない

との思いをずっと持ち続けておりましたので、

皇太子や秋篠宮ともよく御相談の上でなされた

この度の陛下の御表明も、謹んでこれを承りました。
ただ、新聞の1面に

「生前退位」という大きな活字を見た時の衝撃は大きなものでした。

それまで私は、

歴史の書物の中でもこうした表現に接したことが一度もなかったので、

一瞬驚きと共に痛みを覚えたのかもしれません。

私の感じ過ぎであったかもしれません。

>>>

朝日新聞 2016年10月20日付 皇后さま回答全文から引用。

 

皇后陛下の真意がどこにあるのか、わかりませんが、

退位じゃない、譲位だ、

という思いはあるのではないか、

それを、遠回しに、極めて上品に指摘して、釘を刺しているのではないか、

と思うのです。

 

退位という言葉を使うことで、皇后陛下に痛みを与えたのだから、

マスコミには罪がありますよね。


そう思う方は クリックをお願いします。

人気ブログランキングへ