ベトナムへ日本の巡視船供与へ | 朝倉新哉の研究室

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全ては日本を強くするために…

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130508/plc13050816330018-n1.htm

からの引用です。

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ベトナムへの巡視船供与で軍事支援の壁「軍と海上警察、分離を」異例の打診へ

政府が月内にもハノイで開かれるベトナムとの海洋安全保障協議で、
ベトナム人民軍の一部局である海上警察の分離について
検討を打診する方針を固めたことが7日、分かった。
ベトナム側の求める巡視船供与にあたって
両国政府は政府開発援助(ODA)を利用する意向だが、
日本側が軍組織へのODA供与を禁じているためだ。
外国政府に統治機構の改編を提案するのは極めて異例だ。

友好国への軍事的支援を行う場合の国内でのハードルの高さが、改めて浮き彫りとなった。

日越海洋安保協議は今回が初会合で、
日本側から外務、防衛、海上保安庁の担当者らが出席。
ベトナムやフィリピンが中国と領有権を争う南シナ海問題や
海賊対策、捜索・救助などについて意見交換する。

ベトナム側は南シナ海での警戒・監視や海賊対策のため、中古巡視船10隻の供与を要請。

日本側は戦略的ODAの一環として、
ベトナムの要請に応じ新造船を供与する方向で検討している。

しかし、ベトナムの海上警察は軍組織であり、ODA大綱は軍組織への供与を禁じている。

「このままではODAは利用できない」(外務省幹部)のが現状で、
海上警察を人民軍から切り離すことを含め、
組織改編に関するベトナム側の意向を探ることにした。

日越両国は近年、安全保障協力を強化しており、
防衛省は昨年度から開始した能力構築支援で、
潜水艦乗組員に対する医療技術分野などの人材育成支援を行っている。
海上保安庁も昨年2月に
第11管区海上保安本部(那覇)所属の哨戒機をホーチミンに派遣したほか、
9月には巡視船「しきしま」がハイフォンに寄港。
海上保安大学校(広島県呉市)の研修プログラムに
昨年度からベトナム海上警察の大尉らを招いている。

ベトナム政府は組織改編に向け、
フィリピンなどの沿岸警備隊、海上保安庁の組織構成や権限について研究を進めているという。
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「中古の巡視船ください」

というベトナムの要請に対して、

「新しい船あげるよ」

と日本は言っているわけです。

それはいいんですが、ベトナムに組織改編を求める、というのはどうかと思いますね。

軍組織への供与を禁じた、日本のODA大綱のほうが間違っているのだから、

そちらを改正すべきだと思いますね。

日本でいう海上保安庁、ベトナムにおける海上警察は、

海軍の一部になっているのが普通なのです。

日本のように海軍(海上自衛隊)と別組織になっているほうが特殊なのです。

新造船を供与する、ということは、当然、日本が作った新造船を供与するわけですから、

日本の造船会社が儲かるわけです。

日本の造船会社が儲かり、ベトナムは防備を強化でき、中国包囲網も強化できる…。

こういう戦略的ODAはどんどんやるべきです。

どうせ供与するなら、こんな巡視船はいかがでしょう?

国家戦略研究
巡視船やまと
http://fxya.blog129.fc2.com/blog-entry-8598.htmlより転載


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