宇宙…
それは、人類に残された最後の開拓地である…。
アメリカのTVシリーズ、『スタートレック』の冒頭のナレーションです。
今回、はじめて宇宙の話題を取り上げます。
以下は、MSN産経ニュースからの転載です。
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「地球型惑星」か 水が存在可能 気温22度、地球の2・4倍
米航空宇宙局(NASA)は5日、生命に欠かせない水が液体で存在し得る惑星を、
ケプラー宇宙望遠鏡による観測で確認したと発表した。
米メディアによると、惑星の地表付近の平均気温は推定セ氏22度。
組成は不明だが、NASAは「地球型惑星の発見に一歩近づいた」としている。
惑星は、地球から600光年離れており、大きさは地球の2・4倍。
「ケプラー22b」と名付けられた。
太陽よりもやや小さく温度の低い恒星から適度に離れた軌道を、約290日周期で公転している。
ケプラー宇宙望遠鏡は、太陽系の外側にある惑星とみられる天体をこれまでに2326個発見。
このうち48個は、恒星との距離などから水が液体で存在する可能性があるが、
実際に惑星であることが確認されたのはケプラー22bが初めて。
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スタートレックは、アメリカで作られたので、”アメリカの価値観”が入っています。
冒頭のナレーションにそれが表れています。
宇宙を、”開拓地”ととらえているのです。
開拓地というと、聞こえはいいですが、”我々(アメリカ人)が収奪すべき土地”という意味です。
西洋文明は、”資源を食いつぶす文明”です。
古代文明が滅びたのは、まわりの自然を破壊したせいだ、という説もあるくらいです。
自然を破壊し、資源を食いつぶす西洋的価値観に基づいて宇宙開発を進めるべきではありません。
地球に似た惑星が発見されたからといって、
”開拓”と称して、資源を収奪し、自然を破壊するような開発をするのでは、
人類は、”宇宙の破壊者”になってしまいます。
日本人は、もともと自然と共生する知恵を身につけていました。
宇宙開発は、自然と共生してきた日本の価値観を根本にすえるべきなのです。
今回、発見された惑星は、地球から600光年離れています。
何千万、何億光年という宇宙のスケールから見ると、近いといえますが、
この星に地球人類が行けるようになるのは、遠い、遠い未来の話です。
その時代になっても、人類が、資源収奪型の西洋型文明、西洋的価値観と決別していないなら、
宇宙開発をしても、環境破壊を宇宙に広げるだけになってしまいます。
日本には、世界に誇れるものがたくさんあります。
自然と共生する知恵も、その1つなのです。
私は、いずれ日本が先頭に立って、世界を引っ張っていく時代が来る、と確信しています。
アインシュタインもエズラ・ヴォーゲルもそのようなことを言っています。
我々自身が、そういう時代を自分たちの力で作るのだ、という気概をもつなら、必ず実現します。
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